死刑は報復刑?
失明させられた女性が、加害者を失明させる権利があるイスラムの「報復刑」!
イスラムには
「目には目を、歯には歯を!」
という考え方があるそうです。
何らか犯罪被害を受けた被害者には、
その加害者に同じ苦痛をもって
罪を償わせる
<報復刑>という制度が
公然と採用されているらしいのです。
例えば、
交通事故で片足を失ってしまった。
その被害者は、加害者に対して・・・・
(1) それなりの賠償金を支払ってもらう
(2) 加害者の片足を故意に切断して、同じ苦痛を背負っていただく
・・・という2択を
「自由に選べる権利がある」というのです!
もちろん正式な法律の範囲で!
コワ~!!
そんなワケでこんな事件が・・・
***********************
イラン:報復刑、寸前中止 失明させられた女性決断
7年前、大学の同級生の男に硫酸を両目にかけられて
失明したイラン人女性が、
自分が受けた被害と同様の被害を相手に負わせる
イスラム法の「同害報復刑(キサース刑)」の適用を求め、
刑が確定。
男の両目を失明させる刑の執行が7月31日に予定されたが、
女性は実行寸前に中止を決断し、
報復刑に疑問を抱く人々の間で共感が広がっている。
イスラム法を巡っては欧米を中心に「人権侵害」との批判があるが、
今回の出来事にはイラン社会の「変化」が背景にある。
女性はアメネ・バフラミさん。
04年11月に同級生の
マジド・モハベディ元被告の求婚を拒否し、
硫酸を浴びせられた。
報復刑は最高裁で2年前に確定した。
イラン学生通信によると、
バフラミさんは執行当日に
「7年間報復ばかり考えてきたが、
許しは報復より優れている
と神は言った。
これで、家族や彼の母親を幸せにできる」と決断。
元被告はバフラミさんの前で号泣し、
刑の代替措置として
20億リアル(約1800万円)の賠償金を
払うことになった。
テヘラン検察トップが「勇気ある決断」と称賛し、
インターネット上でも
「許しを与えることで満足を得た」
などの声が広がっている。
一方で
「同様の犯罪を防ぐため権利を行使すべきだった」
との意見もある。
毎日新聞 2011年8月3日 東京朝刊
***********************
バフラミさんがもしも
報復刑の方を選択していた場合は、
加害者男性を縛りつけて、
両目を開いたまま固定して、
バフラミさんがされたのと同じ硫酸を
左右それぞれ20滴ずつ点眼して
失明させる予定だったそうです。
法的に、公式にですよ、
スゴイですね!
これ、
点眼っていうのかなぁ~??
・・・フ~ム、悪いことはできません!
http://contact-tanteidan.seesaa.net/article/218714524.html
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そこで質問です。そう考えると、死刑というのも “目には目を”の延長線で “命には命を”という理屈になるかと思います。しかし、死刑賛成派の方でも こういうったイスラム式の刑には否定的な人が多いかと思います。私自身は こういった報復刑は 日本が外国から馬鹿にされる という点を除けば 肯定的に考えているんですが、一番の問題点は何でしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。