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漫画シグルイについて
最近シグルイを全巻読んだのですが、最終巻で藤木源之助が勝利した後、岩本三重が自殺している描写がありました。 何故岩本三重が自殺したのか理解できなかったので、皆さんの考えを教えてください。
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noname#227567
回答No.1
無理やり押しつぶしてた伊良子への恋愛感情(虎眼先生「た、種~」のときの、焼け火箸の回想のときに、斬られる危険を冒して自分を気遣ってくれたりした)も、藤木の勝利で彼へのものにとってかわる、はずだったのに 「士ならば、士の本分を全うすべし!」 このときの藤木は、焼け火箸のときの傀儡よりもひどい状態課も知れません 「私は仇討ちに敗れ」 「岩本家の屋敷も虎眼流の剣名も」 「お守りすることができなかった」 「しかし」 「三重さまだけは守り申す」 「いかなる嵐にも屈しませぬ」 第75景で見えた普段の寡黙さに隠れた人間らしさも、台無しになってしまったのです 伊良子への愛憎が藤木の勝利で昇華とまではいかなくても、それなりに心理内の葛藤が鎮まったであろうのに、その直後の藤木の「士(さむらい)の本分を全う」する藤木の傀儡っぷりは、自害に至らしめるほどの幻滅なんでしょう。 www.h5.dion.ne.jp/~ikeruze/shigurui06.htm内より抜粋しましたが、この内容がわかりやすいでしょう 虎眼先生の命令で伊良子と三重が契るのを手伝おうとした時と同じ。(シグルイ2巻 9景) 心を殺して、藤木は伊良子の首を切り落とす。 見守る三重から表情が消えていた。 せっかく三重から魔を浄化したのに、新しい魔が生まれちゃったようだ。 サムライ傀儡は三重にとっての自爆を促す暗示だった。
お礼
ご回答ありがとうございました。とてもわかりやすく納得できました。 自害した三重や、残された藤木の心情を考えるととても悲しくなりますね・・・