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する、した、の使い分け?
小説の描写で、「する」と「した」の使い分けはどうやれば良いのでしょうか?(*_*) 例えば Aは立ち上がった。目の前のゴールを見据え、走り出す。 と Aは立ち上がる。目の前のゴールを見据え、走り出した。 は、どちらが適切なのでしょうか?(+_+) どちとも間違えてるなら、どうすれば良いか教えて下さい!!m(__)m
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イメージとしては、「した」はカメラ位置を固定して動作主を撮影していて、「する」は動作主の動作に追従してカメラが動いている、と考えると、わかりやすいかと思います。 つまり、「立ち上がる」の場合、Aが立ち上がるのと一緒にカメラも一緒に立ち上がり、「立ち上がった」だと、カメラの位置を固定したままAを撮影するわけです。 例文の 「Aは立ち上がった。目の前のゴールを見据え、走り出す。」 「Aは立ち上がる。目の前のゴールを見据え、走り出した。」 は、いずれもワンカットで固定カメラと追従カメラを同時に使っているので、なんとなく映像的に気持ち悪い感じになるような気がします(全くダメなわけではないですが、より良いカット割りの仕方があるような気がする)。 「Aは立ち上がった。そして、目の前のゴールを見据え、走り出す。」 「Aは立ち上がる。そして、目の前のゴールを見据え、走り出した。」 という風に、「そして」を入れてやれば、自然になるのではないでしょうか。 前者の場合、固定カメラから追従カメラへの切り替えによってメリハリを付け、「走り出す」という動作を印象付けて緊張感を演出する効果を得られますし、後者の場合、カメラを残して走り去るAの後ろ姿が印象的なシーンになるでしょう。 どちらがより良いかは、前後のつながりや作者の演出意図次第となります。
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- potatorooms
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小説家志望なんですよね。国語の作文ではないのは分かりますか? 文章に意図を与えるのが小説家。文法学者さんのなすがままになるのが学生さんです。 どちらも適切です。作為が異なるだけです。 読み手の時間経過と、作中の時間経過を意図的にどう置きたいかということです。 川端康成などで、研究してみるといいかと思います。
お礼
成る程…とても良くわかりました!ありがとうございますp(^^)q 文にも作者の意図があるんですね!
- Frozen_
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この例に限れば、最初の方が適切です。立ち上がった方が先ですから、立ち上がる方が過去形でないとおかしいです。 しかし、立ち上がることと、走り出すことのどちらを強調したいのでしょうか?それによっても若干表現は変わってきますね。 Aは渾身の力を振り絞って立ち上がった。あと10m、必死で走り出す。 Aは夢遊病者のように立ち上がる。と、嵐のような声援に押され、再び走り出した。 ま、ちょっと修飾して場面設定を試みましたが、シチュエーションと修飾語の使い方でどうにでもなります。 小説は回想のような形で基本的には過去形で語られる物が多いですが、その特定の場面を特に強調して表す場合、現実性を帯びて語られるような場合は、現在進行形で語られますね。 ただ、ランダムにそれが入り混じるのは具合が悪く、時系列がきっちりと把握できなければ稚拙な文章ということになりますけどね。
お礼
成る程!強調したい部分で変えることが可能なのですね…。 詳しくありがとうございます!! 家に帰ったら自分の文章を見直してみます。
お礼
こんなに詳しくありがとうございます!!とても良くわかりました^^* 初めて知ることばかりで、とても勉強になります。。