ファールフライで得点?
ベンチの近くにファールフライが落ちようとしていて、それをキャッチャーがダイビングキャッチしてベンチに転がり込むことするじゃないですか。それが9回2アウトからなら、勝利を決めるアウトであり、キャッチャーのガッツプレーなので、黄色い歓声と拍手が起こると思います。
しかし、
1点リードで1アウトで3塁にランナーが居る場面でこのガッツプレーをやると、3塁ランナーが得点し同点に追い付かれますね。だから、キャッチャーは何もしなければ良いのですが、これは、積極的なガッツプレーの阻害になりませんか?
全く同じダイビングキャッチなのに、プレーの価値が大きく変わっていますよね。一方は勝利を決めるスーパープレー、他方は同点に追いつかれるポカ、どうしてこんな差を付けるのでしょうか?
アウト1つひとつ積み重ねようとする姿勢は、感動すると思うんですよね。ときには体を張った紙一重のプレーになり、そこで執念を見せてボールに食らい付いてアウトをもぎ取ると、見ている観客からすれば心が動かされたりするじゃないですか。
だから、ファールフライを捕ると、ボールデッドにしてランナーの進塁を認めないようにすべきでは?今のルールだと、捕ればランナーに進塁されるから捕らないし何もしないみたいなシラケた感じになるのかと。ボケーっとしていれば良いとするのは、スポーツの性格に反しませんか?
ダイビングキャッチしてベンチに転がり込んだキャッチャーは、何も悪いことしていないと思うんですよね。なのに、どうして失点する羽目に会うの?それは、ルールが変だからでは?そして、ファールフライなんかでどうして得点できるのか?ルールはボークと同様に安全進塁権を付与しているけど、そうすべき理由が見つかりません。ボークで安全進塁権が付くのは、ピッチャーがランナーを騙したから、そのペナルティーみたいなものですよね。それは合理的だと思う。
何だろう、3塁にランナーの居る場面で得点したければ、バッターはヒットを打つべきなのかと。それが出来ずにファールフライになれば、得点にはすべきでないと、普通に思いませんか?