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- yappe
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斑入りは 葉緑体の遺伝子の突然変異によるものです 葉緑体は何億年も前に ジアノバクテリア が現在の植物の祖先に取り込まれ 共生するようになったものと考えられています 独自に遺伝子を有し 遺伝子解析の結果 ほぼすべての植物の葉緑体は同一の祖先を持つと考えられる 言われ始めています 斑入りは自然発生しますし 母系遺伝 言う伝わり方で 子孫に受け継がれます 斑入りの植物を母親にして 同種の普通の葉の植物を交配して 種を作り 蒔いて子孫を作ると すべてでは有りませんが斑入りの子孫ができます 新しいの植物を得るには 1. 自然発生したもの探す 枝変わりと言った偶然を待つ 2. タネで子孫を作り その中から選ぶ 3. 放射線を当てて 突然変異をおおく起こさせる 4. バイオテクノロジー という方法が考えられます 殆どは1.で2.熱心な愛好家がするかも 3.フキに関してはしないでしょうね 4.ウイルスフリー苗を作るとか 細胞培養育種目的で行われることがあるかも 経費がかかりすぎますから斑入りの育種には・・・・
- 5gatu2009
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こんにちは 育種は大変手間と時間がかかります。 また斑は、光合成を行う葉緑素が抜け落ちているわけですから 植物にすれば遺伝的な欠損であったりしてマイナスなわけですよね。 しかし、ちょっと目立つので人間が見つけると珍重して 交配し種を取りその種類を残し広めます。 別の意味で、それも植物の戦略と言えるかもしれません。 それを残すために人工的に交配することが人工というならば仕方ないですが 通常は、自然に出来た物を見つけ、それが増やされていくパターンの方が圧倒的に多いと思います。 ソメイヨシノとか、あれ、全部コピーですよね。 とは言え、日本全国に植えてあります。 子孫を残せれば種として完璧なんでしょうけど。 また、チューリップの斑入りは、ウィルスによる病気だったこともありました。 放射線を種などに当てて人工的に遺伝子を傷つけ新種を作る!という実験もあったと記憶していますが、コストがかかる割には、使える物が出たのかな? 大豆などでは遺伝子組み換えが話題になり、利益も上がるので、成功した?ようですねえ。 日本政府も許可を検討しているみたいですよ。止めりゃあいいのにと私個人は思いますが。http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/01/post_722.html http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/110523.html それはさておき、 フキは市場が小さいでしょうし、利益もさほど見込めませんから 病気で無いなら 自然に発生した物を、人工的に増やしたのではないでしょうか?
お礼
回答ありがとうございました。 ソメイヨシノ(Cerasus × yedoensis)とは、はじめて知りました。 >斑は、光合成を行う葉緑素が抜け落ちているわけですから植物にすれば遺伝的な欠損であったりしてマイナスなわけですよね。 これもはじめて知りました。 わたし自身は、人工的に園芸品種を増やすのは、人間のエゴだと思っているので、好きではありません。 >別の意味で、それも植物の戦略と言えるかもしれません。 とするならば、それもありかと思います。 なかなかむずかしい問題ですね。 考えさせられました。
お礼
回答ありがとうございました。 斑入りは 葉緑体の遺伝子の突然変異によるもので、自然発生するものなのですね。 くわしい説明で、勉強になりました。