東電管内、すでに電力供給がありあまる余裕!
東電管内、すでに電力供給がありあまる余裕! 燃料費も急速に減少!
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原発再稼働の正当な理由など、全くないのでは?
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◆『CC化完了、千葉火力3-1が運開-東電、燃料費年100億円減』2014/04/25 電気新聞
「東京電力は24日、コンバインドサイクル(CC)化工事が完了した千葉火力発電所3号系列第1軸(千葉市中央区、LNG)が営業運転を開始したと発表した。東日本大震災後に緊急設置した1500度級ガスタービンに、蒸気タービンと排熱回収ボイラーを追加設置。ガスタービンの排熱を有効活用することにより、33万4千キロワットから50万キロワットに出力を増やしている。熱効率は39%から約58%に向上。燃料使用量と二酸化炭素(CO2)排出量を約3割削減できると見込む。燃料費削減効果は年100億円規模に達すると試算している。」
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LNG火力の効率改善「16.6万kW」で「100億円」の燃料費削減効果!
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もし、10倍の166万kWなら、1000億円の燃料費削減。
もし、LNGの1/2安い石炭火力への転換なら、その2倍の2000億円の燃料費削減?
◆2013年は東北電力と東電で、石炭火力だけで、新たに360万kWが稼働した。
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この燃料費削減効果は年間あたり「3784億円」にも達する?あるいはそれ以上?
(東北電力が「2100億円」、東電が「1680億円」)
◆今夏(2014)、東電は電力に十分な余裕があるので、関西電力と九州電力に「58万kW」の電力融通を行なう体制を準備。
もっとも、これは最悪のケース(電力需要の過大評価、太陽光や省エネの過小評価、歴史的な猛暑、火力の故障などが前提)の場合で、
実際には、関西電力と九州電力が、東電からの電力融通を受けることはまずない、、。
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◆電力需要が大幅に減少
東電管内;歴史的な猛暑にもかかわらず、2013年は2010年比で
・最大電力需要は「15.1%」(906万kW)減少!
・電力需要実績(上期)は「12.6%」(190億kWh)減少!
◆原発ゼロでも、今現在、全国で電力はあり余っている。
最も高い燃料費を使う設備の設備利用率はすでに大きく減少した。2013.12.
・原発(4800万kW)=0%(ものすごく高い。MOX燃料は石油の何倍も高い。)
・揚水発電(2600万kW)=0.9%(すごく高い。石油の何倍も高い。)
・石油火力(4600万kW)=30%(化石燃料で最も高い。)
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これらはすでにほとんどが休止して稼働していない。
これらは全て廃止すべき巨大な無駄な設備。原発を稼働しなければ早晩廃止できる。そうすればそれだけで電気代は半額になる?
◆火力燃料費は先端火力で劇的に削減できる(現在の燃料費価格で)
・老朽石油火力から先端LNG火力への転換で、燃料費もCO2排出量も約1/2になる。
・老朽石油火力から先端石炭火力への転換で、燃料費は約1/4になる。CO2排出量は微増か同等。
◆LNGの輸入価格が安くなる。
2016末/2017年から、カナダ/米国から、3~5割安のLNGが輸入開始する。5700万トン/年の規模で。
◆先端火力(LNG/石炭)の新設;
※震災後から今夏までのたった3年強で、少なくとも「1661万kW」以上が新設/稼働開始!
・東電=780万kW
・東北=約400万kW
・中部=238万kW
・関西=243万kW
※東電、2013年4月~2014年3月までの新規稼働開始「354.4万kW」
◇常陸那珂火力2号(石炭) :100万kW(2013.4.4.試運転)
◇広野火力6号(石炭) :60万kW(2013.4.12.試運転)
◇(原町火力1/2号復旧(石炭);200万kW(2013.4.26.)(半分は東電へ))
◇千葉火力(LNG);3号系列1~3軸CC化;50万kW(2013/12/4~2014/3/5 試運転)
試運転開始
・3-1軸: 2013年12月4日
・3-2軸: 2014年1月15日
・3-3軸: 2014年3月5日
◇鹿島火力(LNG);7号系列1~3軸CC化;44.4万kW(2013/12/2~2014/2/5 試運転)
試運転開始
・7-1軸: 2013年12月2日
・7-2軸: 2014年2月5日
・7-3軸: 2014年1月6日
※今後も電力会社で、2000万kW規模以上が新設予定。
・東電(1000万kW)、関電(600万kW以上)、中部(331万kW以上)、東北、北陸、北海道、九州、、、
※さらに、その他民間企業でも、
・神戸製鋼(400万kW)、新日鉄住金、JFE、JX日鉱日石エネ(400万kW)、昭和シェル、東京ガス、大阪ガス、西部ガス、日本製紙、丸紅、三菱商事、伊藤忠、通信大手各社など、続々と建設計画を発表。
◆再生可能エネの新設;
たった1年半で700万kW増強され、太陽光だけで今夏までに累計「1600万kW」を超える。これだけで、今夏の最大電力需要時のピークカット効果は10%にも達するのでは?
今も毎月60万kWずつ増加中。年間700万kWの増加ペースは今後数年続く。
◆電力需要が大幅に減少した。さらに省エネは進展して行く。
・直管型LEDは、オフィス/工場の照明の消費電力を60%削減
・十数年前のエアコンを置き換えるだけで、オフィス/工場の空調の消費電力を80%削減
・工場/ビル/地方自治体などに、コージェネ装置を、2030年までに原発22基分を普及させる予定
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もう、原発を再稼働する正当な理由は何もない!
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お礼
敦賀市の敦賀原発・もんじゅは、日本原電・原子力機構なので、すべて管内にありますね。 丁重で、すばやいご回答ありがとうございました。