- 締切済み
躁鬱病の再発予防
現在躁鬱病にかかっているものです。精神科に通い、デパケンを処方してもらっています。 もうこんな辛いおもいはしたくないので、生涯デパケンを飲み続けていいと考えていますが、再発防止の効果が本当にあるのでしょうか? 体験者の方、薬剤師の方などのお話をお聞きしたいです。 周りのひと、特に家内には本当にもう迷惑をかけたくないのです。宜しくお願いします。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
みんなの回答
- azamiII
- ベストアンサー率47% (64/135)
躁うつ病(正式には双極I型障害)で20数年の病歴を持つものです。 日本で保険適応がある気分安定薬は,リチウム(リーマスなど)と,バルプロ酸(デパケンなど)と,カルバマゼピン(テグレトールなど)です。 いちおう教科書的には,これらに薬効があることになっているけど,実際に治験をやるとその通りに行きません。 双極I型障害に対するバルプロ酸(デパケン)の予防効果に黄信号? (2010/1/15) http://square.umin.ac.jp/tadafumi/Shinyaku.htm http://square.umin.ac.jp/tadafumi/NewReference.html このバランス研究によれば,デパケン単独より,リーマス単独か,デパケン+リーマス併用が優れているというランセットの論文です。 もし,デパケン単独であなたが安定しているなら,そのまま続けても良いですが,もし不安定なら後2者の選択が考えられます。 生涯,気分安定薬を飲むかは,双極I型かII型か,躁病でどの位,自他に被害を与えるか,再発の頻度によります。 http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/pdf/bd_kaisetsu_ver2.pdf の7ページぐらいによれば うつ状態の治療には、薬を飲みながら、可能な限りストレスを避けること、そして自殺を予防することが必要です。・・・。何とか仕事ができる程度の軽うつ状態の場合には、100%を目指さず、今は調子が悪いのだから悪いなりにやっておこう、と無理をせずにやり過ごすことも大事になります。・・・ 躁状態の時は、ほとんどの場合、入院して、薬で気持ちを穏やかにすることが必要です。ご本人の気分は上々で、「入院の必要はない」と言う場合が多いのですが、放っておくと、怪我をしてしまったり、他人を傷つけてしまったり、社会的に信用を失ったり、浪費してしまうなど、本人や家族が不利益を被ることになってしまう可能性があります。 軽躁状態は、ご本人も、周りの人も、あまり困っていないのが一般的です。しかし、放っておくと、軽躁状態、うつ状態を何度もくり返すようになってしまう場合があることから、やはり治療をうけるべきです。 安定期になっても、再発予防のために薬を服用し続けます。どのくらいの間服用すべきかという点は、その人によってちがいますから、主治医とよく相談することが大切ですが、双極I 型で数回躁、うつを繰り返した場合は、予防治療をずっと続けるのが普通です。 私は最初リ-マス単独で治療してたけど,病相の安定に800-1000mg必要で,副作用がでました。デパケンRを併用して,両方を600mgずつにしたら,副作用も減って安定したみたいです。 上記のうつ病学会のマニュアルは,患者・家族向けです。 専門家向けにはNo.6の方が引用したものがあるけど難しいです。 加藤忠史先生のHPには,簡単な一般向けのマニュアルがあります。 http://square.umin.ac.jp/tadafumi/ http://square.umin.ac.jp/tadafumi/Living_with_bipolar.htm 一応,うつ病学会の専門家向けのマニュアルは維持療法について,記載されています。このPDF文書はプロテクトがかかっていて,コピペが出来ません http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/110310.pdf の10ページ
(1) 日本うつ病学会治療ガイドライン I.双極性障害 2011 http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/ (◆PDFです◆)http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/110310.pdf (2)「気分安定剤(lithium・valproate・carbamazepine)の最近のエビデンス」木下善弘・古川壽亮 (その抄録)http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo01/bo0103/bn/10/12u.html 臨床精神薬理 第10巻12号 2007 pp.2181-2188 (特集 双極性障害の薬物療法) (J-GLOBAL)http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902230653592750 (3) 加藤忠史 『双極性障害―躁うつ病への対処と治療』 ちくま新書 2009年 p.91
- kouji0315
- ベストアンサー率33% (37/110)
http://ameblo.jp/kyupin/theme4-10002888065.html#main こちらのサイトが非常に役に立つと思います。 このサイトをご覧になられるのなら掻い摘んで斜め読みするのではなく 腰をすえてゆっくり時間をかけて読むことをオススメします。
- NicksBar
- ベストアンサー率26% (176/673)
再発防止を証明した文献というのは知りませんが、以下のURLを御参照ください。 http://www.cocokarada.jp/medicine/rx/1139004G2020/index.html 御参考まで。
- kouji0315
- ベストアンサー率33% (37/110)
デパケンは本来は癲癇の薬です。しかしこの薬は優れもので 躁鬱病や統合失調症には気分安定薬として使われます。 デパケンは躁鬱病の再発防止には非常に有効です。
体験者じゃないし 病院治療はわからないのですが 薬は信じて飲むことじゃないですか そして気持ちのもっていきかたがわからなかったら こんな考え方もあるよって精神的力になれればいいなって思います
「躁鬱病・抑鬱病、その他」の43歳、男です。抗鬱薬は再発防止と思わないでください。憂鬱な気分を抑える薬であると思ってください。事実、それが正しいんですから。私の場合は14年も飲み続けていますがやはり再発防止という訳にはいきません。まぁ私の場合は気分の浮き沈みの波が尋常ではないので、一生薬は手放せない身体になっています。抗鬱薬を再発防止の薬と思って飲むと、余計に心が沈みます。憂鬱な気持ちを抑えるだけの薬なんだという意識で服用してください。 躁鬱病を初めとする「心の病」に一番効く薬は「家族の理解」です。特に奥さんの理解と協力が必要です。高島忠雄、寿美花代夫妻を見たらわかりますでしょう?家族の理解、奥さんの協力があればこそ、高島さんは回復できたんです。私は残念ながら理解を得られなかった。それで離婚届を叩きつけられたんですが、私の様な憂き目を食ってほしくないです。奥さんとちゃんと話し合いをして、迷惑をかけたって夫婦愛が固い絆で結ばれていれば、それで良いじゃないですか。夫婦ってそれが本当の夫婦だと思いますよ。
補足
回答して頂きありがとうございます。 デパケンの再発防止の効果は医学的に実証されているのでしょうか? そのようなことが載っている文献、サイトがあれば教えて下されば幸いです。