大連立ではなくパーシャル連合では？

質問

昨今話題の大連立、その是非はともかく各メディアは菅首相さえ詰め腹を切れば直ぐにでも実現するかの如く過熱した報道振りですが、私の認識ですと大連立には政策協定が不可欠なはず、少なくとも自民党は民主党マニフェストの殆んど全てを否定しており、近い将来歩み寄る可能性も限りなく低い。
一方の民主党にしても、生命線である選挙公約の一方的反故は政権与党の面子からいってもそう容易い事ではないはず。

とすれば内閣は全ての政策に於いて全会一致が基本原則である為、自民党の閣内協力は出来無い事になる、しかもその中身も取り敢えず１年間と限定され、大震災復興に特化した政策に就いては協力しようという趣旨のものであり、他の政策的合意は前提とされておりません。

即ちメディアや民主・自民といった当事者ですら自ら称している大連立は、過去に於いて公明党や旧民社党に自民党が度々呼びかけたパーシャル連合（部分連合）と言うのが正しいのではないかと思うのですが如何でしょうか？
どうでも良い事かも知れませんが、少々釈然としない為皆様の御意見を御待ちしております。

回答No.2

at9_am · ベストアンサー

> 民主党にしても、生命線である選挙公約の一方的反故は政権与党の面子からいってもそう容易い事ではないはず。

既に4月29日に民主、自民、公明の3党合意がなされており、子ども手当、高速道路割引制度などを見直すことが合意されています。なので、容易いことかどうかはともかく、少なくとも現執行部にとっては了承可能のようです。

自民党の閣内協力も、あり得ない話でもないかな、と思います。

> 即ちメディアや民主・自民といった当事者ですら自ら称している大連立は、過去に於いて公明党や旧民社党に自民党が度々呼びかけたパーシャル連合（部分連合）と言うのが正しいのではないかと思うのですが如何でしょうか？

全面的に協力する大連立ではなく、個々の政策ごとに協力するパーシャル連合ということですが、協力すべき政策が多すぎるのと、対案が民主党から出てこないのと、自民党が大反対のいわゆるバラマキ４Kは先の3党合意で撤回が決まっていることから、大連立で閣外協力と重要案件のパーシャル連合に大きな違いはありません。

なので、どちらと呼んでも間違いではないと思いますが、当事者同士は大連立と呼んでいるので、大連立のほうが適切だと思います。

お礼

＞少なくとも現執行部にとっては了承可能のようです。

次期代表選の行方は混沌としておりますが、菅首相の最大の失敗は現有勢力の半分近くを占める小沢系（含む鳩山系）議員を徹底的に干し挙げた事にあると分析致します。
その轍を避ける事及び党内融和の観点から次期首相は小沢氏から一定の理解を得られる人物、そう仮定すればその大幅見直しはマニフェストに固執する小沢氏の反発が必至と思われる現状、中々の難問であると考えますが。

＞自民党の閣内協力も、あり得ない話でもないかな、と思います。

主要政策に一致点を見ない即ち政策合意が為されないままでの閣内協力は単なる野合であり、あってはならない話。
かつての自社さ政権に於いて、あの頑迷な社会党ですら自衛隊違憲論を捨てた事実、つまり連立とはそこまで重いものと思われます。

＞自民党が大反対のいわゆるバラマキ４Kは先の3党合意で撤回が決まっていることから、大連立で閣外協力と重要案件のパーシャル連合に大きな違いはありません。

本件に就いては話し合いのテーブルに着くという微妙な政治的発言であり、確か撤回は決まっていないはずですよね、私の認識に誤りが無ければの話ですが。

＞どちらと呼んでも間違いではないと思いますが、当事者同士は大連立と呼んでいるので、大連立のほうが適切だと思います。

正直申し上げて大した問題では無いのかも知れませんが、私個人としては日本語とその定義を曖昧にしたくない為、質問させて頂きましたという事で御了解下さい。

以上多少見解・意見の相違はありますが、真摯で有為な回答賜りましてありがとうございました。

回答No.1

633777

まさに現在、大連立があたかも実現するかのように騒がれているのは、私も全く釈然としません。
総理退陣後の大連立構図がなんなんとしているような論調は、不可思議さを覚え、民主党側の印象操作の気さえします。

お礼

回答ありがとうございます。
震災復興に特化した協力態勢であれば第２次補正予算・原発関連法案他への賛同のみで良いはず、経済政策も外交姿勢も違う両党の現時点での連立云々という事の意味が理解出来ません。
仰る通り民主・自民両党に何か不条理・不透明さを感じてしまいます。