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海水注入の中断命令
- 官邸に試験注入の情報は届かなかった。首相は知らなかった。
- 首相が海水注入開始について聞いていないと激怒していた。
- 原子力委員会は再臨界の危険性はないと主張している。
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可能性として高いのは政府側である。もともと廃炉を前提として最初から海水を注入するのは東電としても都心部のエネルギー供給を考えても厳しい判断で、今となっては最初から海水+ホウ酸注入で最初から冷却していれば・・と思うが、覆水盆に返らずとはまさにこのことを指すといえる。 当初真水による通常冷却か、廃炉になっても海水による冷却を行うかが迫られるほどの瀬戸際となった時点でも東電側から海水でなく真水による冷却を続けたい旨を打診したとされているが、これを政府が追認したと報道されている。これが事実であればそれだけでも政府にも責任の一端があるのは明らかだが、そもそもこの原発の有事に対し、米・韓国が冷却剤やホウ酸の提供や専門家の派遣を打診してきたにも関わらず当時政府がこれを拒んだことも報じられている。国家間の問題では少なくとも政府が関与していることは明らかである。世界的に見て、原子炉の冷却に再臨界が起きないよう中性子線を吸収する塩分を含む海水やホウ酸を使うことに異論はないはずであり、東電側がこれを説明しないわけもなく、ましてや原子力委員会の発言通り、海水注入は再臨界の危険性があるなどとは説明しないはずである。海水を使えば金属製の炉が錆び、不純物質で満たされるため、復旧はかなり難しく廃炉になる可能性が高い最終手段のため、当初東電が渋ることは十分予想できるが、それでも事態悪化を受けて海水の試験注入を開始したのは東電であり、すでに廃炉も視野に入れて海水で冷却を始めているにも関わらず、再臨界を起こすなどといった非常識な理由で自ら中断することは考えにくいからである。これは政府の意向を受けて中止したと可能性は極めて高い。廃炉を避けるため早期に真水に戻す可能もないとは言い切れないものの、政府関係者の多くが首相が「(海水注入開始について)聞いてない」と激怒していた様子を見ていた人間が多数いると答えていることからも何らかの圧力や指示が東電側になされたとみるのが妥当であろうし、過去に公表された政府資料がこれを裏付けていると考えるのが自然と思われる。
その他の回答 (9)
21日の会見をネットで見てました。 9番の回答にあるようにタケクロフェローが海水注入を中止するよう連絡を取ったそうです。 ではなぜタケクロフェローはそう判断したのか、政府の中で誰がタケクロフェローとの情報伝達に責任をもっていたのかとの質問に対して、細野さんはわけのわからない情緒的なことしか言わず、回答になりませんでした。ここで責任追及をすると出てくる情報も出てこなくなるという言い方で、タケクロフェローを庇っているようにみえました。 じゃあタケクロフェローが悪いかというとそんなことはなく、明確な意思伝達をしなかった政府に責任があると思います。政府の中の個人でいうと誰かというと難しいですけど。この辺当時疑問を持っていたことについて以下に質問済です: http://okwave.jp/qa/q6598218.html 少なくとも斑目委員長には責任はありません。そもそも原子力安全委員会というのは何を言っても(ウソをいっても)責任を取らなくていいという前提で成り立っている組織。それをどう使うかは政府の責任です。
どちらが嘘をついているとか言う話よりも、そもそもこんなあいまいな指揮系統と判断経路で海水注入の決断が左右されたと言うこと自体が驚きです。 朝日の記事によると・・(非常にわかりにくい記事ですが) http://www.asahi.com/politics/update/0521/TKY201105210509.html?ref=reca 海水注入を行うかどうかは、本来は発電所長に決定権限があり、そのルートで19:05に注入が開始された。官邸にいた東電武黒フェローはこのことを保安院に連絡していたが、19:00頃に、(おそらく保安院から武黒フェローに何らかの見解が出て)、武黒フェローから東電本社に注入中止の進言があり、本社から発電所に注入中止の指示が出た。19:25に発電所は注入を中止した。 一方、菅は、斑目から海水注入の再臨界の可能性がゼロではないと言う話を聞いて、18時頃に保安院に海水注入の安全性検討を指示。保安院が問題無いと首相に説明したのが19:40。これを受けて、19:55に菅は東電に海水注入を指示した。 上記の説明の中で不思議なところは2点。 一つは、もし菅が東電の海水注入を知らなかったのなら、なぜ保安院は菅にそのことを連絡しなかったのか?菅の指示で注入可否の検討中に、東電から注入の連絡が入ったら、普通は菅にそのことを伝えるでしょう。その件は黙ったまま、菅に問題無しとの見解を上げて、菅から注入指示が出た・・と言うのはあまりに異様です。 もう一つは、保安院の態度変化の短さ。19:25に東電に注入を停めさせておいて、19:40に注入OKの上申を菅に上げたなんて、いくらなんでもおかしくないでしょうか? その意味では、今話題になってる斑目の発言内容自体はあまり重要ではなく、むしろ保安院の不審な行動が何に起因するものかを掘り下げてほしいと思います。 ちなみに、この行動は「『菅から海水注入指示が出た』と言う演出をさせたくて、保安院が(自主的か官邸の指示かは不明だが)動いた」と解釈するのが、客観的に見て一番妥当な気はします。
今や誰が・・ではなく、どんな言い訳をするかが焦点のようすです 人気ブログランキング投票 http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=67449 菅首相:海水注入中止命令 どんな言い訳をするか? 命令ではない 4件 (33.3%) 誤ったのは専門家だ 6件 (50.0%) 時がくれば責任をとる 0件 (0.0%) 解散が怖くないのか? 2件 (16.7%)
菅総理を守るために斑目氏に腹を切らせたようです。 変な内閣ですね。苦心のあとが痛々しいですね。 http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052201000770.html 再臨界可能性ゼロでない、に訂正 福島原発注水で政府 福島第1原発1号機で始めた海水注入が一時中断した問題で、政府・東京電力の統合対策室は22日、「注入によって再臨界の危険性がある」と指摘したとしていた原子力安全委員会の班目春樹委員長の発言を「再臨界の可能性はゼロではない」に訂正することを決めた。細野豪志首相補佐官が官邸で記者団に語った。 班目氏は「危険性」の発言について共同通信の取材に「専門家としてそんな指摘をするわけがない。怒り心頭だ」と全面否定。同日、細野氏らに訂正を申し入れていた。 統合対策室は21日の記者会見で、東日本大震災翌日の3月12日に行われた海水注入による冷却に関し「原子力安全委員長から『再臨界の危険性がある』との意見が出された」との経緯を記した文書を発表。 班目氏は、文書は発表直前に初めて示されたとし、「事実関係が違うと抗議したが、そのまま発表されてしまった」と対策室の対応を批判。「専門家ならば誰もが、あの状況では冷却を最優先するべきだと判断するのは当然。怒り心頭だ」と述べていた。 一方、細野氏は22日午前のフジテレビの番組で、班目氏が危険性を指摘したと重ねて説明。枝野幸男官房長官も青森県三沢市で記者団に「東電がやっていることを(政府が)止めたことは一度も承知していない」と政府の指示を否定。「時期は正確ではないが、水をうかつに入れると再臨界の可能性があると検討されたのは記憶している」と述べていた。
回答は皆さんが推測のとおりと思われます。 これは菅総理にとって致命的なことでしょう。 枝野官房長官もえだって(一生懸命がんばっているが上司に恵まれない)菅首相をかばっていますがいずれ破綻するでしょう。 細野氏も斑目・・に罪を押し付けていますが、苦しいですね。 「複数の政府筋によると、首相が海水注水について「聞いていない」と激怒」は重要な状況証拠ですね。 決して、決して菅総理は認めない、国民は彼が○○と考える。
おもしろい。 続けてください。
同調意見募集はわかりました。で、質問はなんですか?
- aran62
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嘘をついているのは誰かであれば管です。 もし仮に管が嘘をついていないとしたら統制が取れていのですから、責任を取らせて首にすればいいだけです。 政府関係者の発表は全て管の責任下で一枚岩でなければならないはずです。 管政権は発言の出所も不明、責任も不明。管に行き着くと発言元が消えてしまう非常におかしな政権です。 ですから誰が嘘をとなれば管でしょう。
>さて、あなたの推理ではどちらが嘘をついていると思いますか? 真相は、虚偽の報告に基づいた、誤った指示がなされ、 それらの事実がどちらもなかったかのように 隠ぺいされようとしているということです。 つまり、どちらも嘘をついていると。 前者は事前に、後者は事後に。