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科捜研・科警研について
警察の鑑識の仕事をわかりやすく書いてくれている本をご存知ありませんか? 警視庁のHPから科学警察研究所のHPへリンクがはてあったのですが、 業務内容紹介等を読んでもよくわからず気になりました。 ノンフィクション、小説どちらでもいいのですが… TVドラマの「科捜研の女」をたまに見たくらいの知識しかないシロウトです(^^;
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- ichien
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今晩は。 新刊書店で買える科学捜査関連の近年の本を紹介しておきましょう。多くは新書を中心とした入門書です。 小説も「科学捜査」で検索すればかなりの数が出てきますが、そちらはご自分でどうぞ。 https://www.honya-town.co.jp/yurindo/index.html で検索してみてください。 ・『科学鑑定』 石山昱夫 ・『犯罪科学捜査』 橋本正次 ・『科学捜査の事件簿』 瀬田季茂 ・『科学が死体に語らせる』 マイクル・ベイデンほか これはまだ刊行後1年も経っていない最新の本です。科学捜査の最前線を知るには良いかもしれません。 私は上記の上から3冊のうちの一つくらいは読んでいるはずですが、借りたために確認が出来ません。いずれを取っても面白いとは思います。 さて、検死の専門家が書いた『死体は語る』というベストセラーはご存知でしょうか。私は数多い検死担当医の著書の中でもこれを始めとする上野正彦さんの本も是非読んでほしいと思います。 これまでに知った検死関係者の中でも、彼こそが最も中立性が高い、真実を求めて止まない正義の人だと感じます。もちろん敢えて公言しないけれどもそれを基本としている関係者が数多くいることは疑う余地はありません。 しかし、戦前から日本の法医学界の権威として君臨していた古畑某の一派が今尚生き続けていて、時には検察側の思惑に近い疑問の大きな鑑定を下しているのも事実です。この頃ではさすがにそんなにあからさまな作為の有る鑑定はまず無いだろうとは思いますが、細かいところまで見ると怪しいことは有るようです。 それだけに、上野さんが強調するように、右でもなければ左でもない、真実を明らかにするための努力を続けるのだ、という姿勢がどれほどに重要なのかが良く解ります。 その古畑の著作で岩波新書として出ていた『法医学の話』は、後年完全に否定された或る冤罪事件に関わる恣意的な鑑定を含んでいたため、再審判決が確定後即座に絶版処分となりました。 その辺のことはともかくとして、この方面の本はとにかく面白いですから、1冊読んでみてください。
お礼
お礼を申し上げるのが遅くなってすみません。 教えて頂いた本を参考に、図書館でも司書の方に質問などをして 色々と情報を得ることができました。 どうもありがとうございました。