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サーカスの出てくる本
サーカスが出てくる本が読みたくて、探しています。 イメージはトム・リーミィの「沈黙の声」。 できれば観客よりも、サーカスをやる側のキャラを重視しているもの。そして、サーカスの持つちょっと怪しい雰囲気とか、不気味さが感じられるようなのが希望です。 小説、漫画、何でもOKです。 お勧め本をご存知の方、よろしくお願いします!
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『沈黙の声』、おもしろかったですね。 アメリカの田舎町の雰囲気が、よく出てるように思いました。 サーカスというと、思い出すのがポール・セローの『写真の館』(文芸春秋社刊)です。 絶対持ってるはずなんですが、手元に見つからず、うろ覚えのまま書いてるんで、もし違ってるところがあったらごめんね。 『写真の館』は、ダイアン・アーバスを思わせるような(ただしアーバスが自殺したのに対してこの女性はしたたかなおばあさん)、老写真家が、写真をもとに、人生を回顧する、という話なんです。 その彼女が一時期入り浸っていたのが、サーカス。 全体の中で占めている割合はそれほど高くないのですが、キモになる部分です。 ちょうどその時期、ビデオで『Xファイル』のセカンドシリーズの一作で「サーカス」というのを見たんです(まだご覧になってないようでしたら、こちらもぜひ。本物の芸人さんが出ているはずです)。 で、あんな雰囲気なんだなー、と、ふたつが合わさって、強烈な印象が残っています。 事実、ダイアン・アーバス自身もサーカスの写真をかなり撮っています。もし興味がおありでしたら、図書館などでアーバスの写真集など、ご覧になってください。 あとはアンジェラ・カーターの『夜ごとのサーカス』(国書刊行会刊)。 こちらはイギリスが舞台。この人、カズオ・イシグロの先生なんですね。舞台設定はキッチュなんですが、中味は厚いです。 カーターは、はまる人とそうでない人に分かれる感じがするんですが、この人が脚本を書いた『狼の血族』がDVDになってますから、それを見たら雰囲気がわかるかも(こちらは未見)。 この感じが受け入れられるんだったら、ほかにも『ワイズ・チルドレン』(これは場末のショー・ガールの話)なんかも。 あとは、すでにお読みになってるかもしれないけれど、ブラッドベリの『十月はたそがれの国』と『誰かが道をやってくる』。 『沈黙の声』が女の子なら、『誰かが……』は男の子が見たサーカスでしょうね。
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- hiromixx
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サーカスの怪しい感じが出ているのが、 江戸川乱歩の「サーカスの怪人」ですね。 あの、江戸川乱歩独自のおどろおどろしい感じが、サーカスの雰囲気にぴったりです 。 読者の対象は、小学生くらいかもしれませんが、江戸川乱歩の作品は大人が読んでも引き込まれます。 それに、レトロな感じもまたいいですよ。 是非一度、読んでみてください。
お礼
お礼が遅くなってしまってすみません。 いかにも期待していたような感じの本です! さっそく探してみます。ありがとうございました!
- ikoan7632
- ベストアンサー率42% (104/245)
ちょっと希望と違うかも、ですが。 冴木忍の「流れゆく河のように」はどうでしょう? 記憶喪失の主人公がサーカスに拾われて、右往左往する話。
お礼
お礼が遅くなってしまってすみません。 さっそく探してみます。 ありがとうございました!
お礼
お礼が遅くなってしまってすみません。 いろいろ教えていただけて嬉しいです。全部かなり気になります! ブラッドベリは文体が苦手でなかなか読めないのですが、この機会にまた手に取ってみようと思います。 Xファイルも、本物の芸人さんが出ているというのが気になります。 さっそく探してみます。どうもありがとうございました!
補足
もしかして、「手品師の出てくる本」の方でも回答を頂いた方ですね! 2度もツボにはまる回答をいただけて嬉しいです! ありがとうございました。