「民族自決」の弊害について質問です。
「民族自決」の弊害について質問です。
「民族自決」とは、各民族集団が自らの意志に基づいて、その帰属や政治組織、政治的運命を決定し、他民族や他国家の干渉を認めないとする集団的権利ですが、「民族自決」というのは聞こえがいいですが、その「民族自決」が逆に新たな戦争の火種になったのではないでしょうか?
というのも、オーストリア・ハンガリー帝国は、多民族国家であり、あるフランスの外相はこのように言いました。
「ハプスブルク帝国を崩壊させるのはご自由ですが、これは多民族を統治するモデル国家であり、一度こわしたら二度ともとに戻ることはないでしょう。後には混乱が残るだけです。そのことをお忘れなく。」
と書いたように、第一次世界大戦終結後、オーストリア・ハンガリー帝国は解体されたことにより、「民族自決」の下、過激な民族主義が台頭した。
特に一例として示すのが、ナチス・ドイツのオーストリア併合などのドイツ人居住地域の併合した。
さらに第二次世界大戦終結後、中欧・東欧の諸国の大半はソビエト連邦の衛星国として東西冷戦の最前線となった。
結局、諸民族が混在して民族ごとの領域を確定できない中欧・東欧で、無理やり「民族自決」が適用されたために、さらなる混乱が生まれたのですが、ここで以下の質問です。
1.「民族自決」が新たな戦争の火種を生み出したなら、連合国側に戦争責任として追及されるべきでしょうか?
2.中東やアフリカ各地に紛争が絶えない理由も、「民族自決」が原因なら、国際社会が「民族自決」を完全に放棄しない限り、紛争は消えないのでしょうか?
お礼
ヨガの達人とかなら可能かも知れませんね。私見では映像中で、村の誰も(裸民族)がって感じでしたが。