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福岡はバス、東京は電車(地下鉄)が発達した理由は?
福岡ではバスが特に発達していて、 東京では電車(地下鉄)が特に発達しているかと思いますが、 土地によってこんな違いが表れるのはなぜですか? 私は福岡と東京に住みました。 当然、福岡でも電車はかなり走ってて、東京でもバスがかなり走ってることは知ってます。 でも、福岡では断然バスを多く使った記憶が多いのです。 坂道が多かったりとかいう、地理的な理由でしょうか? また、バスさえあれば『路面電車』って、 必要ないような気がしますが、あえて今も使うメリットってあるのでしょうか? 路面電車は路面があるとこじゃないと走れないし、 バスに比べて、交通の妨げになってる気がして、デメリットが多い気がします。
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そもそも福岡と東京を並べて論じること自体に無理があると思います。 福岡は100万都市ではありますが、地方都市の1つに過ぎません。地下鉄があったとしても沿線への人口密集度が低く、市街地広範の移動をカバーするにはやはり中量輸送機関であるバスが主力でベスト、ということになるでしょう。他の100万都市でもだいたい同じ状況かと思います。 これに対し東京は、首都圏で3500万人の人口を抱え、この人たちのほとんどが(主に郊外から都心へ)通勤・通学などで毎朝毎晩大移動しています。この大移動を担うのは大量輸送機関である電車(地下鉄など)しかありえません。バスでは無理です。東日本大震災の日も、首都圏のほとんどのバスは運行を続けましたが、膨大な数の帰宅困難者の前に全く歯が立ちませんでした。結局バスは、どこかの駅から住宅地やオフィス街へ向かうような補完的役割を果たすのが一般的です。 続いて路面電車とバスの関係ですが、上記のような輸送力の比較でいうと、どちらもあまり変わらないと思います。でも、いくら路面電車が環境にいいといっても、バスにどんどん追い越されるような路面電車では誰も乗りませんよね。やはりバスより安い・速い・定時性があるなどの理由で路面電車が支持されているのだと思います。 >路面電車は路面があるとこじゃないと走れないし、 逆です。路面電車がメリットを発揮するのは、専用軌道で踏切もあって、人や車が入れないような区間。安全に・速く・定時で走れます。東京で唯一の都電荒川線も、JRの駅前などを除いて専用軌道区間が多いので生き残りました。大阪で唯一生き残った阪堺電気軌道も同様です。富山ライトレールが支持されたのも、富山の駅前は道路上を走る一方、それ以外は専用軌道(元JRの線路)で速く・正確に走れるからだと思います。 全てとはいいませんが、今日本で生き残っている路面電車の多くは、(主に郊外に)専用軌道区間があって、バスより速く・正確に走れます。一方ターミナルの駅前などは用地がないので道路上を走ります。この区間では速達性・定時性は劣りますが、目的地間のトータルでみればバスよりは速くて正確。それに全区間を専用軌道にするより低コスト(=低運賃)で建設・運営ができます。 それ以外の要因としては、バスの渋滞がひどくて極端に効率が悪いとか、観光地などで(バスよりも)わかりやすく乗れるうえに観光スポットの1つになるなど、観光客に支持されて生き残っているところもあります。 路面電車が道路上を走る区間では、昔は電車が主力で自動車が脇役だったのですが、いつの間にか逆に電車がじゃま者扱いされるようになり、全国各地の路面電車のほとんどは既に廃止されました。それでもなお生き残っている路面電車があるのは、上記のような何らかの要因があるからだと思います。
- tanuki4u
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地下鉄とはなにか? すでに交通需要の大きな地域に巨額の資本を投入して公共交通機関を「増設」することです。 必要条件として 交通需要がすでに存在すること これが絶対条件になります。 言い方を変えると、人口が多いこと。 単純に福岡の人口が少なく、東京の人口が多いので、大きな箱は必要なかったから福岡には大きな箱の設備が少ないということになります。
- phj
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東京の地下鉄が発達した理由は、交通渋滞がひどいからです。 戦前から1960年代までは東京にはかなりの路面電車が走っており、地下鉄もありましたが、路面電車とバスが市民の足として利用されていました。 ところが1960年代にはいると、日本は高度成長期に入り物流や建築資材をつんだトラックに自家用車も増え、交通渋滞がひどくなったため、路面電車やバスが定時運行することが困難になり、またレールが引いてあることが事故を誘発するという指摘も多くなったため、路面電車を撤去し原則バス運行、将来的には地下鉄を建設していくことになりました。 1970年代の初めにはほとんどの都電が廃止になり、現存しているのは都電荒川線(一部専用軌道)だけになっています。 しかし、2000年代になっても新しい地下鉄路線が何本も開通していますので、いまだに路面電車から地下鉄に移行する計画は終わっていないといえます。 しかし、地下鉄を建設するには莫大な費用がかかります。東京や大阪はかなりの路線網を構築していますが、冬の厳しい(つまり地下鉄なら雪に関係なく運行できる)東北地方はそれほど地下鉄が発達していないのは、建設コストと利用者数が見合わないからです。 ましてや雪の心配のない福岡であれば、バス網の充実で事足りるとして、鉄道とバスを組み合わせることで需要を満たしているのです。 また路面電車の復活については、つねに賛否両論あります。 最近富山の路面電車が最新型になって復活しましたが、自家用車バスに比べてエネルギー消費量が少なく、エコであることは間違いありません。 また主要駅前の交通渋滞を解消すること、歩行者などの安全を確保すること、運転できなくなった高齢者の交通アクセスを確保すること、などを目的として路面電車の見直しが進んでいるのです。
- Mokuzo100nenn
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電車は路面電車でも地下鉄でも電気で走ります。走行時に二酸化炭素を出しません。 バスは軽油を使って走ります。走行時にも二酸化炭素を出します。 バスのディーゼルエンジンは二酸化炭素以外にも色々な有害物質を出しますので、バスを電化して電気自動車にしようという研究さえあるぐらいです。ですから、電車のあるところではバスを廃止するのが環境の為、人類の為になります。 電車の路線を建設するには巨額の予算が必要ですから、貧しい自治体、利用者数が見込めない地方では、やむなくバスで我慢しているのです。 福岡は地方都市の中では人口の多い都市ですから、一部地下鉄建設が進んでいますが、それでも、全域をカバーするまでではないので、バスも利用しないといかんのでしょうね。 バス路線の上部に電線を張ってトロリーバスにすると良いですね。 トロリーバスは戦前には全国各地で走っていた無公害の交通機関ですが、戦後の日本では走行領域が限定されることから廃止されてしまいましたね。 電気自動車のように重たい電池を沢山積む必要がないので、総エネルギー消費の観点からもエコなんですがねぇ。
- 0621p
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東京は人口が多いので、莫大な費用をかけて地下鉄を作っても投資効果がある。また大量に輸送する必要があるので鉄道を多く作った。 福岡は東京ほど人口が多くないので、莫大な費用をかけてまで地下鉄を作ってもペイしない、またバスで輸送できるほどの人員である。 という単純な話ではダメなのでしょうか?
>坂道が多かったりとかいう、地理的な理由でしょうか? おそらくそれが大きいのでしょう。 福岡などの地理には詳しくないのですが、以前住んでいた新潟は日本海側では比較的大きな都市ですが、地盤が砂地なので地下の利用が限定的にしかできないという話を聞いたことがあります。 >バスさえあれば『路面電車』って、 必要ないような気がしますが、あえて今も使うメリットってあるのでしょうか? 別に「路面電車」だからといって全線路面である必要はありません。 現に東京の都電は一部しか路面は走ってませんし、東急世田谷線は電車は路面電車の車両ですが、道路を走るのは一つの交差点を走るときだけです。 逆に言うと、路面を走らざるを得ないところでも走ることができ、鉄道路線を走らせるルートの選択肢を広げることができることがメリットではないでしょうか。
- マサ(@masa-u)
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都市の地盤や近隣へのアクセス方法によって発達する公共交通機関は違ってきますよ。 広島市では昔、「中心部は地盤が軟弱なために地下鉄は作れない」と言われていたためにバスと市内電車が発達しました。 現在は新しい技術が開発されて地下街が作られたり、一部区間で地下鉄(のようなもの)が走行したりしていますが、作ろうとすると費用がかさむためなのか、いまだにバスと市内電車が主な交通機関です。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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福岡は路面電車や軌道バスはいかがですか? 沖縄や台湾にもで鉄道ってないようですね。北海道や四国などはどうでしょうか? 私は東京から出たことがありませんので。