純正部品が入手できればそれに越したことはありませんが、
欠品や生産終了で入手が困難な場合、ガスケットでしたら自作することが出来ます。
[用意するもの]
・金槌:1本(そこそこ重たいやつの方が良いでしょう。)
・穴あけ用のポンチ(革ベルトなどに穴をあける工具です。):各サイズ1本ずつ
・10cm四方ぐらい、厚さ5mmぐらいのゴム板:1枚
・転写シート(商品名:カーボン紙だったと思う):適量
・厚さ1ミリくらいのコルク板または厚さ0.5mmくらいの銅板:適量
・液体ガスケット:適量
・よく切れる金切鋏(コルクの場合は普通の鋏)
・ヤスリ(お好みで)
[作り方]シリンダーヘッドのガスケットを作る場合
(1)シリンダーヘッドに付いていたガスケットのカスをきれいに取り除く
(2)コルク板または銅板を硬い板の上に敷く
(3)カーボン紙を銅板の上に置き、上からシリンダーヘッドを思いっきり押しつけて形状を転写する
(4)転写した形状に合わせて切り抜く。銅の場合、必要ならばヤスリでバリ取りをする
(5)ゴム板を下に敷いて、ポンチでスタッドボルトやオイルライン、冷却水の通る穴を金槌で打ち抜く。
(6)全ての穴が開いていることを確認したら、液体ガスケットを塗って取り付ける。
旧車のレストアではよくやる方法です。
材料・工具類は100円均一で入手できるものが多いですが、コルク板は100円均一の物だと弱いので(なぜかすぐボロボロになる)ホームセンターで売っているしっかりした製品を使ってください。
高い圧力が掛るクランクケースとシリンダー間やシリンダーヘッドには銅で作った方がいいかもしれません。
ピストンリングは似たようなサイズの物を流用する手がありますが、ピストンとなるとちょっと難しいですね。
お礼
わざわざ作り方まで教えていただいてありがとうございます やっぱり純正となるとないですよね… 頑張って作ってみますね ありがとうございました