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海に流出している放射性物質と冷却水の注水について

ニュースを見る限り福島第一原発(1号機~4号機)では 現在冷却システムが作動せず冷却水が循環していないと思うのですが 注水している冷却水は海に棄てているのでしょうか? もしそうだとすると放水口で高濃度の放射性物質が計測される理由は 冷却水に放射性物質が溶け出しているのではと思ったのですが その事に言及しているニュースを見たことがありません。 それともまったくの見当違いでしょうか。

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回答No.2

正解です! 海水を注入したのは、燃料棒を冷やすためで、今は米軍が運んできた真水が注入されています。燃料棒のある圧力容器を含む配管系は本来密閉構造ですから、注入された水は、排出されなければ圧力容器が壊れます。 報道は最初から注入に関するのことばかりでしたね。被覆の破れた燃料棒を冷やした水は、高濃度の放射性物質を含んでいます。この汚染された排水を管理しないと外部に放射線物質が拡散してしまいます。保管された使用済み燃料に対する放水の水も同じで、蒸発で大気に出ていくか、施設敷地内にあふれ出て行くしかない状態です。 燃料棒を冷やした水は、当初「圧力容器から漏れている」と受身の表現でしたが、実際は排出していたと思われます。おそらく、汚染された排水が敷地外に出ていって問題になるまでに、本来の冷却機能が復旧できると考えていたのでしょう。ところが排水による施設内の汚染が酷くて、作業ができないレベルになっていしまい。冷却系統の復旧が難しくなっています。 燃料棒の冷却のため注水は継続しなければならず、今は高濃度の排水が敷地内にあふれ、地下水脈や、ピット、トレンチ、地震による割れ目などの経路を経て、最終的に海へと排出されています。この状態になるのは、暗黙の了解で関係者や専門家は避けていた節があります。海水の汚染が無視できなくなると、「割れ目から漏れていました。高濃度の放射能が検出されました。」と受身の表現で、他人事のように報道するようになってきていますね。 注水は燃料棒のこれ以上の破壊による放射能の拡散を防いではいますが、結果として排水によって現状のように放射能を外部へ拡散させています。冷却系が復旧するまで、「注水→外部への排水」は続けざるを得ない状態です。このため、蒸発による大気汚染、排水による地下水、海水の汚染は拡がるばかりです。マスコミを通じての、健康に与える基準値変更という気休めで鎮静化を図っていますが、物理的に飛散拡散した放射性物質は、回収もコントルールもできません。普通の人は、放射性物質から距離を置くしか方法がないです(飲食物、汚染地域に近付かない) 本来の冷却設備の復旧が困難であれば、汚染水を排出せず貯水施設に溜めて、これを冷却し、循環するようにすれば、外部への汚染が少しでも減少すると思いますが、難しいのでしょう。今は排水を抑え、出来る限り施設敷地内で処理できるようにして、本来の冷却機能を早急に復旧してくれることを願っています。(20キロ圏内がデッドゾーンとならないためにも)

sha-girl
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >暗黙の了解で関係者や専門家は避けていた節があります 私もこの事を懸念していました。私の指摘が的を射ているのかわからず質問した次第です。 マスコミもこういう事を記者会見で質問してほしいです。

その他の回答 (2)

noname#132878
noname#132878
回答No.3

ちょっと独り言 船舶遭難用非常ボート(底生地の厚い素材)などで漏れ出している水路に入れて、風船のような感じで膨らませてやれば流れ出る水圧を制御出来る?かな。

sha-girl
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 結果的には効果がなかったようですが、吸水材や新聞紙を入れる等、試行錯誤しているようですね。

noname#130674
noname#130674
回答No.1

実際に漏れている水は分析の結果原子炉の水でそれが、配管経路などを通して駄々漏れ状態のようです。 そのため、ポンプで出しているのですが、漏れる量ほどは汲み出せていないようです。 それが、海に流れています。海に流れる経路を塞ごうとしていますが、うまくいっていません。 くみ上げているポンプの力が足りない速さでもれることから想像すると、ものすごい勢いなのかと思います。 流れ出ている濃度は、通常の1万倍以上らしいです。 数ヶ月も要するようなことでは、どうしようもないですね。 避難範囲も変更されるでしょう。 海に流さないとどうしようもない状況である可能性も考えられます。 保安員は、発表をやめて、何を考えるのでしょうかね。 有効な指示が出せないままです。 http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819481E2E1E2E3E58DE2E1E2E6E0E2E3E39F9FEAE2E2E2;bm=96958A9C93819595E2E1E2E29E8DE2E1E2E6E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110331k0000m040142000c.html

sha-girl
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >数ヶ月も要するようなことでは、どうしようもないですね。 当初から一部の専門家や技術者からは、復旧への道のりが 平坦で無いことが指摘されていました。 原子炉下部の写真を見ましたが、 テレビのフリップに出ているような簡素なものではなく 数万個の配管や配線が網目のようになっていました。 結果、その人たちの意見が正しかったようです。

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