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胃透視 手抜きの見分け方
先に胃検診での手抜きを回答され調べて手抜きを見抜く方法を教えて頂きました。 協力いただいたF先生、ありがとうございました。 胃検診は毎年、多くの方が受診されますが、多くが検査自体が手抜きで、適当にやって異常が見つかれば精密検査に回せば良いとの感覚で行っているとの事です。 そこで見分け方ですがF先生(内科の先生に推薦紹介されたベテランの技師の方です)によれば (1)検査の前に直接撮影か間接撮影かを聞く 直接撮影はフィルムも大きく撮影も多いので見落としが少ない。手抜きでも異常が写っていること がある 間接撮影はデジカメ位の大きさのフィルムで医師が見るが実際は写す時に発見して追加撮影し ていないと分らない事が多い 費用は倍以上かかるし、住民健診等では不可能 (2)検査の前に説明があるかどうか 中には検査してやるから言う通りしろ的な施設もある (3)検査する先生の年齢 50歳、60歳代のベテランが良い。20歳代は論外で練習です(横に指導する人がいる時は可) 一番危ないのが30歳代。過信状態で技術的未熟なのに、何か分りかけて過信している 最低20年やらないと本当の初期の病変は見えない。これが早期のがん 潰瘍やポリプは誰でも見つけられるそうです。 (4)待ち時間が長いか人数の割に待たせない 一度に多くの検査をするので待つ事はあるが2時間の様に待たせるのは検査数が多い時は検 査体制を増やすのが普通だが人件費や諸費用で金儲けをしている ただし手抜きは早いので待たせない 通常検査は4、5分 直接撮影は7、8分だそうです (5)温かいバリュームを飲ますのは手抜き ベテランの先生はバリュームを手間暇かけて準備するそうです。手抜きは早く溶かせるためお湯 で溶きます。良い事もあのますが写す時に流れ出てしまい胃と腸が重なって見えない (6)回転をしない 通常は最低3回転するそうですが手抜きは1、2回だそうです。1回転しても写っている様に見え るので安心している。3回転でも不安があるのに回転する差が分っていない (7)多めの発泡剤?名前が違うかもしれません 泡で膨らませると言われたので 多めにすると、しっかり膨らんで逆立ちの時に写すのが楽だそうですが反面胃の壁が引き伸ばさ れて病変が見えない時があるそうです。これが見落としです。 多くの先生は最初は一生懸命努力して手抜きは無いのですが、検査を急がされたり叱られたりで手抜きに走る事があり、少し経験すると楽な方法を手抜き屋から教えられてその気になる様です。 もちろん全員ではないとの事ですが、一般に小規模の検診施設はギリギリの人数で行うので、その傾向が強いようです。胃透視だけでなく超音波検査も同じ傾向が見られるそうです。 検診の性質からやむを得ない事もあるが営利目的だけで行っている施設が多くなっている。 専門の方で間違っていたらご指摘ください。
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- sukikupi
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はじめまして、20代後半の診療放射線技師です。 最近の胃X線における撮影技術は、以前にも増して進歩しています。撮影技師の、撮影中における病変認識能力の重要性が学会や研究会で数多く報告されています。学会や研究会では、盛んに胃X線の撮影や読影の議論がなされています。 もう今や検診胃X線においても、内視鏡的手術可能な早期胃癌の発見が可能になってきています。早期胃癌の発見率が70~80%以上であったりする施設もあります。 さて、前置きが長くなってしまいましたが、ひとつずつ回答させていただきます。 まず(1)について。確かに直接撮影のほうが間接撮影よりも発見しやすいかもしれません。しかしながら、間接撮影でも早期胃癌をたくさん発見している技師さんはいます。 次に(2)について。当施設では、胃X線撮影における注意点などを説明するビデオを待合室に設置しています。検査説明は、検査する側の義務と思いますが。 (3)について。年齢はさほど関係ありません。私は、集団検診で、年間20例前後の胃癌を発見していますが、そのうちの約6~8割が早期胃癌です。ベテランで、現行の新・胃X線撮影法の習得をしていない人もいます。30代でも撮影技術、読影力ともに素晴らしい先輩技師さんを、私は何人も知っています。撮影する人の向上心次第なのではないでしょうか。 (4)について。これは受診者の方にとって、ご自分で「手抜き」であるかを判断できる項目です。前述した早期胃癌を多く発見していくためには、ガイドラインに準じた撮影が必要です。ガイドラインに準じた撮影を行うためには、一人約5分はかかります。検査中に病変に気付けば、病変に対して追加撮影するので、もっと検査時間は長くなるでしょう。 (5)について。研究会などで話題になりますが、バリウム温度は25℃くらいが良いようです。冷水の温度でバリウムを飲用させ検査すると、胃粘膜面がべたついたような画像になり、微細な病変を発見しにくくなります。バリウム温度と腸へのバリウム流出は関係ありません。 (6)。胃X線は、バリウムを胃粘膜面に塗りつけて撮影し、胃粘膜面の病変を発見する検査です。1回転はあり得ません。1回転なら一人あたりの検査を5分以内で終わらせることが可能ですが、早期発見が困難です。 (7)。胃X線ガイドラインでは、5gの発泡剤を飲用させることが推奨されています。要は検査中に適度な空気量を保つことが大切です。ゲップがでれば、ゲップの具合に応じた発泡剤を追加飲用させることが必要になってきます。胃内の空気が少なすぎると、胃のひだとひだの間に病変が埋もれたりします。ちなみに、あまりに空気量が多いのも問題ですが、前述したような回転がきちんと行われていれば、空気が多量でも、数多くの早期胃癌を発見することが可能です。 補足)現在の胃X線のガイドラインには、うつ伏せ時に、みぞおちあたりに枕を入れて、胃のねじれを矯正し、胃の粘膜面を広く写し出すよう記載されています。枕を入れない施設は残念ながら「手抜き」と思わざるをえません。 たくさん文章を書きましたが、一つの参考にしていただければと思います。失礼します。
- choco_jiji
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1)これは施設の装置(特に検診車は間接の場合が多い)によって異なります。 2)直接技師が説明する場合と、事前に読ませておく場合などがあると思います。 どうしても件数が多い場合は一々説明している時間がないので予め読ませておくのではないでしょうか。 3)これは一概には言えません。年々撮影法、バリウムが改良されてきているので年配の技師であっても対応しきれていない(考えが古い)こともあり得ます。 4)これは施設によっても変わりますし、技術にもよります。 5)温かいバリウムなんて飲みにくくて仕方ないと思うんですけど…そんな施設あるんですね。 6)これはありますね。いわゆる下手な技師です。 7)発泡剤は多すぎてもいけませんが(早期がんを見落とすこともある)萎み過ぎてるのに追加しないのもいけません。(襞に隠れて病変だかなんだかわからない) 営利目的というより件数が多すぎて手を抜かざるを得ないのかもしれません。 最近になって基準撮影法を制定し始めたので、全国的に統一されれば幾らかマシになると期待します。
お礼
回答ありがとうございます。 おおむね正しいようですね。(3)は書き忘れていました。70歳以上は古いやり方しか知らない。 (5)は私も飲みました。とにかく気持ち悪い。ささっと溶いてほら飲めでした。助手?の人に言ったら困った顔をしていました。 (8)も忘れていました。少々食事をしたのに検査してくれるのは論外。
お礼
詳しい説明、ありがとうございます。詳しすぎて分りませんので質問の設定をしていただいた技師さんに見せて感想を頂いてきました。箇条書きにします。 メモを一生懸命してきましたが専門過ぎて分らないところはカタカナで書きます。 尚、このベテランの先生はかかりつけの内科の先生に相談した時に、即紹介して頂いた方で大学病院の持ち込み写真はほとんどが行う再検査はパス。医師会で胃透視と超音波の講習をされていた方です。 読んで頂いて最初に前向きに勉強していて良い事です。 今の若い方の特徴で何でも型にはめてやろうとして自分を失っている。 胃は検査をうける全員が同じ胃ではない。検診の仕事の様で仕方ないがセイサはガイドラインでは無理。 これは自分自慢の宣伝であって、自己満足から潰れていった若者を何人も見てきていると言われました。 今は怖いもの知らずでいるので何を言っても聞かない。経験を積めば分ってくる。 物が見えてくるのは最低でも15~20年かかる。最近の若い方は優秀で5年程で一人前なので素晴らしい。 ※帰りに内科の先生に何人やれば一人前と聞いたら病院で行う検査で10万件かな。検診は数には入れない。 でした。今の検査状況では10万人超えは出ないかもしれない。 見落としとは少し違うが見えていない怖さを知らない。 (6)(7)には若者特有の勘違いを言われていましたが分りません。 お腹に枕を入れないのが手抜きというのはジクネンテン利用ギャクケイを知らない。 ギャクケイを楽にするのに多量の発泡剤を使う。膨らませ過ぎた早期がんを学会で発表してください。等々 そのような事でNo1の回答をベストアンサーとさせていただきます。 ありがとうございました。