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論理学上の用語の意味を教えてください
或る所に、私が考えていることをまとめて投稿したところ、それを読んだ人から、論理構成が「大前提不当周縁の誤り」になっているとの指摘を受けました。この「大前提不当周縁の誤り」の意味について、できれば例を付けて、やさしく解説してくださるようお願いします。
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NO.1 です。 緻密ですばらしい論述を展開される質問者様が「大前提不当周縁の誤り」なる論理構成の投稿などされるはずがないと思われます。よってこれ以上私などの出る幕はないようにも思われますが、いったんここに恥を晒した以上、一応のけじめはつけねばならないと思いまして、恥の上塗りを覚悟で再度書かせていただきました。 「人間は死ぬものと決められているが、これは誤りである。現に高野山には1200年前に活躍された高名な僧がなお生きておられるともいう。ここで私は首記の命題を証明したい。人が死ぬのは老衰で死ぬのが多いというがそれは誤りである。皆病死するのだ。たとえばガンは病菌に原因を求めることが出来るが、最近この病菌を死滅させる薬が発明されたと聞く。人間が死ななくなる日は近い。」 この場合、大前提とは「人間は死なない場合もある」ということだと思います。 高野山の伝説は別にして、少なくともこれまで200歳以上生きてなお生きているひとは皆無ですから、これは不当(道理に外れていること)だろうと思います。 また、周縁の誤りとは大前提から導きだされる枝葉の結果、またはその論拠を支える事実の一つともとれます。 ここでは高野山のあやしい伝説、またはガンが病菌で発症するという論、または人間は皆病死であるということなど、一見筋道だっているように見えて、実際常識に照らして間違っていることをいうということでどうでしょうか。 この辺でご勘弁願います。
「人間は死なない場合があるいう前提で話を進める。さて、最近ガンの根本的治療薬が開発されたが、その成功の理由はガンの原因である病菌を殺す試薬が見つかったということだ」 大前提不当: 人間はいずれ皆死ぬ。 周縁の誤り:ガンの原因は病菌ではない。
お礼
komaas88さんへ。早速、例題を設け、それに沿って説明をしていただき、ありがとうございました。しかしながら、正直なところ、良く理解できません。先ず、「人間は死なない場合があるいう前提で話を進める。さて、最近ガンの根本的治療薬が開発されたが、その成功の理由はガンの原因である病菌を殺す試薬が見つかったということだ」という例文の内容そのものに、違和感は感じられない。「従来、ガンは不治の病であり、ひとたびガンに罹れば、即、死を意味していた。ところが、最近、ガンの根本的治療薬が開発されたことによって、死を免れることができるようになった」のように読め、確かに、「死なない場合がある」ことを語っていると思えるからです。 しかし、上記の記述は、「ガンで死ぬことはなくなった」ことを語っているのであって、「人間はいずれ皆死ぬ」という大前提を持ち出されると、そこから逃れることを意味していないことも確かです。即ち、「人間は死なない場合がある」いう前提が不当なのであるとするところは、何とかわかるように思います。しかし、「ガンの原因が病菌であるか否か」は、記述の流れ(論理)に全く関係がないと思うのです。先行して語られている、「最近ガンの根本的治療薬が開発された」が真実であるか否かにかかっていると思うのです。「最近ガンの根本的治療薬が開発された」という記述に誤りがなければ、たとえ、「ガンの原因は病菌ではない」という「周縁の誤り」があろうとも、何の問題もないように私には思えるのです。 私の人生体験から、「おかしいなと思った時は自分がおかしい」は99.9%の真実であり、私のとらえ方に欠陥があるものと思います。再度、さらに細やかに、教えていただければ幸いです。よろしくお願いします。
お礼
komaas88さま。二度にわたって懇切丁寧に解き明かしていただき、ありがとうございました。自分で考えていることを書いた文章が、「大前提不当周縁の誤り」などという仰々しい言葉で表わされる不具合?を有していると指摘され、なにしろ、生まれて初めて出っくわした用語だったものですから、その意味が皆目つかめず、質問した次第です。一度目にいただいた回答を読んでもほとんど理解できず、適切さを欠いた反論?をしてしまったようです。お気を悪くさせてしまい、申し訳ありません。 今回書いてくださったことを何度も読み返しているうちに、ぼんやりとではありますが、つかめてきたことがあります。「大前提不当周縁の誤り」を有した書き物がどのような意味を持つことになるのかなど、この機会に勉強しようと思います。私の拙い質問に真剣に対応していただいたことに、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。