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証拠がない訴えが認められた判決について
祖父が亡くなりました。 老人ホームや医療施設に数年入り、最後は病院で病死でした。 その後親戚から、祖父の年金や貯金を着服したと訴えられました。 祖父のお金は介護で使っていたため、ほとんど残っておりません。 もともとあった貯金の金額も通帳に記載がありますので、そこから、証拠として、医療費やホームの領収書などをかき集めて使用したほとんどの使用用途を提出しました。 一審では証拠が認められ、支払いは残金の半分、数十万という判決になりましたが、高裁では証拠は全て却下され、請求通り数千万の支払い判決を受けました。 そこで質問です。 公的領収書や祖父の手書きのお金の使用メモ等が証拠として通用しない場合、どうやって証明すればよかったのでしょうか? 判決理由に「立場を利用し、祖父の金を私利私欲に使った」とありました。 ほとんど領収書を取っており(しかも病院やホーム)提出したにも関わらず、そう云われました。 また、ホームの人間や病院の人間にも証言してもらったにも関わらず「介護をほとんどやっていない」と言われました。 祖父は過食の気があり、かかりつけの医者に診断書まで提出してもらったのに「過食は虚言」でした。 一方、親戚側の訴え内容はなにひとつ証拠は提出されませんでした。 例・「祖父の貯金は数千万あった。現金で持っていた」→通帳にもそんな記載はなかった。現金で持っていた証言もない。 ・「祖父は素食でほとんど食べず、体も健康体だった」→医者等の証明なし。過食により血糖値が上がっていたこちらの診断書はあり。 ・「祖父は被告に殴られなじられ脅えていた。何度も私たちに助けを求めていた」→介護中、親戚からは一度も連絡はありません。祖父が兄弟宛てに送った『原告が金ばかりせびって来て困る』という手紙は証拠として提出してます。 …等々。 この親戚側の訴えは全て認められての判決です。 しかも、支払金額が『親戚側が言った、祖父が所持していた数千万+祖父の金を勝手に使った損害賠償』のほぼ満額です。 担当弁護士も「ここまで一方的な判決はおかしい」と憤り、また別の数人の弁護士にも(裁判資料を見てもらい)聞きましたが「明らかにおかしい。証拠が却下されている理由がまったくわからない」という意見でした。 ただ、一様に「最高裁への上告はできるが、判決が覆ることはほぼない」と言います。 裁判に詳しい方、似たような件に合われた方、なんとかする方法はありませんでしょうか? また、相談に乗ってくれる弁護士やこういう件に強い弁護士等、知っている方がいらっしゃいましたらお願いいたします。 原告=親戚、被告=私たち家族
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- yamato1208
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親戚「悪口を言われ精神的に追い詰められた」→弁「悪口を言われた等の証明は必要ないが、悪口を言っていない証明は必要」→私「悪口を言ってませんという証明探し」 訴訟の起因は「年金着服」ですから、それの証明を原告ができない上に、施設の領収書等があったからです。 控訴も相手がしていますが、何を理由に控訴して「どんな証拠」を出したのかが問題になります。
- yamato1208
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どこで聞いたか知りませんが、裁判は「原告立証責任」というのがあり、訴えた側が立証証明しないとなりません。 地裁では、相談者さんが原告 高裁では、相手が控訴原告 ですから、相手が控訴審では何等かの証明をしています。 例えば最高裁で「棄却」されれば、更に最初から告訴はできません。 控訴原告が、どんな証明をしたのかで争い方もかわります。
- yamato1208
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最高裁へ上告を薦めます。 理由は 最高裁では、審理がされるのは稀ですが、控訴審(高等裁判所)での判決内容に「問題」がある場合は、判決ではなく「差し戻し」とする場合が多々あります。 地裁で、証拠採用された領収書が採用されてないのは「事実誤認」をしていると考えられますから、その点を追求すべきでしょう。 確かに「判決不服」での上告では、棄却される可能性は濃厚ですが、今回のように「事実誤認」での上告では「差し戻し」の判決になる可能性が十分にあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 下記の方への御礼でも書かせていただきましたが、最高裁で棄却された案件は今後二度と訴えることはできないと教えられましたのでその点を不安に思っています。(もしもこの判決が覆らないのであれば、今度はこちらから訴えようと思っていたので) また、今日も詳細を聞きましたが「裁判は訴えられた側が証拠を完璧に提出しなければならないので、訴えた側は証明する必要はない。だから今回はこちら側の証明になにかしらの落ち度があったのかも」と言われました。 上記が本当だとすると、訴えた側は捏造や虚言をしても認められるということになります。 また、祖父は関西人、私たちは関東人なのですが(関西出身の)裁判官は「関西人は関東を嫌っているから世話になるはずがない」と面と向かって言われたのも差別的で不信感があります。上告する際の必須資料や方向性はどんなものがありますでしょうか?
- yasuto07
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上告すべきでしょう。 なぜかいとうと、一審が、右より、次が左よりの、場合は、最高裁は中間を取るからです。 弁護士は面倒くさいから、やるなといっているに過ぎません。やらないと、貴方が損をしますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 最高裁への上告はよっぽどのことがない限り棄却されると聞きました。また、最高裁で棄却された案件は今後二度と訴えることはできないとも教えられました。その点を不安に思っています。 (もしもこの判決が覆らないのであれば、今度はこちらから訴えようと思っていたので)
お礼
素早いご回答ありがとうございます。 件のことは担当弁護士から言われました。 例:親戚「悪口を言われ精神的に追い詰められた」→弁「悪口を言われた等の証明は必要ないが、悪口を言っていない証明は必要」→私「悪口を言ってませんという証明探し」 上記のような繰り返しを何年も続けました。 やはり最高裁での棄却を受けた時点でもう反論する場はないのですね。 あまりに一方的すぎてどうにか抗う術はないかと思ったんですが…。