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地デジでの緊急速報地震
地上デジタル放送では、アナログに比べタイムラグがあり、緊急地震速報を受信する際にも当然ラグが発生するということが調べてゆくうちにわかりました。その対策として、まず上部に赤字で緊急地震速報というスーパーを出すことでタイムラグを減らすということが行われていることがわかりました。 ここで、なぜスーパーにすることでタイムラグが改善されるのか。という疑問があります。 ご存知の方いらっしゃいましたら、教えていただければと思います。
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- ogawa_sora
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今晩は。 タイムラグが改善されている訳ではありません。 質問者さんもPCをお使いなのでお分かりだと思いますが、文字だけの情報と、地図などの画像付き情報とではデーター量が違います。 当然、データー量の多い方が表示に時間が掛かるのはお分かりでしょう。 だから、データー量の少ない文字スーパーを先に表示することで、アナログ放送の地図付きスーパーとほぼ同等の時間で表示する事にしているのです。 文字スーパーは地図付きスーパーに比べて、東京タワーでカバーするエリアでは約1秒、そのほかの放送局では約1.8秒から2.5秒早く表示されます。 NHKでは「地域によって異なるが、地デジの文字スーパーはアナログ放送で地図スーパーが表示される時間とほぼ同じタイミングとなる」言っています。
- vaidurya
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現在のパソコンで非常に高速な処理が行なわれているように また高級カメラの連射機能のように、デジタル化によって 高速になった機器は多々あります。 ですから、デジタルであることが、遅延の原因となるわけではありません。 問題は、地上デジタル放送では、大量の情報を受信することと… その技術に対して、ハードウェアの性能が不充分ということにあります。 実際には電波での情報伝達を効率化するために、情報は圧縮されています。 そして、この圧縮された情報を展開し、実際の表示処理を行なうまでに ある程度の遅延が避けられないわけです。 アナログ放送では、受信した情報そのものを 表示回路に流し込めるし…後期の高画質化機能などが追加されたものでも 行われる処理は、非常に速やかに行われ、遅延が問題となりませんでした。 さらに、日本の地上波デジタル放送は、世界に唯一 著作権保護機能としての暗号処理が含まれているため 理論上は、ことさらに遅延が大きいと考えられます。 NHK-BSなどの放送では、著作権保護がかかった番組と そうでない番組がありましたが… 地デジでは、CMを含むすべての映像が暗号化されています。 当然、速報も地デジ放送本来の形態で放送する限りは 同様の制限や問題を避けられないわけです。 スーパーを出すことについての仕様はわかりませんが 地上波デジタル放送は、放送と同時に、他の情報を送信できるので この機能を活用して、最小の遅延で表示できるメッセージとして その赤い文字を表示するようになっているのでしょう。 地上デジタル放送としての字幕などは放送局が映像として文字を送信していますが… スーパーとして出てくるのは、その文字列(文章)自体を…あるいは そのメッセージを示す信号だけが送信されていると考えられます。 そして、実際に表示する緊急地震速報という文字は テレビ受像機側で生成されていると思います。 これは、ウェブを見ているときに まっさきにサイト名を示す文字が表示されたり 受信中を示すメッセージが表示されることに少し似ています。