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恋愛ものか、家族ものの、よい短編集を教えてください。例えばビタミンF
よい短編集を探しています。 重松清さんのビタミンFのようなものがよいのですが、詳しくいうと条件は次のようなものです。 すごい難しい注文だと思いますが、もしもこれは、と思うものがありましたらお願いします。 ・一本が文庫本で50頁程度のもの。一本20頁とか、あまり短いのも今回は対象外にさせてください。 ある程度、それぞれの話に起承転結のあるようなものがよいです。例えば、向田邦子さんの思い出トランプは、ここでは一遍が短い部類に入っちゃいます。 ・連作短編ではなくて、それぞれ異なる主人公のもの。 ・一人の作家が書いた短編集。複数の人の作品を集めたものはだめ。 ・内容は、重松清さんのような、家族を描いたものか、恋愛だと、割と健全な感じで描いてあるもの。 例えば、短編じゃないですが、村山由佳さんの「天使の卵」とか、山田詠美さんの「僕は勉強ができない」のような。 不倫とかエロスで攻めている感じのは、だめです。そういう意味だと、山田詠美さんの他の作品はだめかも。 あと、ミステリに主眼が置かれているものも、ここでは対象外にさせてください。宮部みゆきさんの「返事はいらない」「とり残されて」あたりも、面白さはすごい分かるんですが、ここでは不可。 すごい難しい条件で恐縮です。もしかしたらそんなのないかもしれませんが、お願いします。
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はじめまして。 家族や恋愛を描いた短編集ですと次のようなものはいかがでしょう? 金城一紀『対話篇』単行本で221ページに3つの短編が収められています。 本多孝好『FINEDAY』単行本で321ページに四つの短編が収まっています。 nanatyanさまが何を健全と捉えているのか分からないので、必ずしも健全だとは言い切れないのですが…。 不倫とかエロスで攻めている感じではありません。ミステリ色も全く無いわけではありませんが、ミステリと無縁の短編も収められていますし、ミステリに主眼というよりは恋愛などに主眼が置かれているように思います。 もし、興味がありましたらどうぞ。
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- rodge
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はじめまして。 一つ思いついたので、 お求めの内容かどうかわかりませんが、オススメします。 保坂和志さんを読まれたことはありますでしょうか? 「この人の闘」(新潮文庫)という短編があります。 長編もそんなに長くなく「プレーンソング」 「草の上の朝食」など、さわやかでお勧めです。 ・・・が、起承転結がしっかりあるかと言えば、 それがない所が一種の魅力なので・・・。 未読でしたら、是非ご一読を♪
お礼
回答ありがとうございます! こんな条件あり過ぎの質問に回答していただいて嬉しいです。敷居が高すぎ、っていうかストライクゾーン狭! って感じですよね。 保坂和志さんというのは知らなかったです。今まで注意していなかったので、本屋では視界に入っていても認識してなかった人かも。 教えていただいて嬉しいです。新しい人を読んでみるのは嬉しいものです。 公式HPがあったので、プロフィールなど読んで見ました。なんかかっこよさそう!早速読んでみます。
補足
聞いてないかもしれませんが、好みの追記としては、 藤野千夜さんの「夏の約束」は純文学系だけど好き。文体は軽いけど、描いてあることは深い、みたいな、こういうのは好きです。 あと、大崎善生「パイロットフィッシュ」超好き。関口尚「プリズムの夏」も好きです。
お礼
回答ありがとうございます! そうですね、やっぱり説明するのが難しい…。 結局は私の感受性の問題な気もするし。もっと言えば読んだその時の気分にもよりますからねぇ。 結局小説の味って言語化不可能なの?とも思ったりしますが。 それでももう少し頑張って説明してみます。 自分でも漠然としていますが、健全というのは、言葉が悪かったかもしれなくて、あまり純文学っぽくない感じのことです。青春色が強いやつは良いってことかもしれません。大人っぽいのはダメってことなのかも。 ミステリに主眼っていうのは、話を面白くするために、ミステリ的な要素はどんなジャンルにも入っていると思いますが、最終的に、この話はミステリなのか、人を描くことなのかって言う時に、ミステリだな、これは、と思ってしまうもののことです(なんじゃそりゃ)。 宮部さんでも「サボテンの花」くらい人情の面でも感動できると、私的には人情ものです。 例で、私の感受性を説明してみます。 「対話篇」は読みました。私的にはミステリ色強し。GO,レボリューションNo3のような青春色ならよかったのに。 本田さんは「MISSING」は読みました。私的にはミステリ色強し。でもせっかくなので「FINEDAY」読んでみますね。 中山可穂さんとか吉本ばななさん、安達千夏さん、藤堂志津子さん、など、大人っぽくて純文学っぽくてだめ。 篠田節子さん「女たちのジハード」は社会人が主人公なのに、健全な感じで超いいです。 山本文緒さん「きらきら星をあげよう」とかあのへんのは、大人っぽいのよりはいいのですが、やっぱちょっとティーン向けな感じがする。でも純文学のやつよりはいいです。 浅田次郎「鉄道員」は超いいです。志水辰夫「いまひとたびの」もいいです。 石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」、加納朋子「ガラスの麒麟」なんかは、連作短編で、ミステリなんだけど、人情の面でもかなり感動するので良いです。 すいません、条件難し過ぎだと、自分でも思うんですが、なにか知ってらっしゃいましたら、お願いします。