- ベストアンサー
東北新幹線、盛岡以北は、なぜ最高速度が260K?
東北新幹線、盛岡以南は最高速度が275Kなのに、盛岡以北は、最高速度が260Kなのはなぜだか分かるかた、教えてください。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
簡単に言うと、建設費圧縮のため、架線の吊架方式が「シンプルカテナリ」だからです。 路盤自体は、将来のため、350kmまで出せる設計です。ただ、今は安物の架線なんですね。 東海道、山陽、東北、上越新幹線に使用されている架線は「コンパウンドカテナリ」という高速かつ高頻度な運転にきっちり対応できるものですが、近年開通した北陸、九州、東北新幹線(盛岡~八戸)に使用されている架線は「シンプルカテナリ」と言う、在来線とほぼ同じ形の架線です。この架線では強度の関係から260kmが基本的な限界なのです。 東北新幹線が新青森まで開通すれば、最初は300km、数年後に320km運転を始める予定ですが、盛岡~新青森は当分260km運転を行う方針です。 本来ならばすべての区間を「コンパウンドカテナリ」にしたいのですが、財源不足になっているJRは少しでも建設費を節約したいので、新たに作る区間はとりあえず一時的に「シンプルカテナリ」でしのいでいるのです。 北陸新幹線(高崎~長野)では「シンプルカテナリ」の設置により、5400万円ほど節約されました。東北新幹線の場合、線路が北海道まで延びた折には、コンパウンドカテナリか、更に強固な架線に変えられるでしょう。
その他の回答 (1)
- kuma-gorou
- ベストアンサー率28% (2474/8746)
回答No.2
お詫び 済みません。勘違いで過去形で書いてしまいました。 現在進行形に読み替えてください。
質問者
お礼
新青森の件ですね。 了解です。 ありがとうございました。
お礼
大変わかりやすいご説明ありがとうございました。 新しい盛岡以北の方が、何で古い盛岡以南よりスピードが出せないのか不思議でなりませんでしたが、これで理解できました。 またわからない事があったら教えてください。