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数IIIの関数の問題です。
a^2 + bc ≠ 0 の時、分数関数 f(x) = (ax + b)/(cx - a) の逆関数は、f(x) に等しいことを証明せよ。 という問題です。 解答よろしくお願いします。
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まず、関数f(x)の逆関数f^(-1)(x)の存在性を考える。そのために f(x)=a/c+(a^2+bc)/(cx-a)と展開し、x∈R\{a/c}において f(x)の値域f(R)はf(R)={y|y∈R\{a/c}}より f(x)の定義域もf(R)で fの逆写像 f^(-1) : f(R)→f(R) が存在するためには f:f(R)→f(R)が全単射であることを示せばよい。 (単射性) x1,x2∈f(R) としx1≠x2とする。 f(x1)-f(x2)=(ax1+b)/(cx1-a)-{(ax2+b)/(cx2-a)} =(a^2+bc)(x2-x1)/(cx1-a)(cx2-a) ここで x1,x2∈f(R)より(cx1-a)(cx2-a)≠0 a^2+bc≠0かつx2-x1≠0より(a^2+bc)(x2-x1)≠0 であるからf(x1)-f(x2)≠0 すなわちf(x1)≠f(x2) したがってfが単射であることは示せた (全射) yをy∈f(R)で任意にとってもy=f(x)となるx∈f(R)が存在することを示す。 y∈f(R)として x=(ay+b)/(cy-a) となるようにとれば y=(ax+b)/(cx-a)=f(x)を満たす。 ∀y∈f(R)において x=(ay+b)/(cy-a)はx∈f(R)であることが明らか したがってfは全射 以上からfは全単射であり、f^(-1)(x)が存在することは分かった。 うまく関数を合成してa^2+bc≠0に注意し計算した結果 f(f(x))=x よりf^(-1)をかけて f(x)=f^(-1)(x)が成立する。