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日本の首相について
最近、安倍~鳩山までほぼ一年ごとぐらいに首相が交代したのでちょっと興味を持って日本の首相の平均在職期間を調べてみたら、2年に達していませんでした。さらに、他の議院内閣制の国と比較した場合日本の歴代総理の総数はダントツに多かったです。安倍~鳩山が早々と辞任した理由はだいたい予想できるのですがなぜ、55年体制下でも1年から2年で首相が辞めていたのでしょうか。できれば、根拠も示して頂けると助かります。ちなみに、私の個人的な予想としては派閥の力関係などによって党内の地盤を失ってしまうことが良くあったからではないのかと思うのですがどうでしょうか。
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ご指摘の派閥も重要なパワーバランスですが、 ●どんぐりの背比べ で、総理大臣になる方は統合的指導力より、国会議員の主義主張をまんべんなく具現化する能力が求められるかれでしょう。長期政権の代表例では、吉田さん、佐藤さん、中曽根さん、小泉さんなどですが、この方がたは、統合的指導力というか、信念をもって事に当たった方々です。 (その他の総理大臣は、輪番制によって総理大臣になるタイミングが同期しただけであり、強力なリーダーシップが発揮されたとは考えにくいようです。例えば、今でも選挙のたびに無効票となる田中角栄さんは、長期政権ではないでしょうし、国際的なリベート問題を抱えて失職したところをみると、国家の利益より個人の都合を優先したようにも見えます。この時期の総理大臣候補は三角大福といわれていて、結局は候補の皆さんは輪番制で重職を担ったことになります。) 即ち、日本の総理大臣は国家の発展を優先するより、国会議員のパワーバランスを優先するから不安定で周囲の雑音に左右されて短命内閣になると考えます。その意味では、周囲の雑音を取り除いた小泉さんは統合的指導力はあったと思いますが、経済政策や雇用政策のひずみが現在も残存していると感じます。 【おまけ】もし、民主党が長期政権維持を図るなら政治的課題を洗い出し、優先度・期間・日程・目標値・期待効果を明確にしたうえで、政策を具体化し実行することをお薦めします。
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- tengenseki
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木走さんが下記ブログに、「28人の戦後歴代首相の 在任期間と辞任理由を徹底検証」として出していられます。 http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070724/1185272212
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詳しいサイトを教えて頂きありがとうございました。
並べてみてみると、それほど短命政権ばかりが続いたようにも思えません。55年体制では、右肩上がりの経済成長と、冷戦の最中であったため、右翼政権に分があり、左翼政党や国民そっちのけで、党内派閥抗争が活発だったということはあると思います。 1948以降 吉田 5年 鳩山 2年 石橋 1年 岸 3年 池田 4年 佐藤 8年 田中 2年 三木 4年 福田 2年 大平 2年弱 鈴木 2年 中曽根 5年 竹下 2年弱 バブル崩壊 宇野 短 海部 2年 宮沢 2年 55年体制の崩壊
お礼
詳しい回答ありがとうございました。日本の政治家たちは政争ばかりせずに国民のことも考えてもらいたいものです。