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単衣は縫えるのですが、単衣羽織は無謀でしょうか?

ウールの羽織を作ろうと思っていますが、単衣の長着(浴衣含む)しか縫った事がありません。技術的に無謀でしょうか? 裾がダメになってしまったウールの着物を、羽織に自分で仕立て直そうかと考えています。 浴衣なんかの単衣長着は5、6枚縫った事があるため、和裁書を見ながら出来ないかと思っています。 羽織だと、長着よりも技術が必要なのでしょうか? *ちなみに、羽織だと反物の並幅で襟の所を裁断するのが一般なようですが、昔の和裁書に襟の裁断を並幅の半分に裁断して羽織を作る方法が載っていたため、その方法を取り入れて作ろうと思っています。(これだと長着の襟の裁断と同じサイズなので)

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  • ベストアンサー
  • bekky1
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回答No.1

和裁が趣味のおばちゃんです。 羽織のほうが簡単です。 ヨク、難しいといいますが、これは襟の釣り合い?がちょっとね、弄繰り回していると、 襟付けの縫い代が本体=身頃は1cmぐらいで縫うので、それも、エリ肩アキはぐるっとカーブだから 解けたり、ゆがんだり伸びちゃったり・・・というだけのこと。 単衣を縫ったことのある人なら、モット簡単です。 ただ、身頃のえりつけ縫い代は、ウールなら、全周をかがっておいたほうがいいでしょう。 ここは、手間かけてください。 そして、単衣でつくるなら、脇を縫う前、袖をつける前に襟付けをやってしまうからあわせより尚のこと簡単。 単衣の着物でも、同様です。 身頃がピラ~ンとしている時に、さっさと襟だけつけてしまう。 脇なんかあとです。 手順から言うと、背縫い、肩布付け、前身ごろだけにマチ付縫い、襟付け、わき縫い(後身頃とマチ布)、袖付けです。 ちなみに、マチ布は前身頃、後身頃ではさんで一気に4枚として縫ってしまってokです。 よく、教本などではマチ2枚(裏表)を折り返し分としてぐるっと縫って、そして中綴じしますが、これを一気に全部(4枚)として やります。 背縫いを引返しまで含めて4枚で縫ってしまう方法もありますが、これはお薦めしません。 折り返し分はちゃんと別にして、縫い代だけ中綴じしてと、ここだけは手間をかけたほうが背縫いが安定しますから。 襟布の用尺ですが、本当は反巾を襟に合わせて、折りたたんでということをしますが別に、半分巾でも、中に 新モス(襟芯)として折りたたんで入れれば、見掛けの「厚み」に変わりはないです。 エリ下の処理と、アイロンでの折りたたみをしっかりと、襟(表地)とのしつけをちゃんとしておけばokです。 それと、着物の襟をそのままということですが、ワタシは、オクミを背中心ではいで、好きな長さにします。 高々、首後ろでほんの3cmも見えない縫い目です。 誰も気がつきません。 問題は、裾の擦り切れたウールということで、 袖口はどうでしょう? 縫い代ほどいてもし、スジが目立たないなら、袖付けと袖口と反対にして、 縫い代分を稼いで見ては? スジ(汚れ)が目立つと、ちょっと・・・ですが、別にかまわないということならイイデス。 羽織はいろいろに作ります。 特に、着物からの再生ということだと、前身ごろもカットしないで、その分を襟芯として折りたたんで 縫いこむ。 えり肩周りだけ、ちょっと、厚み分を新モスするとか。 ずっと、通しの襟巾(実際には-5mm)での襟芯を入れて、しつけて襟を作ると超簡単です。 ほら、身頃も伸びないでしょう?

sirotae515
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございます。 たしかに、長着よりも手順が少ないですね。 長羽織ではなく、普通丈の羽織にしようと思ってるので、縫う長さも短いですし。 早速、新モスや襟芯をそろえて挑戦してみます!

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