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サクセスブロッケン

G1・3勝という立派な成績を残しながら、なぜ種牡馬になれなかった(しなかった)のでしょうか。

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回答No.2

一言で言えば、需要がなかった、ということでしょう。 現在は、ダート路線であってもそれなりに充実していますが、僅か十数年前の1990年代前半。中央競馬のダート重賞というと、フェブラリーS、根岸S、ウインターS(現在の東海S)の3つしかありませんでした。 現在は中央競馬の2つのG1に、交流重賞なども始まったので、大分、違う状況になっていますが、しかし、生産者の考えがそこまで急激に変わる、ということはありません。そういう部分が影響したのではないかと思います。 サクセスブロッケンはG1を3勝ですが、以前には、G1を7勝したブルーコンコルドが、引退をしようにも種牡馬としてのオファーがなく、現役を1年延長し、結局、種牡馬になれないで引退、ということもありました。 次に、血統です。 サクセスブロッケンは父シンボリクリスエス、母父サンデーサイレンスです。 この母父サンデーサイレンスというのが、嫌われた部分もあると思います。というのも、今、日本ではサンデーサイレンスの血があふれかえっている状態です。 実際、サンデーサイレンスの孫にあたるデルタブルースやロジックなどの芝のG1ホースが、種牡馬になれないケースというのが既に出ています。 サクセスブロッケンの場合も、サンデーサイレンスの血を引く牝馬に種付けしづらい状態です。しかも、上に書いたダート、となると、と言うことになります。 それから、サクセスブロッケン自身の身体的な特徴。 サクセスブロッケンが、ダート路線を行くことになった直接的な原因は、前足が外に曲がっており、芝では故障してしまう危険性がある、ということで足元への負担の少ないダートを選んだ、という経緯があります。古馬になってから、なかなか出走出来ないかった、というのも、そういう部分の影響が1つあります。 これが遺伝的なものかどうかはわかりません。 ただ、少なくとも生産者がプラスと捕らえることがないのは間違いのないところです。 そういうものが重なって、需要がなかった、ということになるのだと思います。

noname#141777
質問者

お礼

ブルーコンコルド他の例は思わず唸ってしまいました。 血統的にニーズがない、というのもなるほどと思いました。芝実績があってもスタミナ色が強く出そうなデルタ、マイル適正はありそうなロジックでも、NHKマイル勝ちだけでは種牡馬入りできない(ウインクリューガーは種牡馬入りしているのに)。まあロジックは、社台だからというのも少なからずあろうかとは思いますが。 サクセス自身の身体的特徴(両前が外向)云々については、質問投稿後に各所で見ることができました。やはりこの点は、生産者も大きく気にかけるのでしょうね。実際、外向が遺伝するかどうかは産駒を見なければわからないのですが、それを確認することもできなくなってしまいました…。 頂いた回答、とても参考になりました。

その他の回答 (2)

  • manbaken
  • ベストアンサー率37% (75/200)
回答No.3

サクセスブロッケンは、生まれつき前足が外を向いていて(ガニ股)競走馬としては、致命的でした。 生産者も競走馬としては、無理と思っていたと言っています。 たまたまダートで才能を開花させましたが本当に珍しい事で遺伝でそれが子にでるとなるとやはりリスクが大きいからだと思います。

noname#141777
質問者

お礼

関係者の苦労話、各所で見ることができました。外向持ちというだけで、能力はあっても競走馬として走らせること、その能力を出せるまでに仕上げるのは相当に大変だということを、かつてのベガを思い出しつつ理解できたように思います。 ありがとうございました。

回答No.1

日本競馬の芝を中心とした傾向が強いからです。 もともとダート路線は、JCダートと東海Sぐらいしかありませんでした。 今はフェブラリーSが創設され、年間2回のGIが行われているのが現状です。 それでも芝には匹敵するほどではなく、それ以外には地方競馬GIしかありません。 これが日本競馬の特徴で、芝適正がないと認められなくなっているのてはないかと思います。 カネヒキリもダート界No.1で種牡馬となりましたが、結果的に子供が結果を残せていないこともあります。 この状況では、これもひとつの選択ではなかったかと諦めるしかありません。 誘導馬になれたということは、性格もおとなしかったのですね。 ご参考となれば幸いです。  

noname#141777
質問者

お礼

競馬は芝だけではありませんし、サクセスより劣る成績&血統で種牡馬になっている&活躍馬を出している馬もいるだけに(結果を残せていない馬も多数いますが)残念です。 その後の余生がわからなくなる馬もいる中、誘導馬になれたのはある意味幸せなのかもしれません。 カネヒキリの子供って、結果も何も種付けを始めたばかりですよね? 

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