初めまして。種牡馬の場合、現役時に馬主と牧場側が話し合って、その現役時に馬の権利を1/3とか1/2程度の権利を購入します(こういったやり方は、社台ファームなど大きい牧場がしています)。そして引退する時は権利を購入していますので、その牧場で種牡馬生活に入るわけです。当然、種付けの際の権利も数多く持っているわけです。馬主自身が牧場を持っている場合、その牧場に戻ることが多いようです。最近の中央競馬では、キングカメハメハ号が、社台ファームが現役時に権利を購入していたと聞きました。又、馬主にとって思い入れのある馬で、牧場を持っていない時に種牡馬になった場合、設備の整った大きい牧場に預けることもあります。最近ではテイエムオペラオーがこれに当てはまったと思います。そして、手ごろな価格で種付けを行なえるという意味で、軽種牡馬会などの協会が、一流血統で成績がいまいちだった馬や、サンデーサイレンスの直仔など種付け価格が高い為、種付けが難しい馬などを買い取ったりもしています。ラムタラなどがその例になります。
牝馬については、成績が今ひとつでも、繁殖牝馬として生まれた牧場に戻すと言う契約が成り立っていることが多いようです。当然、優秀な牝馬なら大手の牧場に購入されることが多いです。ただ、アグネスフライト、タキオンの母親であったアグネスフローラは、馬主さん名義のまま、社台ファームで預けられているようです。牝馬の場合、次の役目が待っていますから、生まれ故郷である牧場に戻ることが多いと思います。長文失礼しました。
お礼
コラムまでありがとうございます。 確かに種付け料で毎年稼げるとは言え、失敗のリスクも大きいですね。 それにしても、種牡馬に高値が付いたときの馬主の儲けは凄まじいものがありますね。 驚きました。