質問が出されてから、随分と日が経ってしまっていますが、私なりのコメントをさせてください。
入口のハードルとしてははるかにバイオリンの方が高いです。弓でこすれば一応音は出ますが、きれいな音色にはなかなかなりません。指板もフレットがありませんから、音程も定まりません。
それよりも前に、まず初心者は調弦で苦しみます。バイオリンの糸巻きはギヤがなく直巻きなので微調整が難しいのです。E弦だけ、あるいは4弦全部にアジャスターを付けると随分と楽にはなりますが。
ビブラートもかなりハードルが高いですね。
それに対して、マンドリンはとっつきはしやすいと思います。初心者でも少し練習すれば簡単な曲ならそれらしく演奏することが出来ますし、仲間とアンサンブルをすることも出来ます。
しかし、上級レベル、プロレベルになってくると、どちらが難しいかという比較は困難ですし、あまり意味はないと思います。
カントリー&ウェスタンのジャンルの中にブルーグラスというジャンルがあります。
ギター、5弦バンジョー、バイオリン(ブルーグラスの世界ではフィドルと呼びます)、マンドリン、ウッドベースの5人編成が標準です。なお、このマンドリンはフラットマンドリンといって、普通の胴体がフックラしたものではなく、厚みが全体的に5cm程度のほぼ均一のペタンコなものです。
ブルーグラスはあまりポピュラーではありませんが、根強く熱狂的なファンが多数存在します。私もその末端の一人です。ブルーグラスはバンジョーがメインになりますが、フィドルとマンドリンも遜色なく大活躍します。これを聞いていただくとバイオリンとマンドリンのどちらが難しいとはとても言えなくなります。
なかなか機会がないかもしれませんが、何とかして一度聴いてみてください。
著名なところでは、Country Gentlemen、Bill Monroe & his Blue Grass Boys、Jim & Jesse、Stanley Brothers、Osbone Brothers、Bluegrass45(日本人です)などがあります。
また、純粋なブルーグラスバンドではありませんが、Nitty Gritty Dirt Bandもすばらしい演奏を聞かせてくれます。
ぜひ、バイオリンとマンドリンのすばらしい演奏を堪能してみてください。
お礼
周りがキター、マンドリンだらけで、同等に扱われているので、困っていました。 なぜバイオリンはそんなに弾けないんだ、という感じです。 ギター、マンドリンは、ほとんど独学か学校のクラブ活動でやってきた方たちです。 ギターの場合、先生につかなくても、プロといい、レッスンまでしてる人もいます。 調弦から違いますね。 バイオリンの場合、周りがうるさいと、合わせにくいですし、 音をもらって合わせるバイオリンは、耳の楽器だとつくづく思います。 バイオリンがどれだけ難しいかは、弾いてみないとわからないですが、 他の楽器をやってる人たちは、弾いたことのない人ばかりで、 単音で簡単に見えるそうです。 なので、私の周りではとりあえず、ギターとマンドリンのほうが難しい、ということになってますが、 それがプレッシャーとなってます。