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HDDの物理フォーマットと容量について
DOS時代のNEC98のゲームソフトで使われていたFDは外周と内週で1セクタ当りのバイト数が異なるフォーマットだったそうですが(プロテクト)、HDDでも同様なことはできるのでしょうか?その場合、現在一般的な1セクタ512バイトで全セクタを物理フォーマットしている場合と比較して容量に差が発生するのでしょうか。
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> HDDでも同様なことはできるのでしょうか? 不可能です。HDDは1セクタ512バイトと共通仕様として決まっています。 まぁ、理屈上は可能でしょうが、そういう仕様になっていません。 現在のHDDはFDDとは逆の考え方です。 FDDは1トラックのセクタ数が内周と外周で同数です。 そのため利用効率を上げる方法として、内周と外周のセクタ容量が異なります。 一方HDDはセクタ容量を一定にし、 内周と外周のセクタ数そのものを変えることで大容量を実現しています。 FDDは1MB程度の容量なので上記のやり方でも良かったのですが、HDDだと大容量の為、FDDのやりかたではあまりにも非効率。 それにデータの管理そのものが大変。 またHDDのように大容量となってくると、1セクタの容量を小さくしすぎてしまうと、断片化が発生しやすくなり、結果としてアクセス速度の低下に繋がります。 容量そのものに関してですが、1セクタの容量がいくら変わろうが、実容量に差はでません。 利用効率上で考えれば、1セクタの容量が小さいほど詰め込めることになりますから、そういう点では変わってきますが。 まぁ、現在はさらにOSの制御が加わり、複数セクタ(WinXPでは4096バイト(8セクタ分))を一まとまり(→クラスタ)として扱っています。
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とても詳しい回答ありがとうございました。大変参考になりました。