演説をスタッフが書くのは常識で、選挙じゃ広告宣伝の専門家が手腕を揮うのです。
それは支持率と関係ないと思います。
オバマの不人気はかなり深刻で、アメリカ大統領は4年の任期を2期務めるのが常識です。
戦時下のルーズベルトのような例外はありますが、普通は2期務めて3期目は出馬しません。
2期目はいわば信任投票みたいなもので、必ず現職が勝ちます。
大統領が暗殺されて副大統領が大統領になった場合の例外はありましたが普通2期目は負けません。
ところがオバマは2期目に負けそうなので1期で終わるかもしれません。
それは悪い意味で歴史に名を残す大統領になりそうです。
不人気の理由は
1.医療保険制度 アメリカの人たちは税金が増えるくらいなら福祉に力を入れてくれなくていい、という考えの人が多いようです。
ティーパーティーは、ボストン茶会事件でお茶に高い税金をかけることに反対した人々がお茶を海に投げ捨てた事件です。
TEAにはTaxed Enough Already(税金はもうたくさんだ)という意味が込められています。
このせいで、アメリカ人はお茶でなくてコーヒーをよく飲むようになったそうです。
2.失業問題 オバマ最大の公約が失業問題です。貧困層の支持を広く集めたオバマは、自らの支持層が望む政策に失敗しているのです。これには移民問題も絡んでいて、違法移民の受け入れ問題でオバマに期待した人々が裏切られています。
最大の政策失敗は失業問題でしょう。
3.アフガン イラクは、失敗だったかもしれませんが、曲りなりにもフセインを打倒し民主政府を作り撤退しました。
ところが、アフガニスタンでは新しい民主政府を作るわけでなく、無人機による誤爆で多くの市民を巻き添えにして反米感情を高めています。
この戦争に勝利は存在せず、ずるずるとベトナム化して「オバマのベトナム」とまで言われています。
4.モスク問題 NYの9.11の現場の隣のブロックにイスラム寺院(モスク)建設計画があります。
アメリカのキリスト教団体は猛反対ですが、対立より対話のオバマは建設派にも理解を示しました。
これが世論の反発を招き、アメリカ国民の24%までもがオバマをイスラム教徒だと信じています。
実際にはオバマはキリスト教徒です。
ちなみにアメリカにはキース・エリスンという初のイスラム教下院議員がおり、宣誓には聖書ではなくトーマス・ジェファーソンの英語訳クルアーン(コーラン)を使ったそうです。
こんなわけで、オバマ大統領は1期で終わる歴史的大統領になりそうです。
オバマの考えかたは従来のアメリカ大統領とは方向性が違うようです。
日本にとっても民主党より共和党の大統領の方がやりやすかったかもしれません。
アメリカにとっても日本の民主党より自民党の方がやりやすかったでしょうからお互い様です。
日米ともに民主党政権は下野してもらいたいものです。
お礼
愛国者と偏見持たれるかもしれませんが多額の費用をかけた天皇陛下と美智子様のご成婚パレードとオバマ大統領の就任パレードを比較してしまいます。アメリカが理性を失うと西尾幹二という人が「発言者」という月刊誌にかいていましたがアメリカにはディズニーランド、マクドナルド、ハリウッドもあるしでもみんなの回答を読む限りではその可能性全くないとは言い切れませんね。