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中国語で犬の意味は?
中国語で、犬と言う語は 本来の動物の犬のほかに 野蛮なとか、何かそういった意味があったと思うのですが、確かなことがわかりません。 ご存知の方 お教えください。
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日本と中国以外での「犬」のイメージについてですが,『イメージ・シンボル事典』(大修館)で犬の「好ましくない特性」として挙げられているうちからいくつか書き抜くと,「聖書において人々はへりくだって自らをイヌと呼んだ。あるいはイヌと呼んで敵を呪った」「イヌは聖書においてつねに忌み嫌われる動物である」「徘徊する敵」「へつらい」「悪魔,異端,異教」「利己主義者」などなどとあります(もちろん「忠実な友」「勇気」といった好ましい特性も多々あります)。主にヨーロッパ文化に関する記述ですが,洋の東西を問わずかなり悪く言われているというのが事実のようです。 また,『アイヌ歳時記』(平凡社新書)によれば,日本語で「イヌタデ」「イヌツゲ」というのと同様に,植物名にイヌを表すアイヌ語「セタ」をつけて,「セタプクサ」(イヌのギョウジャニンニク),「セタムンチロ」(イヌのアワ)などと有用植物に似ているけれども役に立たない植物の蔑称としたそうです。 私も今回のご質問でいろいろ勉強になりました。ありがとうございました。
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- Alias
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「走狗」という熟語がありますが,これは「手先」という意味で日本語でも中国語でも使われます。「狡兎(こうと)死して走狗烹(に)らる」という故事成語?が有名です。日本語で「警察のイヌ」なんていう言い方は,この「走狗」あたりから来ているのかもしれませんね。先に挙げた「狗腿子」も「手先」の意味でした(「腿」は脚の意味)。自分に忠実なら「忠犬」とかいってほめられ,敵に忠実なら「走狗」などと貶められるなんて,かわいそうといえばかわいそうな話です。 なお,「犬」という字のほうは中国語では悪い意味を含まないようで,漢和辞典の「犬」の項で「手先」の意味には [国] というマークがついていますから,中国にはなくて日本で発生した意味だということになります(漢和辞典2冊見ましたが同じでした)。 そういえば,『魏志倭人伝』にでてくる邪馬台国の隣の国かなにかで「狗奴(くな)国」というのがありましたが,この字面にはきっと未開の地への蔑視が含まれているのでしょうね。 今回のakiyoteaさんのご質問と同じような質問が過去にありました。いちおうご参考まで。
お礼
有難うございました。 やはり 人間 同じようなことを考えるものなんですね? 過去に同じようなことを考えている方がいらしたなんて・・・・。 象死と言う言葉になると、なんとなくおかしい・・とおもうのは、象に対するセクハラ? もとい アニマルハラスメント? ・・・・と言うことは、上のことから類推すると、たまたま中国でも イヌ(感じそのものではなく、イヌという動物そのもの)にたいして日本人と同じような考えをもっていたと言うことなのかも・・・・・? 中国からの影響と言うのは わたしの考えすぎなのかもしれないようですね? ・・・・となると、その他の国ではどうなのでしょうか? 韓国とか、タイ、アメリカ、ドイツ・・・・・。 同じような言葉があるのでしょうか? また、気になってきました。
- Alias
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中国語で犬を表す語は,Eivisさんのおっしゃるとおり「狗」(北京語では「コウ」または「ゴウ」に近い発音)です。日本語の「犬畜生」と同様に人をののしるときにも使われますし,「狗腿子」(悪人の手先),「狗仗人勢」(犬が人の力を笠に着る)など悪い意味で使われることが多いようです。ただ,「野蛮な」という含みはないようなのですが・・・。「犬」(発音はほぼ「チュエン」)のほうは,自分を卑下する熟語で使われることはあるものの,現代語ではあまり悪い意味がないようです。 的を外していたらごめんなさい。
お礼
やはり 中国でも 悪い意味なんですね。 実は 日本で犬の語をつけた言葉で 悪い意味の言葉が多いのはなぜだろう?と不思議に思ったのです。 それで、確か中国では、犬と言う語は良くない意味を含んでいたはず・・・・?と、昔どこかで本で読んだうろ覚えの記憶があり、そのとうりなら、日本での犬がつく言葉の意味には 中国の犬と言う語の意味がそのまま日本に伝わってきているから、あるいは、中国から影響をうけているのかも・・・? と考えましてこのような質問をしました。 わたしのこの推理?は 正しいのでしょうか?
- Eivis
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#1のEivisですが、問題の意味を取り違えていたようです。 いま入院中で中国語辞典は手元にありません、「犬」の方の本来の意味は判りかねます・・・失礼しました。
- Eivis
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「狗:ngauカウ(広)」という字を用います。 野蛮なという意味は、大辞林などでは「警察のスパイ」とかまわし者的な解説が付いていました。 あとは、犬侍、犬死になどは「犬」でもよい意味には使われない例もあります。 冬の廣東、桂林などで見られる「狗」のタテ看板は「犬料理」のお店のしるしで、寒い時の風物詩です。
お礼
早々のご回答有難うございます。 入院なッさていらっしゃるのですね。 どうぞ 早くお元気になられますように・・。 さて犬の意味なんですが、中国でも「警察のスパイ」 と言う意味で使われるんでしょうか? 中国では犬も食べると言う話は聞いたことがあります。 たしか チャウチャウ犬が食用犬だとか?
お礼
有難うございました。 結局 色々良くも悪くも イヌの語がついた表現が 東西 たくさんあると言うことは、それだけ人間ととつながりが大きいと言うことに他ならないのでしょうね。 聖書でも 悪く表現されているなんて おもしろいですね それに 似ているけれど役に立たない表現の言葉が アイヌ語にもあったなんて・・・・考えることは同じなんですね。 イヌハッカ、イヌ山椒ってありますものね。 なんだか イヌがちょっとかわいそう・・・・かな?