戦争が起きます。これはほぼ高い確率でございましょう。
少し飛躍している感もありますので、少し時代背景を追ってから再度、お応えした結論に戻ろうかと思います。暫く、お付き合い下さいませ。
すべての存在が生まれるには、その理由や背景が必ずあります。インターネットもそうです。インターネットが生まれる様になった理由や背景の内の一つには、日本のMade in Japanの躍進がありました。
日本から、アメリカ・西洋を始めとしてMade in Japanの躍進はそれはもう驚く程のもので、このまま行けば日本は経済的に世界中を覆ってしまうのではないか?というくらいの勢いがありました。当時、西洋の人たちの多くはそうした予測もしていたくらいです。
ですが、世界を統治したいアメリカ、西洋の最先端を誇るアメリカはそれを良くは思いません。
Made in Japanの躍進をそのままにしておいては、アメリカ・西洋の市場が奪われてしまい、自分たちの土壌であったはずなのに(産業革命はイギリスから、ルネッサンスは西洋から)、あんなに離れている日本の島に世界を語らせてしまう事になりますね。
それで起こったことがプラザ合意です。
本来はアメリカは日本のMade in Japanが猛追をかけてきた時に、経済論理で応戦するべきでした。ところが、応戦するべき経済的戦略を持ち合わせていなかったんです。それで、経済論理ではなく政治論理にすり替え、力で日本を屈服させました。日本はアメリカの力に屈服したんですね。というよりも、そこまでグローバルビジョンが見えませんでしたし、グローバルリーダーシップが無かったから分からなかったというのが正確だろうと思うのですが。
それをしながら同時にアメリカが応戦した事として、金融経済の開発とIT産業のメジャー化を促進する様にしました。アメリカは本来、IT産業だけではなく、もっと多くの新しい産業をポンポン生み出す事で、日本のMade in Japanに応戦するべきでしたのに、それが出来なかったからプラザ合意と金融経済、そしてIT産業だけによる経済発展を余儀なくされたんですね。
それくらい日本は凄かったんです。
アメリカ・西洋はそれくらいビックリしたんです。あれだけ叩いた筈やのに・・・!?
さて、質問者さまのご質問内容に入りますが、インターネットの必要性とは、そうしたアメリカの経済を中から救うという意味も多分に込められておりました。インターネットが世界レベルで、産業レベルで誕生する様になっている理由や背景には、アメリカの経済を救う意味合いが込められていたんです。
ではもし今、インターネットの必要性をそのまま切ってしまったら、それはインターネットが生まれる様になった理由・背景を破棄する事に相当します。それは、Made in Japanに猛追をかけられて経済的に圧迫を受けているアメリカ経済の状態に立ち戻る事を意味しています。
アメリカという国が、自国の経済をまかないきれなかった時に、歴史から観ました時に対処してきている共通のパターンがございます。それが戦争です。
ですから、冒頭の応えをさせて頂きました。
インターネットを世界中で禁止したら、その必要性を最も感じているアメリカは極度に困る事となり、それを回避解消する術がございませんので(その術がございましたら、今の様にドルの印刷をバンバンやったりグリーンニューディール政策などはやりません。)、今までの共通パターンへと戻る事になります。
つまり戦争が起きます。
お礼
ありがとうございます。