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「光の道」とソフトバンクについて
- 最近、「光の道」構想とソフトバンク(以下SB)・孫社長の主張が取りざたされることが多く見られます。
- 光ファイバーを全世帯に普及させることは大変いいことだと思います。
- 光回線会社を創設するとSBがタダで得をするので、孫社長は私欲のためにこの案を推し進めたいだけだ」というような意見を見ました。
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まず、outerletさんがある程度の知識を持っている事を 前提に書きます。 ・1Gbps/sの 「/s」は省略します。 ・bpsが何かは知っている事とします。 ・一部計算を簡略するようにしています。 1. 孫氏の、「光の道」構想を詳しく把握していません。 *本を読んでみたいのですが未だ購入していません。 2. 光ファイバーですが、現在、送電方式、材質(ガラス、プラスチック)等で 複数の規格があります。 NTTのサービスで利用している規格は判りませんが、現在NTTは最大 最大1Gbpsでのサービスを提供しています。 しかしこれはサービスを均一化、使用機材の制約の為で実際には、 ケーブル的には10Gbps、100Gbpsの能力は持っています。 *実際、環境面を整備した専用回線サービスとして10、100Gbps以上の サービスを計画している会社もあるようです。 *注:NTTの場合、1回線を複数人で使用。 では現行主流とする光ファイバーで最大どれくらいのデータ送信が 可能かですかが、実験では最大3Tbpsのデーター送信が成功しています。 ここで重要なのは3Tbpsのbpsなのですが、bpsを考慮しても 現状、送信側、受信側のコンピュータ機器性能が追いついていません。 此処までを整理すると 今ある光ファイバーで最大3Tbpsのデータ送信が可能。 実務レベルでは、専用線の一部で100Gbpsが可能となりつつある。 だけど、3Tbpsで考えると利用者側の環境、NTTの設備投資が 追い付いていない。 となります。 --- しかしその他重要な事があり1秒あたり3Tbpsが必要となる需要が ないという面もあります。 例えばデータ量が大きい素材として画像データがあります。 BD(ブルーレイ)でいえば25GタイプはフルHDを2時間録画 することを想定しています。 (実際には最大でフルHD22Gくらい、地上波で18G前後 だったはす。 以後、計算を簡単にする為、2時間=25Gとします。) フルHDは2Kシステムという規格ですが、映画館では4Kシステムを 利用しています。 画素数は2倍ではなく4倍となりデーターサイズは2時間=100G となります。 さらにNHKが研究中のスーパーハイビジョンは8Kシステムとなり 画素数は16倍、データーサイズは2時間=400Gとなります。 *先頭で記述した通り、データサイズは大まかな概算としています。 *3D画像の場合はさらにサイズが増える では、400G(バイト)を実際に送信する場合、早ければ早いに こしたことはありませんが、100Gbpsもあれば十分サービス として満足いくと思います。 8Kシステムが一般となるのは2020年以降と想定されるので 当面、100Gbpsを超えるサービスは不要となります。 ---- つまり2の回答として現状、「光ファイバー→α」は無いとされています。 勿論、挑戦したい、挑戦している研究者はいると思いますが、 需要はないと思われます。 よってこれからは光ファイバーの素材で精度を上げたり、コストを下げる 研究が行われていくと思います。 (重要)但し、無線LAN、携帯電話回線は別の意味で進化していきます。 また、計算上では現行型光ファイバーで100Tbpsは可能とされています。 なお特定の素材を使用すると完全な机上論理ですが1Pbps(ペタ)まで 可能なようです。 ちょとした感想 実際問題、3Tbpsが一般化され後、 「昨日のイベントで撮った画像です」ってスーパーHDで 2時間の画像をメールに添付されたらとてつもない迷惑ですよね。 ある意味、テキストの迷惑メール100通の方が良いとなってしまう。 3. USENとケーブルテレビって独自回線じゃなかったですか? ちょっと、判りません。 独自回線だと思っていました。
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- my-hobby
- ベストアンサー率21% (659/3045)
ソフトバンクの社長は経営能力すごい 光の設備はNTTと電力系から引き付いたKDDIはすごい 又これからは、これも参考 http://wakarunavi.com/2010/01/380/ これもウイルコム別会社構築してます 孫はすごい。
- chie65536(@chie65535)
- ベストアンサー率44% (8742/19841)
1. インフラ整備と設備投資を光回線業者にやらせて、美味しい所(顧客からの収益)の殆どをSBが持って行くから。 2. 光回線の性能を超えるインフラが出現しない、と仮定するのは無意味。技術革新に伴い次世代インフラが出るのは確実。だた、出る時期が「1年後」か「10年後」か「100年後」か、誰も予想できないだけ。 3. NTTの場合は「回線を引いてくれ」と言われれば、どんなド田舎でも回線を引かないとならない。 例えば、どこかのド田舎に「大手チェーンのコンビニ」が出来ると、POSシステムでネット回線が必須なので、NTTは利用者が限られていて採算割れしていたとしても、高速回線を引かねばなりません。 北海道のド田舎には「コンビニが出来たおかげでADSLが来た」と言う集落が多くあります。 NTTの回線使用料には、そういう「僻地でインフラが採算割れしている赤字分」も使用料に含まれているので、価格は下げられません。 しかし、他業者は「僻地でのインフラの採算割れがない」ので、純粋な「回線使用料」のみで商売が出来ます。客が多い場所でだけ商売していれば良いし、僻地では「NTTが回線引いてませんので加入できません」の一言でオシマイです。
お礼
分かりやすい回答、ありがとうございます。 特に3つめの質問に対する回答には非常に納得致しました。 NTTにあまりいいイメージは持ってなかったのですが、採算度外視で僻地にインフラを提供するような事業者は確かに必要ですね。 勉強になりました。
- e0_0e_OK
- ベストアンサー率40% (3382/8253)
1.光回線会社に税金を投入させようとしているのでは。 2.よく分かりません。 3.ユニバーサルサービス(全国展開)を義務づけられているNTTと採算に合う地域限定の会社との違いでは。
お礼
回答ありがとうございます。 ただ税金の投入は無しで実現できる、と孫社長自身が仰っているので、公費を使って云々という点で批判されているのではない気がします。
お礼
光ファイバーについて大変に詳細な回答を頂き、ありがとうございました。 確かに容量が増えても、需要がないのでは意味がないですものね。 今回メタル線を全廃しても、速度が頭打ちになればいずれ、光ファイバーというインフラもいずれ置き換わるのでは…?と思ったので質問した次第です。 当分はそんなことを心配しなくてもよさそうですね。