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米空母機動部隊の黄海での演習について

今回の北朝鮮の砲撃に関し、28日から米空母機動部隊が黄海で演習を行うとの報道がありましたが、それに関し以下質問です。 1.北朝鮮や中国は脅威を感じているようですが両国にとって具体的なデメリットはあるのですか。素人目には単なる演習なのだから、何の問題も無いと思うのですが。 2.前回の哨戒艦の時は黄海での空母演習は中止になりましたが、中止した理由は?

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  • wwr
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回答No.3

中国にとっては黄海は自国の絶対領海みたいなもので、またそうなるよう努力してきました。 今年2010年までに黄海含む第1列島線内の海域の制海権を握り、絶対防衛権としておくのが、中国の国家戦略。 --------- 中国の海洋戦略 ---------- (1)1982-2000年(沿岸防衛をほぼ達成) (2)2000-2010年(第1列島線内の制海権確保) (3)2010-2020年(第2列島線内の制海権確保/通常型空母2隻建造) (4)2020-2040年(米海軍の太平洋・インド洋覇権阻止/原子力空母2隻の建造計画開始) (5)2040年(米軍と対等な海軍建設) --------------------------------- 第1列島線とは、日本の九州・南西諸島・沖縄諸島、台湾、フィリピンを結ぶ線。 第2列島線とは、伊豆諸島・小笠原諸島、マリアナ諸島を結ぶ線。 --------------------------------- 中国の尖閣諸島への実力行使や領有権主張も、形の上での上記戦略の完成を国内の共産党勢力に示したいがため。 上記の(2)を今年中に実現できれば政権の功績になるし、実現できなければ政権の失策・失敗になり敵対派閥からの攻撃を受ける。 なので中国人船長問題では中国政府はああまで強硬だった訳です。 黄海への米軍空母侵入も同じ理由から拒否した訳。 去年や一昨年ならイザ知らず、2010年になってから敵海洋部隊の攻撃主力の原子力空母が絶対防衛圏の黄海に侵入したら、上の計画の(2)の完成が主張できなくなる。 また、軍艦というのは戦争中以外には「戦争をしてない」ので、戦争以外の何かをしている訳です。 「戦争以外の何か」の中で、敵にとって最も危険行為は、「戦争のような事をする」軍事演習。 その最も危険な軍事演習を、今年までに絶対防衛権にしておくはずの黄海でされたら、メンツも潰れるし、軍事的警戒態勢を取らなければならないし、軍部からは弱腰を責められるし、政治的敵対派閥からは長期海洋計画の失敗を責められる。 要するに中国の政権基盤が危うくなる。 黄海で米軍空母が演習するというのは、日本の東京湾でロシアや中国の空母と強襲揚陸艦と駆逐艦と潜水艦が軍事演習して、実弾を東京湾にぶちかまし、戦闘機を東京湾上に飛ばし、陸兵を沢山乗せた揚陸艦を東京湾岸辺キリギリまで近寄らせ、潜水艦の潜望鏡が東京沿岸の重要施設に向けられる… という、そういう日本にとってはギリギリの状況と同じ事。 実弾を所持しているのであれば、敵の近辺で実施される軍事演習は多くの場合に即座に敵に対する攻撃に切り替え可能であり、その意味で大強度の軍事的威嚇に成ります。 中国人は日本人と違って平和ボケしてないから、軍事的危機は正確に感ずる。 また、北朝鮮は軍事ボケしているから、近海での軍事演習は、素直に敵の軍事威嚇・軍事攻撃と受け取る。今回のように反撃してくる事もありえます。 また、前回の軍事演習で米軍空母の黄海演習が取りやめになったのは中国側の抗議のためでしたね。北朝鮮もずっと罵倒していた。 韓国も米国もそれに応じた。

noname#133962
質問者

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回答有難うございます。 >黄海で米軍空母が演習するというのは、日本の東京湾でロシアや中国の空母と強襲揚陸艦と駆逐艦と潜水艦が軍事演習して、実弾を東京湾にぶちかまし、戦闘機を東京湾上に飛ばし、陸兵を沢山乗せた揚陸艦を東京湾岸辺キリギリまで近寄らせ、潜水艦の潜望鏡が東京沿岸の重要施設に向けられる… という、そういう日本にとってはギリギリの状況と同じ事。 東京湾と黄海では広さが違いますが日本近海で演習をされたら確かに面白くないですね。

その他の回答 (5)

  • nogul2n
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回答No.6

1、 そうですよね。単なる演習なのだから問題ないと思いますよね。   でも、軍事の世界では「演習(訓練)」というのは大きく分けて2つの意味があるそうです。   去年たまたまテレビで元自衛隊の幹部だった人がコメントしてたことの受け売りですが。   一、 ことば通りに「演習(訓練)」する意味。      軍隊は平時には訓練するのが仕事です。   二、 「我々がここにいるぞ!」と存在を示す意味。存在をアッピールするわけですね。      存在を見せつければ、「あっ、こうやって具体的に見せられると、う~ん、あの国にちょっかい出すのはやっぱり止めとこう。」となって、自国がやられるのを予防することが出来ます。      しかし、存在をアッピールするだけで終わればいいですが、万に一つ、演習でボッガーンと撃ったものが隣や近くの国へ飛んで行ってしまって被害が出ることが絶対に無いとは言えない。      世界には邪悪な国家たちが跋扈してますので、もしかしたら悪意でもってわざとボッガーンと、日頃から気に入らないと思ってる国へ撃つようなとんでもない国が全く無いと断定することは出来ない。      気に入らない国へ撃っといても「これはミステイクです!事故です!わざとじゃありませんよ!」と言えば、言い訳になります。      ですので「演習(訓練)」は実はちょっと要注意なんです。                      以上が自衛隊の人の話。   中国は北朝鮮を出来の悪い我が子のようにかばってます。出来が悪くても身内はかわいい。   北朝鮮が2008年秋でしたか(2007年だったかも)短距離ミサイルを黄海へ向けて撃ち込みました。「なぜ中国方向へ向けてなんだ?!」と日本のニュースでも話題になってました。でも中国は別に怒りませんでした。   同盟国が自国方向に向けて黄海にミサイル撃ち込んでも中国は文句言わず。米国や韓国が黄海で演習(訓練)しようとしたら大反発。   やはり、米国・韓国は中国の同盟国じゃないから「万が一」という不信感がふつふつと涌いて出て来るんじゃないでしょうか。   仲間の北朝鮮には「しょうがないわねえ。」「いい子、いい子」「よしよし」。   仲間じゃない国へは露骨に不信感を表明。「来んな!」「こっちに近寄んな!」。   米国が今わざと中国に軍事的打撃を与えても良い事なんか1つもないのに、恐いようです。考え過ぎでしょう、と思いますが、「万が一」が怖いんでしょうね。そんな可能性、「万が一」じゃなくて「億が一」でしょう、とも思いますね。   日本からしたら「(大阪弁で読んで♪)中国、アンタさんのほうが恐いわ。」ですが。   要するに中国は「米国・韓国はうちらの仲間じゃないよ!」と大声で言ってるのと同じです。   やはり中国は、日本や米国のような自由主義諸国とは価値観が違う国です。外見に差が無くなっても共産主義陣営という、私たち日本とは違う陣営のグループの国なんです。 2、 他の回答者様がご記述の通り、中国が大反対したためです。    中国外務省の報道官(秦剛という名の人)とか、中国人民解放軍の総参謀長とかがマスコミを通じて何度も反対を表明しました。    温家宝さんも婉曲的表現ながら反対を述べたように思いますが、これはもしかしたら私の記憶違いかもしれません。

noname#133962
質問者

お礼

回答有難うございます。 >他の回答者様がご記述の通り、中国が大反対したためです 今回実施されるかどうか、もし実施された場合、中国の反応に注目ですね。

  • oska
  • ベストアンサー率48% (4105/8467)
回答No.5

>両国にとって具体的なデメリットはあるのですか。 中国にとって黄海は「中国の領海・庭」だと、中国国民に教育しています。 自国の領海に他国の空母が来る事は、共産党政権のウソがばれます。 尖閣諸島事件でも、「日本の巡視船が漁船にぶつかってきた!」と共産党政府は中国国民に説明しています。 ですから、忠実な臣下である仙石日本人自治区初代委員長候補に「映像公開禁止」を命令していた様です。 中国軍・北朝鮮軍の動向です。 両国とも「文民統制」という概念は、存在しません。 軍は「政府に従う組織でなく、政府の上部組織」なんです。 中国・北朝鮮とも「軍部の影響力を無視して、政治は出来ない」のが現実ですから、軍部からの支持を失えば、コキントウ・温家宝体制は維持できません。 同様に、北朝鮮でも金正日体制の失脚に繋がります。 (中国では、既に周近平体制が始まっていますし、北朝鮮でも金正男派の軍人が多いのです) もし、軍部が暴発すれば・・・。アメリカ軍は、ためらい無く反撃しますよ。 >前回の哨戒艦の時は黄海での空母演習は中止になりましたが、中止した理由は? 中国政府とアメリカ政府の「政治決着」という説がありますね。 国連議決(採決)に、中国政府は反対しない。その代わり、米空母部隊を派遣しない。 そもそも、第七艦隊は「日米安保条約」が根拠になっています。 アメリカとしては、痛くも痒くもありません。 また、親中国派の重鎮であるクリントン国務長官の反対も影響したでしようね。 (尖閣諸島事件以降、アメリカ側の譲歩も中国には意味が無い!と政策を変化しました)

noname#133962
質問者

お礼

回答有難うございます。 >中国では、既に周近平体制が始まっていますし、北朝鮮でも金正男派の軍人が多いのです 金正男氏に相当な力があるなら、権力の移行がもめるかもしれませんね。

noname#121981
noname#121981
回答No.4

調べてみましたが・・ (1)中国は、沖縄まで領土にしたいと思っているので、とにかく、アメリカに出てこられるのは嬉しくないのでしょう。 中国 海洋戦略で検索すればありますね。もはや、アジアの癌的存在みたいです。 (2)韓国側は、犯人探しを優先したのでしょう。

noname#133962
質問者

お礼

回答有難うございます。

回答No.2

1. 一般人には単なる演習と見えます。ただし、関係者には大変な圧力と映るようです。 演習中にその気になればすぐにでも実際の攻撃ができる。 無警告で砲撃する様な国は、相手もそういう事をするかも知れないと恐れる。 空母は最強の通常戦力(潜水艦は北朝鮮の軍事力からすると見えないから威嚇にならない)だから、その気になられたら、と心配する。 2. 前回は韓国側が中国の非難に配慮して、米国に派遣しない様に要請した。

noname#133962
質問者

お礼

回答有難うございます。 >演習中にその気になればすぐにでも実際の攻撃ができる。 攻撃の可能性を考慮して、その対応を行うのが大変ということですね。

回答No.1

日本=ばか息子 米国=ばか親父 ぱぱに言いつけちゃうぞ これが本質なのでは マイクに向かって「こっちにくるそ」「とまれ」 どうしようもない悪意を感じるのは自分だけでしょうか

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