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オートバイの技術が稀に自動車に反映されますが
以前、ホンダが自動車にV-TECを装備する前にCBR400か何かに可変バルブを搭載したオートバイを出した気がします。インプレッションでは何千回転以降いきなりターボが効いたような加速をするとの事で、覚えていましたが、ヤマハが何かクロスブレーン型クランクシャフトというものをYZFに採用しているようですが、クロスブレーン型のクランクシャフトはかなり優れているのでしょうか?また現時点すでに車には採用済みの技術なのでしょうか?もしまだでしたら今後自動車に採用予定はあるのか?採用しうる技術なのかどうか、ご存知の方お願いします。
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ヤマハがクロスプレーン型のエンジンを採用した事によるメリットは、 コーナーリング時にイージーなライディングを可能にするためです。 一般的に、V型エンジンは、アクセルを開けていったときのトルクの細かな変動が割と多くあるのに対し、 直列四気筒のエンジンは、トルクの細かな変動が割と少ないのです。 感覚的に、V型はダダダダッて細かく押し出される感じ。 直四はカキーンと直線的に回転を上げていく感じ。 パワーの有り余るバイクに乗っていて、コーナーでアクセルを開けすぎると、リヤタイヤは簡単に滑り出します。 その時、直四よりV型の方が、ライダーはこれ以上アクセルを開けると滑り出しそうだな、という感覚をつかみやすい。ズリッズリッて、小刻みに滑ったりグリップしたりを繰り返す感じがあるからです。 直四はいきなりズルズルッと滑り出し、収束が付かなくなって即転倒に繋がりやすい。 そのままアクセル開度を増やし続けるとリヤからスリップダウンですし、 いきなりアクセルを戻せばハイサイドを食らいます。 そこで、ヤマハはクロスプレーン型の直四を採用しました。 これは、直四なのに、V4の様なフィーリングを持ったエンジンです。 素直にV4エンジンを使えばいいのに・・・って思われるかもしれませんが、 それではもうYZF―R1では無くなってしまいます。 直四はR1のアイデンティティの一つでもあるので、大事なポイントなんです。 それで、この技術が自動車に採用される可能性についてなんですが、 まずありません。99.999%無いです。 V型のフィーリングが欲しい時は、サッサとV型のエンジンを載せてしまいます。 また、自動車には、バイクに乗るときのような繊細さは必要ないのです。 アクセルだって、足で踏みつけてるだけですし、 リヤが暴れだしたら(基本的には)アクセルを踏むのをただ止めればOK!の世界ですから。 車の場合は、元々がとてもイージーに出来てるんですね。 スリップを抑制させたい時は、電子的に制御させることで対応しています。 そうなると、バイクも電子制御させれば? という話になりがちだと思いますが、実は既にある程度行われています。 でも、車の場合ほど電子制御は万能ではなく、面白みの欠ける乗り物になってしまう恐れも高いですから、ガチガチに電子制御されるのは敬遠される傾向にあります。限界もありますし。 そういう意味でクロスプレーンは評価されるのです。
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- oo14
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オートバイって、最先端をいっていたのは一番最初だけです。 ディムラーがガソリンエンジンを積んだ時だけは、4輪に勝っていました。 でも、すぐガソリンエンジンの4輪が。 集合マフラーも遅かったですね。ヨシムラが最初みたいなものですから。 FIもいったいいくら?何十年かかっていますし。 小さいスペースですからね。しょうがないと思います。 スチームロコモーティブのように、素人がいろいろいじれるところが、オートバイの魅力です。 でも、2stのおもちゃも、とりあげられてしまったし。 規制がかからない旧車で車検がないオートバイは、いまやプレミアムもの。
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ありがとうございます。勉強させて頂きました。2stのおもちゃも取り上げられたとは?無くなってしまったのでしょうか?
- 4 1/2(@1143)
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アメリカンV8は、ほとんどがクロスプレーンですが。
お礼
ありがとうございます。全然知りませんでした。勉強させて頂きました。
お礼
ありがとうございます。非常に細かく教えて頂き感謝します。