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自動車の技術

登録車のように、コスト・サイズを気にせずに、進化させる技術。 軽自動車の、コスト・サイズの制約の中で、進化させる技術。 どちらが技術力は上だと思いますか?

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  • LB05
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回答No.4

 クルマの研究で食ってる者です。  回答の前に、一つ大きな思い違いをしてらっしゃる点を御指摘致します。  登録車も決して『コスト・サイズを気にせずに、進化させる』事はしていません。  そこには『性能に見合ったコスト』があるだけで、安いクルマは安いなりに、高価なクルマは高価なりにそれぞれの性能~コストのバランスを追求しているに過ぎません。  サイズの制約は更にややこしく、各国の法規や交通事情から始まって、既存の生産ラインや製造機器が使えるか?という事まで考慮します。(これは、GT-RでもNSXでもアルトでもムーブでも一緒です。) ・・・というのが現実ですが、ソレはソレとして、とりあえず『性能だけを考えればよいクルマ』vs『サイズや価格などの制約が多いクルマ』という(ちょっと現実離れした)御質問として回答致します。  W.O.ベントレー(戦前には自身の名を付けた市販車でルマンに5回勝ち、戦後はあのアストン・マーチンのエンジンを設計したイギリスのスポーツカーデザイナ。生涯、世界一高価で高性能なスーパーカーを作り続けたヒトです)は、晩年『ただ一つ心残りは、コストとサイズが限界の大衆車を作らなかったこと』と言い残しています。  また、フェルディナンド・ポルシェ(あのスポーツカーメーカ『ポルシェ社』を設立したポルシェ一族の初代)がV16気筒をミドシップに搭載したグランプリカーを走らせていた頃、VWビートルの設計の仕事が入るとグランプリカーの新型設計を相棒の設計者にマル投げし、自分はビートルの設計に没頭します。彼にとっては、グランプリカーより大衆車(ビートル)の方が重要だったんでしょう。  ついでに私事ですが・・・車椅子からGr.CやF3000、市販の乗用車からバス/トラック/鉄道に至るまで、およそ車輪が回って地上を走る乗物の悉くの研究や開発に従事したことがある(あ、ベビーカーは作ったことないな)自分にとっては、F1より2CV(シトロエンの)の方がずっと興味があるし、また学べる事も多いと考えています。  高性能を得る為の技術は、実は既にある程度出揃っており、後はドレをどぅ組み合わせるか?どの点を更に研究して追求するか?だけにかかっています。つまりやれることはかなり限られているという事です。  一方、価格の極端に安いクルマは、作る度に技術的なウルトラCを決めなければ、『安く』しかも『前の型より確実に高性能』には出来ません。安く作るのはクルマの性能に係わる技術ばかりでは無いので、製造技術や材料など、より広範な知識が要求されます。サイズの制約に至っては、これはもう他の分野の専門家と意見を交換することも出来ませんし、計算で答えが導き出せる類の問題でもありません。いわゆる『自動車設計技術』に於ける、最大の『見せ場』です。  既に『一人で1台設計』に足る知識と経験を積まれている同業の皆様は、際限の無い高性能などにはあまり魅力を感じないでしょう(確かに高性能だけしか見えていない頃もありましたが・・・若い頃は仲間内で、各自が『世界中のサーキットのコースレコードを書き換える事だけを目的としたスーパーマシン』の構想図を引き、得点を付けあって遊んだりしてましたが・・・知識が付き出すと誰の設計も段々似て来て、あまり面白くなくなってしまいました)。  制約は多ければ多いほど、何とかして他のデザイナどもをダシ抜こうと努力します。そしてそれこそがエンジニアリングの最大の楽しみともなります。  我々が賢くなる事こそが日本の自動車技術の向上とするなら、制約の多いクルマにトライする方が賢いエンジニアを育て技術レベルが上がる、と言えそうです。

go_go_v7
質問者

お礼

どうもありがとう。 質問の表現不足だったようです。 >我々が賢くなる事こそが日本の自動車技術の向上とするなら、 制約の多いクルマにトライする方が賢いエンジニアを育て 技術レベルが上がる、と言えそうです。 私の言わんとしたかった事は、これのことです。 これから解釈すると、より制約の多い、 軽自動車の方が高いと理解します。

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その他の回答 (5)

noname#58080
noname#58080
回答No.6

技術力とは何ですか?  自動車技術でノーベル級のイノベーションはありません。 商品のことですか?  いい商品はお客さんがほしいと思う車です。 go_go_v7さんの言っておられる技術力とは何ですか?

go_go_v7
質問者

お礼

どうもありがとう。

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noname#155689
noname#155689
回答No.5

自動車メーカーから仕事を頂くことが多い者です。 エンジニアではありませんので専門的なことは分かりませんが 他の回答者も仰っているように 登録車といえども、例えば欧州セグメントの規格内でつくられているものも多いですし そもそもほとんどの車は開発はマーケット(カテゴリー)を設定し マーケット内で競争力のある仕様(当然コスト、サイズを含む)を決定し 稟議を通して予算を獲得することから始まります。 ところで「コスト」というのは販売価格のことかしら それとも開発コストのことかしら。 軽自動車規格はサイズや排気量の制約こそあれ 販売価格は自由ですから、やっぱり開発コストのことかしら。 でも、例えばF1カーでさえ規格はあり、開発コストは無尽蔵ではありません。 ですんで、ご質問を ●制約の中での技術進化vs.自由な技術進化 と読み変えさせて頂きます。 ANo.4さんが仰っていることと近いですが メーカーのエンジニアの方に話を聞くと 技術開発は技術開発で蓄積していくものであり 商品化というのは持っている技術をどう組み合わせるかというコトだと仰います。 例えば、今一番HOTな技術開発は非ガソリンエンジンの開発であり 生産ラインに乗っているのは電気とのハイブリッドです。 で、ここでの一番熾烈な開発競争は何か?といえば電池の小型化です。 小型電池の開発に軽も登録も関係ありません。 ただし、この話は「生産ラインに乗っている」という前提があり すでにマーケットがあるのでコストもサイズもマーケットニーズが 暗黙の制約になってきます。 制約のない技術開発というのは、まだマーケットのない分野 一番分かりやすいのは既存の車の範囲に収まらないモビリティー開発 例えば、トヨタのi-REALやホンダのASIMOなんかじゃないでしょうか? そして、トヨタのi-REALやホンダのASIMOなんかの開発は 技術力云々よりも「想像力の戦いだな」と傍から見ていて思います。 そして、昨今の、いわゆる今ある姿の車の開発というのは これまだ技術力云々よりも「編集力の戦いだな」と傍から見ていて思います。 要するに、他の方と同じような結論になりますが 技術力の上下ではない、と思います。 その上で、第三者的立場から無責任に感想を述べると ●編集力はあるけど想像力で苦しんでいる開発者 が多いように思います。

go_go_v7
質問者

お礼

どうもありがとう。

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  • nekoppe
  • ベストアンサー率26% (380/1450)
回答No.3

登録車も軽自動車と同じように開発費や製造費に制約がある中で造られています。車は大きく分ければ、大衆車(軽を含む)、中級車、高級車、になりますが、それぞれに技術は必要です。大衆車は開発や製造を少費用で行なう技術が必要、費用に余裕がある(無制限ではない)高級車も、ユーザーに解る高級感を出すのには技術が必要、という事で技術の上下ではなく質の違いがあると思います。

go_go_v7
質問者

お礼

どうもありがとう。 質の違いもありますね。

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  • uzurara
  • ベストアンサー率35% (260/737)
回答No.2

登録車の範囲が分かりませんが、乗用車を指すのなら どちらも同じだと思います。 登録車も軽自動車も、一般公道を走行し 一般の方が購入する車です。 同じように制約があります。 これが、モーターショーなどに出展する車との比較だったり、値段が10倍違う車との比較なら話は別ですけど。

go_go_v7
質問者

お礼

どうもありがとう。

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  • n4330
  • ベストアンサー率24% (215/872)
回答No.1

  どちらもすばらしい技術だと思います、優劣は付けがたい。 タタモータの様に23万円の車を作れるのも素晴らしい技術だと思います。  

go_go_v7
質問者

お礼

どうもありがとう。

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