>明日の生活もままならない人間が、他人に奉仕をしなければならないのは、経済的な自立を阻まれているからです
これは根本的に間違っています。職業・・・というよりは生業には三種類のものがあるというのはご存じですね。
1.第一次産業 これは農林・水産業で、直接的なものです。
2.第二次産業 これは工業製品を作ることで生計を立てます。
3.第三次産業 1,2以外の産業で、これは他人に奉仕することで生計を立てる業種です。
日本に限らず先進国では第三次が50%を大きく上回るのが常で、あり、文明社会は人に奉仕することで生計を立てている人が過半数を超える社会と定義することすらできるのです。それは単に奉仕するだけはなく、病気を治したり、人を笑わせたり、素晴らしい演劇を提供したり、絵や音楽を提供して人を楽しませたり、あるいは人に必要な商品を探して来て提供したり、知識を提供したりと、ありとあらゆることで他人に奉仕する業種が含まれます。それを他人にせびると言ってしまえばそれまでですよね。それが自立を阻まれていると切って捨てるのはどうでしょうか。
OKーWaveは生活もままならない路上生活者だった人がこのようなサイトを立ち上げ、それによって生計を立てるようになったのがきっかけだと聞いていますよ。これも立派な奉仕ですよね。文明社会とは他人に奉仕することで生計を立てられるシステムを用意することに成功した社会であるとも言えるのです。
日本の江戸時代はそういう目で見るとまさに文明社会です。江戸で一番人数の多い商売は植木屋さんだったのです。これは紛れもなく第三次産業従事者ですよね。その他には役者、軽業師、小唄の師匠や指物師、芸者や幇間など、ありとあらゆる第三次産業がそこにはあったのです。これに従事している人達が自立していなかったというのでしょうか。
それにも拘わらず、人への奉仕を卑しいものとするのは江戸時代の武士階級が士農工商という身分制度を定め、サービス業を最下級の者とし、さらには役者をその下に位置するものとした偏見の影響が残っている考え方なのではないでしょうか。
お礼
衣食住整ってから発展するのがサービス業です 専門化による、生産性の向上は、社会保障を前提としなければ成り立ちません みんな帰農して家内制手工業に逆戻りですか(呆)