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エアバスA380について
エアバスA380について カンタス航空のA380型機のエンジンから出火する事故がありましたが、他の四発ジェットエンジン旅客機同様、仮にエンジンが一つしか生き残らなくても、飛行は可能なように設計されているのでしょうか?詳しい方教えてください。
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4発のうち3発が生きているから平気・・・と他の回答者と同様に思っていましたがなかなか深刻な事態だったようです。 壊れたエンジンから飛散したロータブレードが主翼内のデータケーブルを切断、また主翼のタンクも破壊しました。さらに電力不足となったのです。 この為、機体後部の燃料タンクから主翼側への燃料移動ができなくなり、さらに主翼の燃料が失われたため機体後部が重くなりました。そしてエンジン出力低下による飛行速度低下と併せて失速の危険が非常に大きくなったのです。 今回は、電力の喪失がぎりぎりのところで踏みとどまったため、さらに訓練のためのパイロットが多数乗機していたため、チームワークで乗り切ることができました。が危なかったようです。
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- phj
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4発エンジンの旅客機が1発しか動いていない状態で「飛行」が可能か、といえば不可能です。 ただし「飛行」と言う意味は、正常な巡航高度を維持したり、旋回・高度変更などを自在に行えることとした場合です。 飛行機はすべてのエンジンが止まっても、高度1万フィートの巡航高度から地上に降りてくるまで時間もかかりますし、距離も伸びます。 2発機のように1発が停止したら残り1発しかないような飛行機は、ETOPSというルールにより緊急着陸できる空港からあまり離れて飛行することができません。そのため海しかない(小さな島はありますが)太平洋航路は4発機、3発機のほうが有利で2発機は直線的に飛行することが出来ませんでした(今は信頼性が増したので、ほぼ同じぐらいの経済性で飛べるようです) もちろん、1発しか動いていなければ緊急着陸が必要です。 B747やA380のような4発機、DC-10のような3発機だと1発しかないと巡航することは不可能です。ですから緊急着陸が必要です。 しかし1発でも動いているのと、全部動かないのでは状況がまったく違います。 2発機ですが「ハドソン川の奇跡」が起きたA320の場合、2発ともエンジンが止まったため、旋回すると高度が早く落ちるために、緊急着陸する空港までたどり着けないという機長の判断で川に緊急着水することになりました。また着水の直前に大きな橋を通過できるかどうか、非常にギリギリの状態だったようです。 エンジンが1発でも動いていれば、巡航高度を維持できなくても空気の濃い低い高度なら十分に飛行できます。飛行できれば着陸する空港までたどり着けますし、旋回することや速度を落とすことも出来ます(失速と言って速度を落としすぎたりするとコントロールを失って墜落します。エンジンが動いていれば失速しないギリギリまで速度を落として何か問題があっても大丈夫ですが、エンジンがすべて止まっているとどうしようもありません。そのため着陸時もなかなか速度を落とせないことになります) 1発で飛行し続けることはできませんが、安全に着陸することはできます。
お礼
ありがとうございます。極めて分かりやすかったです。
- toriton_blue
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飛行機は全てエンジンが止まったとしてもある程度の時間は飛行が可能ですが、全停止で10~20分ほどしか飛行できません(飛行高度にもよるが高度が高いほど多くの時間飛べる)。 エンジン1つや2つが止まったとしても時間的余裕はあります(それでも緊急で着陸が必要ですが) 3つ止まったとなると高度を上げる事は不可能で高度を下げ続けることになります。とはいえ、垂直落下するわけではないので飛べる限りの時間の間にどこかに着陸しなければなりません ちなみに旅客機のパイロットはエンジン全停止の場合の訓練を受けることになります まとめて言えばエンジン1つまたは全停止したとしてもある程度の時間は飛び続けることができますがゆるやかに高度を落とし続けることになります
お礼
怖いですね。チームワークの勝利でしょうか?