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スキーの雪質別仕様について質問いたします。
スキーの雪質別仕様について質問いたします。 あるクロスカントリー競技(スケーティング)用スキーには雪質別に3種類の仕様が用意されていました。それぞれの説明は (1)"medium to hard-packed snow" (2)"hard-packed snow or ice" (3)"soft to medium snow" と表記されていました。 直訳するのは何ら困難ではありませんが、これらを日本での一般的な雪質表現で概説するならどうなりますでしょうか。 また、本州でこれらが必要になる地域と時季を概略で構いませんのでご教示いただければ幸いです。
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直訳は理解されていると思いますので、仕様は主に雪質に合わせた板の固さになります。 (1)降雪後、圧雪された状態の雪。雪質はアイス以外すべて(湿雪・粉雪・ザラメ・新雪)で、いずれもゆるんでいない雪。 ◆時期は3月下旬以降以外いつでも。地域もすべて。白馬・野沢・他、日本の場合はほぼ全国。 (2)数日間雪が降っていない状態の固い雪、人工雪、または吹き飛ばされて下の固い雪が出ている状態。(1)より固い雪。(※ハードパック~アイスバーン向き) ◆時期はシーズン初め以外、1~2月に多い。但し人工降雪機を使えばいつでも。3月は朝10時くらいまでアイスバーンが多い。 ◆地域は降雪が少なく標高の高い地域、強風の地域に多い。八ヶ岳周辺・白樺湖周辺などや、標高が高めで日本海側以外の地域に多い。 (3)圧雪された上に新雪が多く積もっている状態、または多く降雪中。雪質はアイス~ハード以外すべて(湿雪・粉雪・新雪・春雪)。(1)より柔らかい圧雪~ゆるんだ状態~雨天まで。(※新雪~ゆるんだ春雪向き) ◆時期は降雪があればオールシーズン。または春の朝10時以降。 ◆地域は降雪の多い北海道西部や本州日本海側に多い。3月下旬以降になればどこでも。 ※参考までに、(1)~(3)は板の雪質(雪の状態)に合わせた仕様ですから、それぞれ当日の雪温・気温で温度条件の合うワックスを選択して使うことになります。気温・雪質変化の大きい春は選択するスキー、ワックスがとても難しくなり、読みを誤るとタイムに大きく影響します。 日本の場合はヨーロッパなどの雪質変化の少ない地域と違い、どの地域でも、また多く地域で、当日の天候次第で(1)~(3)までの合う仕様が変わってしまいます。その辺が日本での競技の難しさにもなっています。
お礼
解りやすいご説明、誠にありがとうございます。 10年近くぶり(当時はお金がなくスキー1本でやっておりました)にXC競技を再開しようと思っているのですが、出場予定レースを勘案すると3種類全て揃える必要がありそうです。