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自動車のタイミングベルトについて
自動車のタイミングベルトについて 車のタイミングベルトって、カム動かすのに伝達するものだと思いますが、 バイクだとチェーンになっています。バイクでベルトのものは見たこと無いです。 なぜ車は切れやすいベルトをつかっているんですか また国産車は全部ベルトでしょうか。 バイクと車の機構の両方がわかる方いれば、お願いします。
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バイクもベルトを使っています。有名どころはドカティですかね?国産バイクには・・・恐らくベルトは無いでしょう(スクータのエンジンにはあったかな~?)。その代わりと言うワケでもありませんが、日本車にはサイレントチェーンという、とりえといったら『やや静か』『切れない』ことぐらいでデメリット一杯のチェーンを使っているエンジンがあります。 >なぜ車は切れやすいベルトをつかっているんですか ベルトの方がチェーンより遥かに軽く、高回転に耐え音も静かになる、と言うメリットがあります。 バイクより遥かに巨大で重いバルブを1万回転以上で開閉しなければならないクルマのレース専用エンジンは、ほぼ例外無くベルト駆動です。(更に、2500ccと言う巨大なエンジンを16000rpmまで回すF1のエンジンは、空気圧や油圧でバルブを開閉するニューマチックバルブなのでベルトもチェーンも使ってません。) ベルトには何のメリットも無いと見るのは考え方の問題で・・・エアクリーナーやオイルフィルタ、プラグなんてものは定期的に交換しなければならない部品ですが、それは『仕方のないこと』として何方も納得されているはずです。これら『定期交換部品』にタイミングベルトも含まれているだけです。 勿論、タイミングベルトの交換はエアクリーナなどの交換と比べるべくもないほどの工賃がかかりますが、実はチェーン時代のエンジンでもウォーターポンプベアリングは弱点で、チェーンの寿命とは関係なく、いずれカムドライブ周りのオーバーホールは必要になりました。故にタイミングベルトを採用したからと言って、必ずしも『整備コストがベルトの採用によって純増した』とは言い切れない面もあります。 >また国産車は全部ベルトでしょうか。 近年、ウォーターポンプの耐久性がモノすごく上がったということもあり、タイミングベルトの交換コストが問題となりました。故に現在ではかなりの種類、チェーンを用いているエンジンが出回っています。(現在ではベルトの方が『設計が古い』とみなされるほどです。)
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- Sasakik
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#3です。 市販車のエンジンの殆どが、ピストンに”逃げ(リセス)”を設けておいて、バルブタイミング異常時の損害を最小限に納めるように設計されています(昔の某社のエンジンにはリセスがないため、タイミングベルトのトラブル=大修理だったと聞いた記憶が・・・) で。ここからは、余談というより脱線になりますが・・・ 長谷見昌弘氏のドライブで20年以上前の富士GCに参戦したルノーのプロトタイプ・スポーツカー(F2マシンだったかも?)のエンジンのバルブ系は「ギア駆動」でした。 実は、このマシン「派手にスピンするとエンジンが壊れる」と言われたシロモノ。 搭載状態ではバルブ駆動用ギアトレインが最後部に位置するため、スピンでマシン後端をヒットするとバルブタイミングが狂ってバルブとピストンが激突(レース専用エンジンということでピストンのリセスはパワー優先の設計だった)してしまう・・・日本に補修部品を持ち込んでいないため、そこで「シーズン終了」だったそうな。
- nekoppe
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>なぜ車は切れやすいベルトを使っているのですか 1.部品が低コスト:ベルトは1ヶだがチェーンは何十個もの部品 2.製造時の組付が短時間で低コスト 3.潤滑不要で低コスト:チェーンは潤滑と密閉で高コスト 4.軽量 5.低騒音:ホンダライフは新型エンジンになった時もベルトだった(ホンダはベルト本家) 6.ベルトも原則的に交換不要と思われていた >また国産車は全部ベルトでしょうか 新車ではスバル(6気筒はチェーン)とライフを除いて全部です。スバルも最新2000ccはチェーンで、OEMの軽もチェーンなので今後は全てチェーンに切り替わって行きます。
お礼
多くの方に説明をいただけたので ここでまとめて書きました。 ベルトには採用するそれなりの利点が多くあるんですね。 ただ、その寿命で車が止まる、時にはエンジンもダメに。。というのを使っているのは怖い気もします。 適切な整備が前提ですね。 ベルトなどの部品も改良され、質が上がって寿命も長くなってるみたいですね。 ならばチェーンの方も、、と思っていたらチェーンに戻ってきている車種もあるのがわかりました。 ベルトの方が利点が多いなら、車より走行距離寿命の短いバイクの方も改良してベルトにしたら。。と思う疑問も残りますが。 オートバイは突然のエンジン停止 で大事故につながるという理由もあるのかもしれません。 バイクを触ってきた経験からエンジンの機関部にベルトはやっぱり不安です。 みなさんのおかげでよくわかりました。 まとめてになりますが、ありがとうございました。
- kazu780170
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ベルト駆動は静かで滑らかに回転が伝わります。また初期伸びはありますがそれ以後は伸びは少なく正確に回転が伝わるからです。チェーンは伝達動力は大きいですが伸びがありますし潤滑が必要となります。また金属が接触するため音が発生します。 バイクでは以前にギヤによりカムシャフトを駆動していたものもありましたが特有の音(ギヤ鳴り)が発生しますが超高速回転でも正確に動力を伝えることができます。 最近の車はタイミングベルトのトラブルや交換費用の面でチェーンに戻ってきています。 機械設計をしていますが,エンジンとは違いチェーンを使うことが少なくなってきています。
27年くらい前、確かミツビシのランサーターボがタイミングベルトを採用したのが始まりだったと思います。軽量化と安価になるからです。それ以前はチェーンでした。採用当時はよくよく切れたもんです。 今でもチェーンを使った車もありますよ。スズキのエブリィーワゴンとか日産シルビアのSRエンジンもチェーンだったと思います。 チェーンの方がトラブルが少なくて安心できますね。
- hallo_haro
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もう20年以上前の話ですが、 15万キロほどタイベル交換無しで乗っていた車が、 片側3車線ある国道の真ん中でいきなりエンジンストップ。 セルは回るのに? と死ぬような怖い思いで車を押して車道に寄せ、JAFを呼んだこと有り。 結果、タイベルのコマがすり切れて滑ってしまい エンジンが回らないということが判明。 それ以来、10万キロそこそこで必ず交換しています。 ただ、ディーラーでも交換しますか?という感じで した方がいいですよ。とは最近あまり言われなくなりました。 実際、10万キロ程度では切れると言うことはあまりないようです。 最近の車はチェーン駆動とカタログに書かれている物もよく見かけますので その方が安心かと思ってましたが、ベルトも以前より耐久性は上がっているようです。 逆にバイクの場合、カムギアトレインというベルトもチェーンも使わない機構が ありましたが知らない間に消えたようです。 どうも音やコストに問題があった様子。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%AE%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3 個人的にはこのバイクエンジンの音など好きだったんですが。 いろいろな条件を考えると今のベルトの選択がほどよいのかと思われます。 昔話ですみませんでした。
お礼
ベルト切れ って突然来るので怖いですね。 >実際、10万キロ程度では切れると言うことはあまりないようです。 昔に較べ、各部の部品の質も上がってきているからベルトでも十分なんでしょうかね。 >いろいろな条件を考えると今のベルトの選択がほどよいのかと思われます。 みなさんの説明を読んで、そう思えてきました。
バイクの場合、むき出しエンジンの上にまたがるわけで、音も消しようがないですわな。 チェーンの音も魅力的だと思います。 少なくとも私はそう思います。 車の場合、音というのは消してナンボです。 バイクの駆動系にもチェーンとベルトがあると思いますが、ベルトの方が静かですよね。 ベルトの方が騒音に対しては有利と言うことです。 前に使っていたニッサンhp10及び11プリメーラのSR20DEはタイミングチェーンでした。
- Sasakik
- ベストアンサー率34% (1695/4882)
「風に当たる」乗り物であるバイクと違い、人が「密閉された箱」に収まる四輪車はエンジンの騒音も問題視されます。 チェーンは駆動音が大きいため、耐久性の高いベルトが開発され、自動車用エンジンのカムシャフト駆動の主流になっていました。 しかし、静粛性の高いサイレントチェーンが実用化された20年ほど前から、タイミングチェーンを採用したエンジンが増えています。 少なくともトヨタ・ニッサンの主力エンジンはタイミングチェーンに切り替わっています。 さて、良くある勘違いというか・・・良く、タイミングベルトが”切れる”と表現しますが、実際にベルトが切れることは殆どありません。 実際には、ベルトのコマ(歯付きベルトの歯の部分)が欠けて、バルブタイミングが狂い回転不良を起こしたり、最悪の場合にはバルブがピストンに接触してエンジンの大修理なんてこともあります。 あと、チェーンも永久的というわけではありません。 メンテナンス不良が原因で破断したと言う話しも聞いたことがありますし、チェーンが伸びることは決して珍しい話しではありません。 ベルトでも適切なオイル管理を行い、過剰な負荷を掛けなければ10万キロ程度は持ちます。10万キロ程度はタイミングベルト以外のベルト類にとっても交換時期とも言え、「リフレッシュする良い機会」と考えると、十分な耐久性と言えるでしょう。、
- kaitaiya
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えーと・・・・いまどき?というのが正直なところなんですが・・・・(日産のSRデビューのときにいろいろ言われていたんですが) 簡単に言えば現在ではチェーンとベルトが混在しています。(国産外国問わず) さすがにギアトレイン、というのはないですが・・・・ 基本的に騒音問題でチェーンが消えました。現在では音対策をしたチェーンが復活してきている、という状況です。 ベルトが切れやすい、といっても10年10万キロベースなら十分だと判断されているのでしょう 逆にバイクでベルトが普及しなかったのは・・・・ チェーンの位置がシリンダーの間にあるということ、(車は基本的にエンジンの端) スプロケットが小さいものを使いたいということ、騒音に関してゆるい、といったところでしょうか?
- Lupinus2
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バイクでもドカティはベルトを使っています。 車でもチェーンのものはあります。 チェーンは、たしかに切れることは殆ど無いですが、伸びるんですよ。 伸びるとタイミングが狂います。 数万キロ走ったバイクのエンジンを開けるとわかりますが、カムタイミングはわずかにずれています。 チェーンを交換すると、ぴったりと合います。 必ずしもチェーンの方が優れているとは言えません。 タイミングベルトはオイルに漬けられないため、エンジンの外に出す必要があります。 また幅も必要です。 バイクはエンジンをコンパクトにする必要があるので、エンジン内に組み込め、幅も狭いチェーンを使うんじゃないですかね。
お礼
多くの方に説明をいただき、車がベルトな理由がわかってきました。 ベルトの信頼性も上がり、利点が多く、交換はやむなしと言うことで採用しているってことになるんでしょうか。 >F1のエンジンは、 いくらなんでも、乗用車と1レース持てばいいだけの構成のレースカーを比較するのはムリがあるような気が・・ >故に現在ではかなりの種類、チェーンを用いているエンジンが出回っています。 なるほど、でも、チェーンも改良され、返り咲いているんですね。