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ハロウィンについてです。
ハロウィンについてです。 なんで、10月31日にハロウィンが行われるのでしょうか? なんで、仮装をしてお菓子をもらいにいくのでしょうか? 毎年そうおもうんです・・・ その由来を少しでも知っている方がいたらぜひ教えてください。
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wikiに書いていない前提を少し・・ wikiには、もともとドルイド教の1年が始まる日で、暗黒の季節だから・・、と書いてあると思います。 これは要するに秋分の日(10月23日)を境に「日がどんどん短くなって、夜がどんどん長くなる」という冬の特徴を現しています。 さらには、ケルト民族やドルイド教が広まっている地域はヨーロッパでも北のほうであり、冬はまったく太陽が出なくなる北極圏に近いため、日本では想像できないほど夜が長くなり、逆に言えば夏はほとんど日が沈まない白夜に近い状態になります。 そのため、素朴な時代のケルト人は夏=太陽の季節(太陽がほとんど沈まないから)、冬=暗黒の季節(太陽がほとんど出ないから)と季節を感じていたのです。つまり日本人が春夏秋冬と季節を感じるように、彼らは光/暗黒という感覚で季節を感じていたのでしょう。 また暗黒はどのような文化圏でも「死」のイメージにつながります。そのためドルイド教でも冬の頃の長い夜の時間は、死者の霊魂がさまよったり悪霊が復活したり、というイメージを作り上げたのです。 ドルイド教では冬の始まりである11月1日を新年と定め、暗黒の季節(冬)が始まることを意識するために、その前日である10月末日から11月1日にかけての夜を「この世とあの世の門が開き、暗黒の季節が始まる」と戒めたのです。 そして、その厄災から逃れるためと、冬の準備が整ったことを祝って、宗教儀式を行ってそこで起こした火を各自の家のかまどにくべたのです。 時代が下ると、キリスト教が浸透していくのですが、なかなか各地域の独自性に基づいた祭りをやめることは出来ず、キリスト教の名を借りていまだにその名残が続いているのです。 ハロウィンはもともと「あの世とこの世が通じる」ことを前提としていますので、この世の人々(子供)が、あの世の人々の姿に仮装することで悪霊に「自分たちの仲間だ」と騙して、本当にあの世に行ってしまわないように(子供が死なないように)してるのが、子供たちが仮装する由来です。また、その悪霊(仮装した子供たち)が人々の家を回り、各家の人々はあの世の人々(仮装した子供たち)にお菓子を与えて家から追っ払うことで、自分の家に厄災が降りかからないように祈っているのです。 ですから子供たちがかける「トリック・オア・トリート (Trick or Treat) 」の掛け声は「もてなしてくれないと悪さするぞ!」という意味であり、もてなし=お菓子、悪さ=厄災、ということが本来の意味なのです。 日本でもなまはげなど、悪霊や鬼をもてなすことで災難から逃れるという祭りがありますね。 まあ、日本の祭りもそうですが、本来の意味をわかって祝っている人はあまりいないのが現状でしょう。 ところで、昔ケルト民族だった人々はイギリス・アイルランド・フランス(一部)の各国家になって存続しており、この地域ではハロウィンを祝う風習が続いています。 アメリカ(USA)は建国の祖(ピルグリムファーザーズ)がイギリスからメイフラワー号に乗ってやってきたことから始まるとされていますので、彼らがアメリカの地でハロウィンを祝ったのが続いているのでしょう。 ちなみに同じキリスト教でもイタリアあたりではハロウィンを祝わず、聖母マリアを祝う祝典があったり、古代ローマ時代は道祖神(日本で言えば道端のお地蔵さんみたいなもの)が道々にあったのが、そのままその場所で、キリスト教の聖人に名前を換えて存続していたりします。 地域によって多少の差はありますが、日本でも秋の豊作を祈ると共に冬の厳しい季節を耐えることを祈念して、各地でお祭りが開催されるのもこの時期です。
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- Willyt
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ゲルマンやアングロサクソンの前にいたヨーロッパの先住民族のケルト人のお祭りでの風習が残ったものだそうですよ。ウィキに詳しく出ています。 下記です。
お礼
ありがとうございます! こんな、わかりやすいページを見つけていただいてうれしいです^^ よくわかりました!
お礼
ありがとうございます♪ わざわざ長文を書いてくださって、わかりやすいです! 物知りですね^^