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漫画家・アシスタントについて
漫画家・アシスタントについて 漫画家の方がアシスタントを使うのは珍しいことではないと思うんですが。 ほぼアシスタントを使っている(主人公やメインキャラクターまで)と思われる漫画家はいますか? たまに聞くのが ・眼だけ描いてあとはアシスタントさん・ のようなことは聞いたことはあるのですが、、、 私は ギャンブルマンガを描いている作家さんや 巨匠でドーンと笑っている 作家さん あたりはそうなのかなあと思うんですが、、、
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はじめまして。 今はほとんど見受けられなくなりましたが、週刊誌勃興期は作家数が圧倒的に不足していたので、人気作家は各誌掛け持ちが普通でした。加えて月刊誌にも連載。10誌以上掛け持ちとの作家がゴロゴロいました。 有名なのは石ノ森章太郎氏。ピーク時は月産500枚以上。 当然作家個人では描ける能力を遥かに超越しています。 この頃から作家はネームを作るだけ、下描きまで、主線まで、目だけなどと言う状況が生じて来ました。後は全てアシスタント。 正直なところ週刊連載は個人の力量だけでは継続できません。隔週、月刊誌でもページ数次第ではかなり困難を伴います。 作家はネームだけで有名なのはさいとうたかを氏や本宮ひろ志氏ですが、本宮氏の場合はネームができたら後は全てアシスタント作業となります。 ここは原稿料制のアシスタント料なので、人物の下描き、主線から指定まですべてをこなせるアシスタントはかなり高額のアシスタント料を得られることで有名です。 もっともそのために長くいると、デビューして自分の作品を描こうと言う気になれなくなるようです。 作家本人でネーム、下描き、主線、背景、効果、トーン貼り、修正までこなしたら隔週24ページが限界で、作家はボロボロになります。ちょっと細かい描写の絵柄なら月産24ページでもかなりキツイ状況となります。 なので週刊、隔週連載を持つ作家の大半がアシスタントがほとんど作業をしています。 少女漫画では現状週刊はありませんが、少年誌や青年誌と比較すると一回辺りのページ数が多いので、目だけとの作家もかつてはいました。現状はどうかは知りません。 とある作家の笑えない話です。 一時期カワイイ女の子の絵柄が受けて大人気を博した作家でした。その人気故にアシスタント希望者も多く、また腕達者な連中が集いました。 アニメ化も決定し人気は上がる一方。 腕達者なアシスタントが集ったので、作品の絵の完成度もどんどん向上。 ところが腕達者なアシスタント連中なので、次々とデビューが決定。アシスタントの作家としての仕事が増えて、腕達者連中が次々と抜けてゆく状況となりました。 その時点でその作家はとうに自分で絵を描かなくなっていて、作るのはほぼネームだけの状況でした。 そこで自分で描かねばならない状況となり、描いてみると、それまでのレベルとは程遠いものしか描けません。自分の絵の描き方すら忘れてしまっていたのです。 ますます描けなくなりました。 結局作品が完成出来ず、連載は中断。休載。 さすがに後に雑誌社も完結させねば、と言うことで独立した元アシスタント連中をかき集め、集中的に作業を行いムリヤリ完結、との笑えない実話もあります。 自分で描いている作家は大抵身体を壊します。 目、腕、腰、首、胃、至る所がイカれます。病名が記載されて休載となる場合はほとんど真実ですし、自分でかなりの作業をしている証明でもあります。 手塚治虫氏はどれほど忙しくてもなるべく最低でも主線は入れるようにしていたようです。 そのために余りにも忙し過ぎて原稿をアシスタントに丸投げしてしまった作品は、その後単行本化していません。 書き直せるものは後に自ら修正して単行本化しています。 「マグマ大使」の連載時の後半部分のエピソードはほとんど欠落しています。
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- cherrymoon
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いると思います。 週刊連載で内容が濃くて背景もかなり描き込まれている作品があって、それは主人公自身の絵柄が違うことがありました。 アップは作者自身が描いているのですが、引きの絵になると顔つきが別人でした。 髪型と服装でかろうじて主人公だと認識できるくらい(笑) ある漫画家さんは遊びに来た漫画家さんに「下書きしたからペン入れお願い!」と言ったとかいないとか。 かなり前にあとがき漫画で見かけた記憶のみなので信憑性は低いですけど。
- biginjapan
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さいとう・たかを アシスタントがダウンした時だけ 自分で描きます(本当
ジャンプの「銀魂」が、そうなんじゃないかなって思います。 線の違いがはっきり出てて、違和感を感じるほどです。 あと、赤塚不二雄さんもサブキャラなんかはアシスタントさんが書いてたそうです。