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固体潤滑剤について
固体潤滑剤について 機械工学のジャンルがなかったので、車に関する知識として御存じの方がいるかもしれないと思い、こちらのジャンルに出させていただきました。 ですので、車にこだわらず一般的な話で極めて素朴な疑問です。 金属より硬い二硫化モリブデンのような個体潤滑剤は、研磨剤として機能して摩耗を促進させてしまうようなことはないのでしょうか。そうでない場合、研磨剤とは、どのように作用が違うのでしょうか。
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添加剤としてのモリブデン化合物ではなくモリブデン化合物単体での話しに限りますが、二硫化モリブデンが他の代表的な金属より硬いということはないでしょう。 詳細な機械的性質は不明でしたが、モース硬度で1~1.5ということはタルクや石膏程度ということになりますので、磨耗を促進させるようなことは無いと思います。 実際に宇宙空間のような真空中で液体潤滑剤が使用できない環境の摺動面では二硫化モリブデン皮膜がよく使われています。 しかし、塩素系極圧添加剤のような物質は金属表面を改質して摩擦係数を下げるものもあるので、磨耗が促進する可能性があります。
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- fxq11011
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個体潤滑剤と油とを実際に比較すると、まるで問題になりません、油が遙かに優れています。 個体潤滑剤は、雲母の様な層構造で、その層の間では摩擦係数が小さい様です。 油は液体です、素人考えでは、如何に摩擦係数が小さくても、液体の流動性にはかなわないのでは・・・。 油の中に分散させる固体潤滑剤は微量でよいが、多くの場合は必要以上に使用されているため害の方が心配される様です。 ※ バネで固定するタイプのナイフで試しました、オイルは一発でスムーズになりますが、二硫化モリブデンではほとんど改善されるどころか、動きが重くなります。 層構造のため、一層で強く押し当てればともかく、複数層では研磨の効果は期待できないが、過剰使用は問題ありそうですね。
- oldpapa70
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下記リンクを参考に貼っておきます。私もよく分かりません。 なおエンジンオイル添加剤の二硫化モリブデンは、スミコーのが有名どころと思いますので、それも見てください。 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/macchann/hiroshi/Mo.html http://www.sumico.co.jp/
お礼
勉強になりました。ありがとうございます。