- ベストアンサー
手前を変えるって?
よく直線を向くときに手前を変えるって言うじゃないですか、それって何ですか? それと、その時の変えさせる方法ってあるんですかね?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
●手前を変えるとは 馬の駆歩は、半身に構えた肢勢で、左肢に比べ右肢が前に出た肢勢と、その逆の肢勢があります。前者を「右手前」の駆歩、後者を「左手前」の駆歩と呼んでいます。 右手前の襲歩では、次のようにして1完歩が完成です。 1.左前肢 2.右前肢を上げこれを前方に送る。 3.右前肢を地面に着け、左後肢で地面を蹴る。 4.前方に伸ばした前肢を軸にして、体を支えながら前方へ送る。 5.四本の肢を宙に浮かし、後肢を前に運んで着地の態勢を整える。 6.左後肢を地面に着け、体を前へ送りながら、右後肢を地面に着ける。 馬は元々左利きで左手前の駆歩が得意だそうです。しかし、左前肢だけで走る癖をつけると、そっちにばかり負担がかかり、故障も起こり易いし、疲れて伸びがなくなります。適当に手前を変えることの出来る馬は、ラストで二の脚を繰り出します。テイエムオペラオーなどは、最後の直線で手前を変えるのがうまいそうです。また、コーナーを回るには、右回りなら右手前、左回りなら左手前で走らないと無理があるので、必ず調教されるもののようです。 ●手前を変える方法 例は乗馬の場合で、右手前から左手前に変える方法ですが。 適切なタイミングで、扶助を与える、という方法になるるかと思います。 どういうことかというと、手前を変える最初の段階では馬は重心を僅かに右から左に移すそうです。なのでタイミングを見て、騎乗者が右足で馬を押して扶助してあげる方法がとられると思われます。 なお、手綱は左の手綱を十分譲って、右手綱を控えながら、押し手で馬の肩をちょっと押してあげるようです。 500kgの重さのものが、時速60kmの速さで前進しながら微妙に重心を移すわけですから、ちょっとしたズレから大きな故障が発生しやすくなるのではないでしょうか。サイレンススズカも、勝負どころで手前を変える時に故障が発生したものと思われます。
その他の回答 (3)
補足になりますが、競馬の場合は手前は手綱のみでの変更になります。乗馬のように、足での補助は・・もちろん出来ませんので。
- shin223
- ベストアンサー率14% (1/7)
直線では馬の利き脚を軸にして走りますが、 カーブでは利き脚に関係なく内側を軸にしなければいけません。 この軸足を変えるのを、「手前を変える」というものだったと思いました。 周りの不得手があるのはこのためです。 手前を変えるには、脚の運びの順番を変則的にするしかないですね。 仕掛け所の3コーナーや一気に差す4コーナーで 故障が多いのはこのためだと思います。 ただでなくてもスピードが上がって脚に負荷かかってるところに 変則的に脚を動かすわけですからね。
お礼
お返事ありがとうございます。 なるほど・・。そういえば3コーナーから4コーナー、直線にかけて確かに故障する時はその辺ですもんね。
- shenlong
- ベストアンサー率37% (43/114)
こんばんは、hi-ro-さん。 馬が走っているときの初めに着地させる足を左右に変えることだったと思います。 変え方はたぶんたづなでうまく変えるんだと思います。
お礼
大変詳しく書き込んでくださって本当にありがとうございます。 人で言うならスキップをしてるようなものですよね、右足を上げてするか左足を上げてるかって感じなのですね。右足だけでは疲れるし・・・。 何らかの扶助を与えてわざと手前を変えてゴール前の二の足につなげるんですね。 サイレンススズカの天皇賞、府中で見てましたがとても悲しかったです。