いくつかの回答も見させていただきましたが、
これが現在の日本の状況なのでしょう。
ネットいじめは現在世界のテクノロジー先進国において深刻な問題となってきています。
おっしゃるとおりアメリカでは自殺者も出ており法整備も始まっていますが、すぐにどうなる
ものではないでしょうし、日本ではまだまだ広く問題とは認識されていないのかもしれません。
日本ではどちらかというと、いじめ加害者よりも被害者に要因を求める傾向が強いようです。
文化や価値観はさまざまで、どこのものが正しくどこものが間違っているというものでもありませんが、個人的には毅然と、「いじめた子は罰する」という強い姿勢が必要だとも思います。
いじめられて自殺する子が「弱い」と考える人がいまだにいらっしゃるのでしょうか。内面を鍛えるということ自体は素晴らしいことでしょうが、少なくとも被害者に強いるものではないでしょう。
また、「見なければ済む」ものではないのです。ネットでのいじめは確実に実社会(学校や職場)とつながっているため、遠からず現実でのいじめに繋がります。当然ですよね。ネットだろうといじめているのは実際に身近にいる人たちなのですから。
北米やカナダでは法による禁止と併せて、ペアレンタルコントロールが進んでいるようです。
簡単に言ってしまえば子どもがネットを自由に閲覧することに監視の目を設けるというものですが、
なんとな~く日本では好まれなそうだなと感じます。自発的に進みはしないでしょう。
法整備はすぐには進まないでしょうし、何よりも重要なのはメディア教育だという声もあります。
ネット文化はまだ若く、親世代ですら適切な利用・教育が足りていないということが指摘されます。
ネットで口汚く罵りあうのは子どもに限りませんしね。
長々と失礼しました。ご興味がおありでしたら、本など読まれると良いと思います。(現代のエスプリvol.492は割ととっつきやすいかもしれません)
こういった問題はより深刻に「なりすぎる」ぐらいにならないと広く認識されにくいのが悲しいですね。
法も大事でしょうが、何よりも大事なのは私たち一人一人の意識だと思います。月並みですが。