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Gpartedでのパーティション容量のリサイズ
- Gpartedを使用してUbuntuのパーティション容量をリサイズする方法について知りたいです。
- WindowsVistaとUbuntuのデュアルブートをしていますが、Gpartedでパーティション容量を増やすことができません。
- Vistaのディスクの管理でも容量を圧縮できませんでした。どうすれば増やすことができるでしょうか?
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問題は、HDDの物理的な構造と IBM PC/AT互換機としての基本仕様の二点にあります。 (つまりほとんどVistaの問題ではありません) 簡単に言えば、北海道と鹿児島にそれぞれ10平米の土地を持っていても 一部屋10畳の家を建てることができない。そんな感じの問題です。 少なくとも、IBM PC/ATでのパーティション管理は それぞれのパーティションを連続した領域として管理します。 HDDの物理構造としては、円盤を同心円として分けてシリンダーを構成し そのシリンダーを細い線として扱い、一定間隔で区切ってセクターとします。 ですから、物理的に連続したシリンダーとセクターがパーティションとなります。 パーティションは、始まりと終わりの情報で区切られ (不良セクタを除き)途中に除外する領域を許容しません。 LVMのような技術では、複数のディスクと複数のパーティションを 一つのボリュームとして管理し、単一のファイルシステムとして扱えますが インストール済みのシステムの起動パーティションに対して あとから、そういった追加パーティションを繋ぐことは、たぶんできません。 (Windowsの場合の正確な情報は知りません) ですから、基本的には、再インストールを伴う再構成が必要です。 Ubuntuのパーティションをイメージバックアップして そのパーティションも削除した上で、パーティション構成を変更し 書き戻すという方法もありますが… GRUBの設定などの問題を起こす恐れがあります。 MBRにGRUB(ないしGRUB2)があるのであれば その設定ファイルのあるパーティション指定の不整合 (GRUBによるメニュー自体出なくなります) GRUBに登録された起動オプションのうちパーティション指定にあたるものの不整合 (起動処理が始まらない場合があります) それに、/etc/fstabの記述との不整合などが起こり得ます。 (起動途中でKernel Panicで止まったりします) Ubuntuでは、/etc/fstabでUUIDによってパーティションを指定しているので 通常のコピーでの書き戻しでは正常起動できなくなります。 (パーティションを作り直しフォーマットするとUUIDは変わります) イメージバックアップではUUIDを維持できますが… すべてのイメージバックアップツールで、どういった手順を踏んでも UUIDの不整合が起きないのかどうかは未確認です。 (Windows向けソフトの仕様とか知りませんし) 私なら、二つめのHDDを繋いで、ddコマンドでイメージバックアップを行いますが ddは、デバイスへの直接アクセスを行ないますから /dev/sdaと/dev/sda1の指定間違いのような、わずかな間違いで 致命的なデータ破壊を起こす恐れもあり、充分に理解して使う必要があります。 GRUB2環境の復旧はやったこともないので不安がありますが /etc/fstab修正程度は、UbuntuやPuppyのLiveCDなどからでもできます。 UUIDを調べるツールが無い場合でも、デバイスファイル名に書き換えれば 暫定的には起動可能の/etc/fstabが作られます。 GRUB自体が起動すれば、起動設定を修正して起動することができます。 どちらも、それなりに知識は必要ですけどね。 GRUBやMBMの起動CDを作っておくのも良い心がけだと思います。 ちなみに、Ubuntuは、がんばっていろんなソフトを入れても システム自体だけでは、そうそう10GBを超えることがありません。 うちのメインマシン((Ubuntu8.04LTS,AMD64)で… dpkg -l|wc -lしてみると1747パッケージ sudo find / -xdev|wc -lで247938ファイルあるけど 8.9GBしか使っていません。GnomeとKDEの両方入れてますけどね…
補足
大変ご丁寧な説明、ありがとうございます。 どうやら、Vistaのパーティション容量を増やすには、 Ubuntuのパーティション容量を減らして空きを作り、 Vista側で新しくパーティションを作るぐらいしか、よい方法がなさそうですね。