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なぜ、野球だけグランドに一礼するのですか?
なぜ、野球だけグランドに一礼するのですか? よく知りませんが、学生の野球はグランドに一礼する習慣があるようです。 他のスポーツは一礼はあっても、相手選手や審判・スタッフなんかに向けての礼だと思います。 明らかに野球の場合、グランドに一礼しています。 何に対しての礼なのでしょうか? グランドは神聖なものとよく言いますが、清めの塩を備えている風もなく、 グランド周辺の道路を清掃活動をしている様子もありません。
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日本のラグビーでは、トップリーグから少年ラグビースクールに至るまで、グランドに入るとき、去るときには必ず礼をします。 これ、元々はイングランドから慶應にラグビーが伝わったときの習慣のようですが、今では、彼の地では廃れ、日本だけに残った習慣のようです(ノーサイドという言葉も、ほとんど日本だけらしい)。日本はある意味ラグビーの伝搬から考えると最果ての地なので、古い習慣が残ったのかも知れません。あるいは、礼に始まる武道の習慣との相性がよく、旧制高校や大学運動部で普及したという面があるかも知れません。 こういった習慣のイングランドでの起源では、原始フットボール(ラグビーに限らず)が、夏至や秋分といった太陽信仰に関係ある祭祀儀礼のとしての祝祭の一つとして行われていたからという説があります。キリスト教の神では無く、元々はアニミズムでの太陽崇拝などが起源のようで、それが、そのうちに守護聖人などに置き換わって、司祭の祝福を受けてゲームを行ったということでしょう。 そういう意味で、外国人選手でもグランドに礼をする選手であれば、心情的には日本人選手と同等という感覚があります。助っ人で来た選手と高校・大学を日本で過ごした選手の違いですね。 学生野球での起源は不明ですが、基本的には旧制高校や昔の運動部のなどの、バンカラ気質や武道への傾倒と愛称が良かったために普及したのだと思います。 また、これもラグビーですが、グランド開きやシーズンはじめ、正月に清めの酒をグランドに播くチームもあるし、盛り塩をするチームもあります。 野球でもこういうチームはあると思いますよ。プロ野球だってキャンプインに際しては、神主のお祓いの後、グランドも清めているはずです。
お礼
ありがとうございます。 祝福を受けるが起源ですか。私はラグビーに関して縁がないので知りませんでしたが。 でも、それはその司祭なり神的なものへの礼や表現ですよね。そう考えると理解できます。 大変、参考になりました。 そういえば、ウィンブルドンでも皇太子に挨拶しますね。具体性があります。 一礼は学生野球でよく見かけます。 彼らは、コンビニで買った昼飯の包装紙も片付けるわけでもなく、土以外の部分や周辺道路のゴミも気にかけません。 掛け声はいいけど、近隣に「いつも騒がしてすんません。」の姿勢もなく、集団で自転車走行してるし、草刈している委託業者へ挨拶するわけでもありません。 弁当を作ってくれた親にも感謝してるんだか。 (サッカーはさらにマナー悪いイメージあります。) 場所に対する感謝の気持ちもないくせにそう指導されるからそうしてるだけで、監督さえ意味も解らず指示してるんでしょうね。 いかにも、うちとこは、礼と品位ありますみたいにやってますが、 漠然としたものに一礼するより先にやることあるだろ?と思えてしまいます。 特に和ものでもなく、薄いふるまいだと認識することにします。