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この中間体の芳香性を教えてください
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noname#133813
回答No.2
ナフタレンのスルフォン化による求電子置換反応において、α位(速度論的支配)かβ位(熱力学的支配)のどちらに反応が起きるのかの説明かとおもいます。 ご質問のように、それぞれの中間体をすべて書いてみますと α位で起きる場合:5このうちベンゼン環(芳香族性あり)がそのまま残っているのは2個 β位で起きる場合:5このうちベンゼン環(芳香族性有り)がそのまま残っているのは1個 その結果、共鳴安定化によりα位が優先すると考えられます。 そこでご質問ですが、書かれている図は、非局在化共役系ですが、芳香族性の条件((4n+2)π、環状構造、平面である)には合わないのです。 今部屋の温度が35度、ボケたあたまでかいていますので不明な点がありましたら再度ご質問ください。
noname#160321
回答No.1
二重結合を動かしてカチオンがどの炭素に乗るか調べてみて下さい。 簡単だから私は図は描きません。 そうすると、カチオンがある場合、どこにも(2n+2)の芳香「環」が出来無いことが分かります。
質問者
補足
おしゃる意味はわかりますが double-bondを動かすと「この」中間体ではなく これと違う中間体になるのでは? そもそもこの問題は ナフタレンのbeta位付加の場合に生じた中間体の安定性についてのものなので beta位付加の場合 六つのresonance formが書けるでしょう、 で、Wiki(en)によると私が示したこの六つの中間体のうちひとつはどうやら芳香性をもってないらしい. おっしゃる方向でやると六つの中間体のうちのもう一つになるので この問題の意味がなくなります...
補足
つまり、この中間体のdelocalized pi systemのpi電子を8とカウントすべきということですね? 全体的に見て確かにそうですね でも、私の質問の意図はこうでした...右の6員環だけにフォーカスすると各炭素に1つのpi電子があることがはっきりですね.そこでこの環のpi電子が6つになりますね.それに一応conjugatedしてるし、これで芳香性の条件をすべて満たしたのではないかと思ったのです. ご回答から賜ったヒントからすると、 やはりこの右の6員環が左の環と結合してるところに位置する二つのpi電子はカウントされるべきではないんですね? この二つのpi電子はそれぞれのconjugating systemに属し、右端の二つのdouble-bondとひとつのconjugating systemを構成していないということですか?