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ロイス・マクマスター・ビジョルドについて教えてください。
ロイス・マクマスター・ビジョルドについて教えてください。 某所でレビューを読んで、興味を持ちました。 これから、作品を捜して読んでみようと思っています。 最初にどの作品を読むのがオススメですか? やっぱり「自由軌道」から読むのがいいでしょうか? それとも「無限軌道」か「戦士志願」でしょうか。 私は、作風の変化も楽しみたいので、シリーズの時系列より、原作の発表順に読みたいタイプです。 ご意見いただけたら助かります。 よろしくおねがいします。
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この「ヴォルコシガン・シリーズ」は、アメリカでの原作の発表順にしても、日本での発行順にしても、ストーリー上での時系列順には発表されていないので、過去の話になったり未来の話になったりするので、時系列順に読みたい人にはちょっとまごつくタイプの作品です。 個人的には、時系列順に読んだ方が、このシリーズの登場人物・世界観・歴史を理解するのに分かりやすいとは思います。でも原作の発表順に読んでも問題ありません。 幸いな事に、日本での発売順で第5巻になる「ヴォル・ゲーム」以降の各巻の後書きには「ヴォルコシガン・シリーズの年譜」というものが載せられており、その年譜(年表)を見れば、各巻の話がこのシリーズの歴史でいつ頃の話か、わかるようになっています。つまりストーリー上の時系列順が分かります。 ですから、原作発表順に読む場合でも、その年表を見ながら読めば、過去のどのあたりの話か、未来のどのあたりの話かすぐ分かり、理解を深める助けになります。 この年譜は「ヴォル・ゲーム」「名誉のかけら」「バラヤー内乱」「天空の遺産」「ミラーダンス」「遺伝子の使命」「メモリー」に載っています。 原作の発表順だと・・・ (1)1986年「名誉のかけら」 (2)1986年「戦士志願」 (3)1986年「遺伝子の使命」 (4)1988年「自由軌道」 (5)1989年「無限の境界」 (6)1989年「親愛なるクローン」 (7)1990年「ヴォルゲーム」 (8)1991年「バラヤー内乱」 (9)1994年「ミラーダンス」上・下巻 (10)1995年「天空の遺産」 (11)1996年「メモリー」上・下巻 となるので、原作順に読む場合、一番最初に「名誉のかけら」を読むと思うので、それなら「ヴォルコシガン・シリーズの年譜」も目にすると思います。きっと年表が参考になるでしょう。 ちなみに時系列順だと・・・ (1)「自由軌道」 (2)「名誉のかけら」 (3)「バラヤー内乱」 (4)「戦士志願」 (5)「喪の山(無限の境界に収録)」 (6)「ヴォル・ゲーム」 (7)「天空の遺産」 (8)「遺伝子の使命」 (9)「迷宮(無限の境界に収録)」 (10)「無限の境界(無限の境界に収録)」 (11)「親愛なるクローン」 (12)「ミラーダンス」 (13)「メモリー」 ここからは未訳で・・・ (14)「コマール」 (15)「シヴィル・キャンペイン」 (16)「外交特例」 となります。なお「無限の境界」は短編集です。 「ヴォルコシガン・シリーズ」はとても面白く、お薦めの作品です。
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- hunaskin
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ヴォル・コシガンサガですね。 私は最初に「戦士志願」を読んで主人公マイルズの魅力、抑制の利いた表現とモラルの一貫した作風に惹かれてすぐファンになりました(翻訳も良いと思います)。 で、その後、作品の本国での発表順通りというわけでもなく続巻が刊行されたわけですが 「自由軌道」は「戦士志願」の200年過去の物語で、これは外伝的作品と言う気がします。 「名誉のかけら」はマイルズの両親が出会い、結婚するまでの話「バラヤー内乱」はマイルズが誕生する前後の話です。これらも、私は前夜譚のように感じています。 このシリーズ、おそらくですが、最初から全ての構想が固まっていたわけではなく、第一作発表後に後付けで過去を書き始めたんじゃないかと思います。おぼろげながら設定にブレがあったりするような気もしますし。 その第一作が「戦士志願」なわけですが、その後のおよそ15年についてのマイルズの物語、「ヴォル・ゲーム」「無限の境界」等作品群はこれも作品内の時系列通りに発表されているわけではありません。 また、本国での刊行順でこちらも刊行されているわけでもありませんし、こちらでは未刊の作品もあります。最新刊は「メモリー(上・下)」です。 実は各作品の作品内時系列というか簡単な年表が後続巻の巻末にあるのですが、私の手元にある「戦士志願」にはそれがありません。 もしかしたら重版された版ならそれ追加されているかもしれません。 と、いうわけで まずは「戦士志願」をお読みになって、気にいられたらその後に時系列順あるいは刊行順に読み進めるかお決めになるのがよろしいんじゃないかと思います。 ※創元推理文庫の新刊予定ではこのシリーズ、2月予定が4月になり年末になり遂には未定、その後忘れたころに刊行ということが何度か繰り返されています。長年にわたってやきもきしています。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、作者が全体構想を決めてから書いたものではなさそうですね。 また、それゆえに、ますます原作発表順に読む楽しさもありそうです。 本編の1作目は「戦士志願」ですね。 地元図書館では見つからないので、地道に探してみます。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 SFのシリーズを読みたい気分になるのは久しぶりです。 昔はSFばかり読んでいたんですけどね... 詳しい原作発表順を記載していただいて助かります。 「名誉のかけら」が最初だったんですね! それは意外でした。 年譜もあるのは助かります! 昔、あるシリーズにはまっていた頃、そういった年表もなかったので、自作したのを 思い出しました~ 「名誉のかけら」は幸い、地元図書館にあったので、早速予約してみます。 ありがとうございました!