「ペットフードが完璧に栄養計算されている」かどうかは、メーカーによります。
高ければいいというものではありませんが、安すぎるものは、中身はほとんどトウモロコシのカスや小麦フスマだけ。なんて粗悪品も多いですよ。
だいいち、ペット用食品にはろくな法規定がありませんので、保存料も、塩分も、油分も、糖分も、防腐剤も、入れ放題ですから。
(それらを入れず、人間の食用として認可が下りるようなものにすると『税金が多くかかる』場合もあり、わざわざ節税の為に添加物を入れる場合もあり)
特に半生フードは、柔らかい状態をキープする為にものすごく多種の薬品と糖分が入っています。
添加物の心配のない手作り食が一番いい。とも言い切れません。
手作りで犬の栄養バランスをうまくとってあげるのは大変。
必要なカロリーを毎日満たしてあげるだけでも、難しい場合が多いです。
「手作り食はじめました!」とネットやなにかで宣言する人は多いですが、その中で「何年も続く人、何年もそれで犬の体調を維持していく人」というのはとっても少なく、
たいがいの場合最初は「手作り食サイコー!」という記載をしつつ、「その後、手間が多すぎてやめました」とか「犬の体調がおもったよりよくないのでフードに戻しました」なんて事は絶対書かず、ひっそりとフェードアウトしていきますね。
また、どんなにいいフード、完璧なカロリーと栄養の手作り食だとしても「その子の体質に合うかどうか?」が一番重要で、
誰かが「これがうちの犬にはベスト!」と言う食べ物が、あなたの愛犬にもベストだという保証はなく、かえってお腹を壊す子もいます。
どんなに「良い」といわれる食品も、妄信するのはよくありません。
よくワンコの体調や毛艶、顔色、ウンチの様子をみて、「体質に合っているか?」を見極めてあげるのが重要です。
なお、お野菜ですが、これもまた「その子の体質によります」としか言えません。
本来、犬の祖先は野菜を消化できませんでした。
いまは、長年人間と一緒に暮らしてきて雑食化してきた事によりかなりうまく消化できる子もいるのですが、やはり苦手な子もいます。
野菜の消化が苦手な子に野菜を与えると、腸に溜まって腐敗しガスが発生して病気になる事があります。
これは、野菜自体の安全性とは関係のない問題です。
ヨーグルトや納豆などの発酵食品も「乳酸菌で体調がよくなる」子がいる一方で、「発酵食品を食べさせると腸捻転をおこしかける」なんていう子もいます。
ならば肉ならいいか?ササミなら脂肪も少ないしオヤツに。と思っても、
精肉だけを与えるとリン(肉に含まれる成分)とカルシウムのバランスが崩れ、よくない場合もあります。
と、散々脅かしましたが。
うちの犬は、手作りとカリカリフードを3:7くらいの混合で食べています。
手作りといっても、人間用の食事を調味前に取り分けたり、キャベツの外側とかにんじんのきれっぱしを肉と煮たものなど。
時にはキャベツの芯を生で与える事もありますが、消化できているようです。
ニンジンは細かく切るかピューレ状にしないと消化しないですね。
「他の犬に与えてどうだったか?」を聞くのは参考にはなりますが、確実な保証にはなりません。
「あなたの犬の体質」を見極めるのが大事なので、与えるのでしたら、最初は茹でたものを少量から。それがウンチにツブツブ残ってでてくるのか?消化されるのか?をチェックしてあげてください。
与えた野菜がウンチにツブツブ残ってでてくるようなら、消化されていないので以後与えないか細かく刻んだりピュレ状にしてあげる事。
ゆでたササミや軟骨、レバー(少量)をあげても喜びますよ。
ゆでたササミやレバーをレンジでチンしてカラカラにすると、自家製ジャーキーも作れます。
市販品は肝臓に負担をかけるので与えませんが、自家製は安心度が高いですし犬も大喜びです。
また、小麦がOKな子でしたら、少量のレバーや鳥ひき肉入りのクッキーを焼いてあげては?
スキムミルクも入れれば肉とカルシウムのバランスもよくなりますし、野菜よりも消化が良いのは確実なので。
ネットで検索すると、レシピは様々でるとおもいますよ。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。ご回答ありがとうございました。 たくさん教えていただいて感謝してます。 ドッグフードのみが一番!という獣医師やブリーダーもいるのですが 私もちょっとだけなにかあげたくなっちゃうんですよね。