「親子リレー返済方式」は、文字どおり「親のローンを子が引き継ぐ」というカンジになります。
親が「主債務者」となり、子は「連帯債務者」になることが多いです。
親に収入がなくなり住宅ローンの返済が困難になったら、承継者である子が返済する…というカンジです。
ですが、契約上は「連帯債務者」ですから、当然に当初から債務者としての責任は負っています。
子世代の既存の借金については、返済負担率を計算する際に、借金として加えるところもあれば、軽減して考える…というところもあり、さまざまです。
また、一口に300万円と言っても、それが、親や子の収入に対して、どの程度の割合を占めることになるか、収入の多寡によって異なりますよね。
ですから、「いくらの借金がある」というだけでは判断はできません。
あと、銀行等民間金融機関で「親子リレー返済方式」を利用する場合、「団体信用生命保険」への加入は「子世代」であることが義務付けられていることも多いです。
一般的な住宅ローンであれば、債務者本人が「団体信用生命保険」に加入するようになっていまして、本人が死亡すれば、保険金により住宅ローンの残債は帳消しになります。
ですが、「親子リレー返済方式」で「団体信用生命保険」に加入しているのが「子世代」の場合、債務者本人である「親」が死亡しても、保険金は支払われませんから、住宅ローンの残債はそのまま残ります。
> 審査の基準はどのようなところに重点を置いているのですか?
こちらに関しては、どのようなローンの審査であれ、お教えすることはできません。
外部秘となっている話ですから。
(なので、その端緒がもれないように、住宅ローンの審査でNGとなった場合でも、NGとなった理由を教えないんです。)